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豪華寝台特急カシオペア展望室乗車記(後半) [旅行写真館]

都心を離れ、緑が流れていく風景を完全に独り占めできます。
カシオペアは全室個室なのですが、1室しかない展望個室だけは
格別に他と違った満足感が味わえます。
この季節は日が長く、夕闇が迫る7時過ぎまでゆっくりと風景を楽しめます。

後ろに流れ行く風景は、先頭から迫ってくる風景と違って
ゆっくりと、ボーっと眺めることができて、精神的にすごく癒されることを実感しました。
長距離列車は旅立ちを実感できる最後尾の展望車両が最適であると思いました。

カシオペア専用のお弁当を注文しました。
連結されている食堂車でもフランス料理が楽しめるのですが
ここはやっぱり個室で、ゆっくりと旅の醍醐味であるお弁当を楽しみます。

三段重ねのスペシャル弁当は、北海道の季節の素材を贅沢に使った
カシオペアの名に恥じない素敵なお弁当でした。

こちらは大宮で嫁の両親が差し入れしてくれたスイーツです。
フルーツ大好きの自分には食後にうれしい一品でした!

あっという間に仙台です。
室内には航空機で見るような現在地走行を示すカーナビがついています。

食後は展望食堂車に出かけてバータイムを楽しみました。
夏休みなので家族連れも多く、皆、幸せそうなひと時を楽しんでいます。

ラウンジカーも連結されていて、こちらは24時間いつでも誰でも自由に利用できます。
カシオペアは内装や照明のデザインが非常に洗練されていて、それも魅力の1つです。

ラウンジカーには思い出ノートがあり、乗客達が記念に思いを刻んでいます。
読んでみると・・新婚旅行、卒業旅行、定年祝いなど、人生の節目にカシオペアを
利用する方の書き込みが多く見受けられました。
自分も頑張って働いて住宅ローン完済記念の書き込みをしました。
カシオペアはそんな人生の記念にふさわしい特別な列車なのです。

夜もふけてきたので照明を落とし、レールの心地よい音と振動を楽しみながら眠りにつきます。

=追伸=

しかし、ここで寝てしまってはもったいない・・・

ということで、青森ではスイッチバック(青函トンネルを抜ける前に機関車を最後尾に連結し
逆方向に走る)や海底トンネル駅(竜飛海底駅)通過、五稜郭でのディーゼル機関車連結シーンなど
盛りだくさんの鉄道マニアのイベントに寝る間もありませんでしたが、マニアックなので割愛します。



 

五稜郭を過ぎると朝焼けが美しい北海道の風景が見えてきます。

静寂の中をしなかやにカシオペアは北の大地を走り抜けていきます・・

朝の指定の時間にモーニングドリンクと新聞のサービスがあります。

天気もよく、広々とした草原は北海道に来たことを実感させてくれます。

朝食はゆっりと展望食堂車でいただきました。
この他にもデザートもついて、しっかりした朝食が楽しめます。

ラウンジカーでは北海道の風景が180度で満喫できます。

9時には終点の札幌に到着。
まったく旅の疲れを感じさせません。

カシオペアの旅は目的地までの旅路が300%楽しめて、終着駅がまた旅のスタートとなります。

本当にあっという間の夢のような時間は、今までの鉄道旅行の中でも、そして、これからも
最高の思い出になることは間違いないと思います。


これからカシオペアに乗車を検討されている方へ

カシオペアはツイン、デラックス、スイート(メゾネットタイプ)、スイート(展望タイプ)とありますが、絶対に妥協しないでスイート(展望タイプ)に乗ること(それも札幌発ではなく、目の前に機関車がない上野発)をオススメします。

若干、値段が違うだけで数十倍の感動と満足感は保障できます。
正直、展望室以外はどの部屋も大差ありません。

複数の代理店で違う日に予約を入れて気長にチケット運を待つか
ビューカードの会員特典の電話予約を利用するか
時間があるなら10時ジャストにJR予約端末が確保できる最寄の緑の窓口の
担当者にお願いしてチケットを取るようにして下さい。
芸能界一の鉄道マニア「タモリ」のコネを使ってしても裏口入手はできません。

ネットで高額で取引されていますが、定価でとってこそ価値があるものです。
チケット獲得からカシオペアの旅が始まり、その困難をカシオペアは十分に癒してくれます。

札幌全日空ホテル

札幌全日空ホテル

  • 場所: 北海道札幌市中央区北3条西1丁目
  • 特色: 札幌市の中心に位置する26階建ての超高層ホテル。

小樽運河前 ホテル ソニア

小樽運河前 ホテル ソニア

  • 場所: 北海道小樽市色内1-4-20
  • 特色: 運河のガス灯が灯かり始める夕暮れ時 運河沿いならではの景観と日本海を堪能できる小樽運河前に建つ英国風アンティークホテル 

定山渓温泉 ぬくもりの宿 ふる川

定山渓温泉 ぬくもりの宿 ふる川

  • 場所: 北海道札幌市南区定山渓温泉西4-353
  • 特色: 2001年5月リニューアルオープン、民芸調のふるさとの様な宿屋。(旧 定山渓パークホテル)


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コメント 6

素敵な旅の日記 読ませていただきました。
どこへ旅に行く時も 愛車のワゴンでかっ飛ばす我が家。
たまには運転を任せる旅も素敵だなぁと思いました (☆^ω^)
by (2007-07-28 21:43) 

kumasu

素晴らしい旅でしたね~☆
カシオペアのお弁当も美味しそうです[らぶっ]
バータイムの雰囲気も最高に良いですね~!!
一生に一度乗ってみたいなぁ~と考えてしまいました♪♪
by kumasu (2007-07-28 23:23) 

素晴らしいカシオペアの旅ですね。
ウチのダンナ君が見たら垂涎モノです!って見せますが^^
きっと自分も乗りたいと言う事でしょう。
ゆったりと鉄道を風景を楽しむ旅、最高のご褒美でしたね!
by (2007-07-29 23:39) 

えだまめインコ

yukaさん
[にこっ]
いいですよ~鉄道の旅
嫁はカシオペアに乗る前は車派でしたが
今では完全に鉄道派になりましたよ。

kumasuさん
[にこっ]
バータイムはすごい雰囲気が良かったですよ。
あれで、禁煙にしてくれて、ピアノなんか演奏されたら
絶対に口説けちゃいますね。。って誰を??

みるみる★さん
[にこっ]
是非、是非、ダンナ様と乗って下さい。
うちの嫁は感動して、今では鉄女になりつつあります。
本当にいい思い出になりました。
by えだまめインコ (2007-07-30 19:41) 

とても素敵な旅。。それも贅沢な鉄道の旅でしたね。。水郷も一度こんな贅沢を味わってみたいです。。
by (2007-07-31 20:51) 

えだまめインコ

水郷楽人さん
[にこっ]
実は、海外旅行と同じくらいにお金かかりました。
でも、それ以上の満足と感動はありましたよ!!
by えだまめインコ (2007-08-04 17:02) 

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