内P終了に思う -芸人再生工場-

内村プロデュースという番組が幕を閉じた。
彼等らしい終わり方だった。
5年にもわたり深夜に君臨したこの番組を振り返ってみたい。

「内村芸人再生工場」

この一言につきると僕は思う。
内村プロデュースは駄目になりかけた芸人達を沢山救った。

さまぁ～ず。
ふかわりょう。
TIM。
有吉弘行(元猿岩石)。
etc

本当に沢山の芸人達を再生させた。

内村プロデュースとは

”簡単に滑れる土壌がある番組”

と僕は考える。
滑ってもそれが”おいしくなる”ような演出をスタッフが行い
ぐだぐだで、意味もない、内容も無いものを
どこかで笑えるものにして見せた。
出演者の芸人とスタッフが一丸となって笑いを探求したのだ。

それが出演陣を変えていった。
滑るのが前提なのだ。
怖いものなど何もあるはずが無い。

そうやって出演者たちは自分達の位置を見つけていった。

分かりやすい例を挙げれば、ふかわりょうは番組開始当時
シュールを売りにしようと必死だった。
今では”3大いじられ芸人”などと呼ばれるように変化を遂げた。
(ちなみに残りの3大は出川と山崎)

そういった土壌を内村プロデューサが作り、そして適当に回すことで
芸人を再生させていったのだ。

僕の友人がこの番組をこんな風に呼んでいる。

「月曜日のオアシス」

それを聞いた当時、そんな大げさなものかと、頭に”？”が浮かんだが
振り返ってみてこの言葉の重みに気付く。

内Pは
お笑い好きにとってのオアシスであった
そしてお笑い芸人達にとってのオアシスであった。

砂漠に浮かぶ蜃気楼のような、今のTV業界では考えられない
単純に笑いを追及できるオアシスを
内村プロデュースは実体化した！！

内Pはまた蜃気楼になった。
しかし、それで良いのだ。
彼らにもうオアシスは必要ない。
厳しい砂漠へまた戻り力強く進めばよい。

そして番組最後、卒業証書などの涙を誘うような演出の後に
いとも簡単に内村Pがこう叫ぶ。

”1ヵ月後のスペシャルでお会いしましょう！！”

これぞ内村プロデュース！！！
最後に最高のプロデュースだ。

砂漠に戻った芸人達と
オアシスという蜃気楼との追いかけっこがまた始まる。

コメント 8

内Pについて、ほとんど同じ印象です。
言葉で記すのは難しいけど、とっても絶妙な空気の番組でした。

一つ、個人的な意見を言わせてもらうと、ふかわの存在と、三村の存在が、必要不可欠に機能していたと思います。

ちなみに、どちらも、デビュー当時から大ファンです。ふかわりょうは大学の後輩でもあり、初のビデオも持ってます。
by boribori (2005-09-29 01:46) 

元気なおじさんたちが好き放題やってる、って感じが大好きでした。
また、テロップの使い方もうまい番組だったと思います。
エンディングでは不覚にも涙が出ちまいました。
そういうんじゃないのに！そんな自分が悔しいです。
スペシャルが今から楽しみです。
by pokapoka-0306 (2005-09-29 18:37) 

そう、まさに「月曜日のオアシス」よ！
これからどう月曜日を乗り切ればいいのやら・・・
レッドゾーンや猫男爵を他番組で見れることはないんだろうなぁ。
せつないにー。
by にょろよ (2005-09-29 23:29) 

>>boribori さん
ふかわのビデオですか！！？？ちょっと意外ですね(笑)
芸人のよいところが見れる本当に貴重な番組でした。。。
ふかわと三村はこの番組で本当に得したと思います。

>>piyoko　さん
そうですね！！テロップの他の番組と違って
かなり安心して見れました。
指摘ありがとうございます！！

あれは泣いてしまってもしょうがないと思います(笑)
僕もかなりグッときました。

>>にょろよ
どんな番組が始まるにせよダメージでかいよね。。。
定期的にスペシャルが放送されてばよいのに！！
かなしいにー
by すなけし (2005-09-30 01:02) 

スペシャル楽しみ～♪見逃さないようにしよっと。
実は三村、大好きなんだよね～結構タイプ。（笑）
by misatot (2005-10-01 22:35) 

misatotさん、コメントどもです～～
三村がタイプ！！？？
あのエロエロトークに着いて行けますか！！？？(笑)
by すなけし (2005-10-04 01:16) 

さまぁ～ずですよ。
誤字。
by バイセコー (2005-12-28 00:18) 

バイセコーさん、ご指摘ありがとうございます。
修正いたしまいた。
by すなけし (2005-12-28 01:00)