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HP-AL300-SA リワインドBe!な話 [ヘッドホン&レビュー]

巷で音漏れが酷いし音が悪い、ファッション性だけで音が腐ってる、使っている奴は糞耳・・・・・・等々散々な事を書かれているイヤークリップ型です。確かに音の悪い製品も沢山ありますが、それはどのジャンルのヘッドホン・イヤホンにも言える事で、五十歩百歩。(あれ?使い方変?)

イヤークリップ式の中でダントツの人気機種といえばオーディオテクニカのATH-E~シリーズ。アルミやチタン、木のハウジングで高級感を醸しだし(実際高いけど・・・)、見事に顧客のハートを鷲掴み。音は繊細で高域寄り。
KOSSはポタプロのドライバーそのまま耳掛けにしたKSC35。その後KSC50、KSC75と手軽にKOSSの低音を楽しめる機種として人気があります。
VictorのHP-AL700、Al500も音の評価は高く、耳掛けにしておくのが勿体ないとまで言われてました。確かに、勿体ないぐらいに大きい・・・(--;

うんで本題。HP-AL300です。現在売られているHP-AL301はやや高域寄り。もっと低域が出て欲しかったので、AL301に比べて低域寄りな周波数特性のAL300をずっと狙っていました。当然、安く!(笑)

装着感は・・・耳掛けにしては重めの39g。巻き取りのバネとそれを納めるハウジングの合計です。耳にあたる部分は柔らかめのシリコン素材で、重さの割には掛け心地は悪くないです。耳に掛けて一度ぐっと押さえると違和感なく固定されます。思った以上に耳に張り付きますが、あまり強く締めると耳が痛くなってきます。

遮音性・音漏れ防止対策ほぼ無し(笑)。低音気持ち弱め+中域やや薄い+高域やや強調された音作り。低音はドンと力強く出ませんが、かなり下の音までちゃんと聞こえます。ハット、シンバル辺りの高域がやや持ち上がり気味。一番耳に付く辺りですから、音漏れのシャカシャカは全開状態です。ただし、思ったよりきつさが耳に付きません。またこのバランスのおかげで、ストリングスや弦楽器の響き、オーバードライブ等のギター音が際立ち、やや篭もり気味の音源に対しても一枚ベールを剥いだように聞かせます。
ヴォーカルは低域の膨らみ(ふくよかさ)は少し削がれ、少しシャープな感じで鳴ります。

繊細・・・とまではいかないものの、とにかく高域が強いために、音の分離・分解能は比較的高い方です。密閉のようなはっきりとした定位感は得られませんが、概ね良好(装着具合にもよりますが)。広く開放感もあります

まだ20時間程度のエージングですが、今のところは満足な傾向です。

特徴である巻き取りの機構の為にケーブルが細く、また、巻き取った後の癖や引っ張る事の繰り返し等々ケーブルに対する負荷が気になるところです。まぁそのくらいは普通に考えれば対応済みと企業倫理を信じてみたいところですが・・・。小さめの袋(SONYのMDR-EX71の袋など)に入れてしまえば持ち運びは楽チンです。

これからの暑い季節に、耳掛けに偏見を持っていない人に、電車・バス内で使わない人に、ゲーブル(シールド)の長さが気になる人に、耳掛けで普通に聞ける音を探している方に、大きなヘッドホンが暑いとお嘆きの方に、お薦めです。

(追記)
30時間を超えた辺りから低音に深みが付いてきました。まだ高域のシャリ付く感じは抜けません。というか、抜けそうにもありません。これで音のバランスを取った音を他のヘッドホンで聞くと、かなり意図したものと違う音が出てきました。周波数特性の癖は強めのだと思います。でもハマると美味しい音ですね。う~ん、当初の目的が・・・( ̄  ̄;


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