アンガールズから目が離せない

オオギリンＺを見てから、どうも彼らが頭から離れない。
何かが胸につかえて気持ち悪いのだ。
どこに行き着く文章になるか分からないのですが
本日はアンガールズについて書きたい。

先日のエントリでも書いたのだがオオギリンＺでの
アンガールズ田中の回答は素晴らしかった。
発想が飛びぬけている分けではない。
しかし大きく外さないのだ。
”自分が何を求められているのか理解している”といった印象を受けた。

お題に対して面白いことを考えるのが本来の思考過程だろう。
しかし彼の場合、まず出題者が求めているであろう回答を推測し
その中で面白い回答を選択しているように見えた。
相方の山根が”田中は器用なんですよ”と発言していたが
本当にそのとおりだと感じた。
そういった意味で客観性に優れているといえよう。

彼らは2パターンのコントを持っている。
１つは長編コント。
もう１つは”ジャンガジャンガ”でおなじみのショートコントだ。
オオギリンＺで認識した彼らの特性から考えると
長編コントは”自分達の気持ち悪さ”を客観視して
気持ち悪さを際立たせ、笑いにしていおり
ショートコントは日常を客観視して
ふとあるグダグダな状況を綺麗に切り出していると見えなくもない。

また全体的に言えることとして
彼らのコントは極端にテンポが遅い。
誰でもピカソでそれに言及していたのだが
自分達の活舌の悪さをカバーする為にはこの方法しかなかったと
田中が話しており、ここでも客観性の高さが伺える。

でもこれだけでは何かが足りないような気がするのだ。
「完全な予定調和の不協和音」を奏で続ける彼らを説明するには何かが足りない。
たぶんこれが胸につかえた何かなのだ。
キャラクターで片付けられない何かがそこにありそうな気がしてならない。

さて、どこにも着地しない文章になりかけている。
見極めてから文章にすればよかったのだが、書かずにはいられなかった。
それほどまでに僕は彼らの能力の高さを認識した。
僕は彼らは司会等が出来ない、いじられる側の芸人だと思っていたが
その逆も実は出来るのではないだろうか？
そんな番組を是非見てみたい。

コメント 5

＞彼らのコントは極端にテンポが遅い。
＞誰でもピカソでそれに言及していたのだが
＞自分達の活舌の悪さをカバーする為にはこの方法しかなかったと
＞田中が話しており、ここでも客観性の高さが伺える。
私もこの番組観てました。
たけしさんが「ヘタウマ」と評してましたね。

ネタを作っている田中さんの潜在能力の高さに
いつも驚きながら笑っております。
by 茅ヶ崎住人R (2005-04-12 01:54) 

はじめまして、madamと申します。

アンガールズは最初キモッとどこか受け付けなかったのですが、
パートナーの影響もあり、特にお笑いに深い興味があるわけではない私が
今では二人でアンガールズごっこ
（ぐだぐだな事を言い出して、突っつきあう、下らない、笑）
までするに至るくらい、アンガールズから目が離せない今日この頃であります。

たまたま昨晩深夜、彼らが司会している『先端研』という番組に遭遇しました。
ローティーンのファッションをした二人がローティーンの雑誌を研究するという、
セットも何もなかったシンプルな番組でしたが、
独特のぐだぐだ感が楽しかったですよぉ。
by madam (2005-04-12 10:54) 

>>茅ヶ崎住人R さん
こんばんはです。そうです、その回です!!
今更ながらに彼らの能力の高さに感動してしまいました。
ちょっと反省してます(笑)

>>madam さん
はじめまして、こんばんは。
キモさの奥にポップさがあるような気がするのは僕だけでしょうか？(笑)

「最先研」って先週から始まった番組ですよね。
僕は先週何気なく見ていたのですが
独特のグダグダ感を感じる前に「ふ～ん」と通り過ぎてました(こちらも反省)
情報ありがとうございます、絶対来週はチェックします!!!
by すなけし (2005-04-13 00:37) 

アンガ、いいっすよね～。
これからの活躍がますます楽しみです！
by ピカチュウ (2005-04-24 19:29) 

ピカチュウさん、こんばんは。
僕も楽しみなんです～～別エントリで書いたのですが
そうとう彼らが根に持っているお笑い魂が熱い!!と感じる今日この頃です。
by すなけし (2005-04-24 23:15)