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う)UDON [映画(あ]

(香)川県出身の友人と、一緒にみてきました。

…良かったです。

82点。

事前の毒映画:Save Our Moviesはなし。
東宝配給系は、大丈夫のようである。Good!!

さて、朱色会はうどんも好物であるがそばとどっちといわれたら
東北生まれ育ちなので、そばですな。稲庭うどんさんごめんなさい。

この映画は、踊る捜査線のヒットのご褒美に、
フジTVが、すきなもんやってよし、と(香)川出身の監督に
プレゼントされたもんだから、ほんとうに好き勝手にやっており、
ちょっと空回りしているところがあるけれど。伝いたい本流が
はっきりと表現されており、
独りよがりな立ち食いそば映画であるおしい
の映画とは一線を画すできばえとなっている。

うどんのすきなひとは、楽しめる映画です。

ただし、伝えたいプレゼントは、かなり高度なテーマであるため、
鑑賞中にそれをゲットするためにはかなりの映画リテラシーが要るだろう。
それで、見た人向けにいくつか書いておこう。

1.いつもそこにある存在が、一番確かで強い
食べ物を志すことになった人たちを代表する想いがこめられていた
「うまいもんを食べたら、みんな笑うだろ。」
食べ物で笑えたら最高だ。あ、おいしいと思うだけで確かに口元は緩む。
そう、食べ物を人生の生業とした人たちはそのことがよくわかっている

自分の仕事が、ダイレクトに楽しみとして供せられ、なんとその場で
確かめられるんだね。自分のつくったものが喜ばれ、楽しみとなり
頼りにされる。そんな職業が、食べ物をやることになったひとたちの
大きなエネルギーとなるのだ。

いつも寡黙な(香)介の父親、確かに笑いがおを家族に見せたことがないのだろう
しかし、ずっとずう~~っと麺を打ってきた。そのエネルギーがどこから沸いていたのか
は、映画のラストシーンでのおやじさんの
にっこりとした表情に表れている。
自分の成した仕事を、お客さんが喜んでくれる。これを体験したならば
やめられなくなるのだろうな。
朱色会も、あのような「にっこり」してみたいたいな~
「にっこり」して、みたいなあぁ(2回目)

夢って、東京とか、ニューヨークにあるように思いがちだけど、本当は
そんなことない。田舎にだって夢はある。

監督もこどものとき、製麺所に通っていたのだろうか
そして、青年の旅立ちのときに、連絡船のうどんをすすったのだろうか
…そんなことを考えた

2.息子と父の絆
ま、こちらを書く人のほうが多いだろうが朱色会も感動の整理のため、
たな卸ししておこう。この節は「男子専用」なり。
息子と父親は、反目しあうのはどの家庭もそうだろう。
それは、男同士として「いきかた」について意見が異なってくる。

あなたと同じ人生をやりますなんて奴いない。
おやじとは異なる生き方を見つけていくのだ
それで、大概衝突するのだ。
しかし、それは決裂するためにそれをするのでなく、
男として生まれたからには、自分でやりたいことを見定め
果敢に挑戦していく姿勢が大切なのだ。

さびしいことだがやはり親たちたちが…先に…この世を旅立っていく(泣
だから、自分ひとりで歩いていける、そして誰かを支えていくために力を得るためには
「親離れ」しておく必要はある。

この映画は、「だれかさん」に見てもらいたいのだろうな
だれかさんとはいわなくてもわかるね。そしてもう一人いや二人か
だれかさんの親御さん。

あの世に行く前に、それを託していけるなら、
ほかに託すものなんて、たかが知れているのかもしれない。

3.その他
ユースケのわざとら演技は天性のものなので、これは怒ったってしょうがない。
彼の芸風として認めてあげよう。それなりにひたむきにやっている
あの芸風こそが、彼の「うどん」なのだ。

そしてをサポートする2人の女性。コニタンと京(香)さんの演技がうまくサポート
されているなあと感銘しました。いいなぁ。お二人とも。


この映画には、たくさんの香川県出身の芸能人・タレントがでております。
ナンちゃんもうどん、すすってたんだね。
明子さんもうどん、すすってたんだね。
みんな、ちゅるちゅる、すすってたんだね。

まとめ。踊る捜査線軍団の映画なんて~という方、予見を持たず、素直に
肩の力を抜いてごらんください。貴方も、いくつかの答えを
見つけることでしょう。この映画の良さに、気づいてください。




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