ぷ)立喰師列伝 & プロデューサーズ [映画(は]
エンターテイメントの観点で
和洋の鬼才の作品を続けてみた
【立喰師列伝】
うーん…第一印象は、
『よくぞつくった』
『そしてよくぞこの世に出した』
…だれもとめなかったのかな?
押井サン…「惜しいさん」になってしまった…嗚呼…
立ち食いは、『うる星やつら』のころからちょろちょろでていた
まァアイデアはいいと思う。思い入れが強いことは解る。
だけど「突き抜け」過ぎ。付いてこない観客多いととおもうよ。
映画をつくるときの観客への【媚】を全廃したものを作りたかったのだと思う
しかし、表現者ならばせっかくコストをかけるのだから
観客のココロに残る工夫までしないというのは殆どの観客は困る。
ムズカし過ぎ。
「わかるやつだけわかれ」はだめだよ。笑いが高尚すぎ。
それで上で述べた印象となってしまう。
また、ジャパンオリジナルな食や歴史を背景にするのもどうかな?
この国際化の時代に…
延々とナレーションが入る。正直五月蝿い。ラジオでやれば?
最後までイイタイことがわからない…
…さて、ごらんになった読者のみなさん。ご唱和ください…
『金ッ!! かっえっせーーーーーーーーーーーーーッ!!!』(久々)
評価:25点(よほどのコアな押井ファンでも消化不能)
ちゅから、ちゅから。
【紅い眼鏡】の時と同じ間違いを犯したね。
若手の【勢いにまかせた実験映画】ならば笑って許したのだが
残念ながらそうではない。世界に代表する映画監督が
このような、ひょうろくだま映画を、世に出してはならない。
まさか押井映画で口直しをするはめになろうとは…結論…駄作です。
憮然とした表情で映画館をあとにする観客が殆どであったことを
とどめとして書いておく。下記の映画を観たあととなっては、
「どんな映画だったか、ほとんどなにも覚えていない。」
(↑の記事は映画と映画のインターバルに書きました。)
「…でなおしだね。」
ーーー
【THE PRODUCERS】
こっちはヨかった。
ミュージカル映画+冒頭からアクターのテンション高いので
バターケーキがニガテな人はなれるまで時間がかかるけど
先に観た映画とくらべて『媚』のオンパレード。
しかし、それは確信犯。
「観客に、楽しんでもらったもん勝ち」という姿勢だね。
とにかく、キャラクターが全員素晴らしい
押しの強い俳優がおおくて、
主人公のマシュー・ブロデリックが陰るときもあるが
そのかわりヘンで楽しいサブキャラクターたちが煌々と終幕まで光り輝く
…日米のエンタメ映画を1日でみて比べるとわかったことだが
人生におけるかぶき方の考え方が根本的に異なることに気がつく
日本は
『苦しみに耐えながらかぶく』
ハリウッドは
『何が何でも、どんな状況であろうとも楽しみながらかぶく』
と、まったく異なる。
ユマ・サーマン。あなたはどこまでエロいのだ。
ネイサン・レイン。プロデューサの苦悩を笑いとともに贈ってくれた。
真の主人公はこちら。
マシュー・ブロデリック。
一介の会計士からプロデューサへの転向とサクセスする主人公。
どたばたの中心にいつもいる。マシュー節(マジメ君振り)は健在。
舞台シーンも体が動いていた
ゲイリー・ビーチ。ある意味この映画になくてはならなかった人。
演技のセンターを担っていた
ロジャー・バート。いるいるこういうオカマ…を完璧にコピーしていた
ホントに演技なのか?
ウィル・フェレル。さまざまなハリウッド映画のバイプレーヤを果たしてきた
確実で(無骨な)演技が光っていた。
評価:72点。(油っぽいの平気という方向き)
おっと、これから観る人は、この映画も最後の最後まで立たないように。
客として本当のミュージカルと同じ振る舞いをお願いしたい。
「ぶらぼー。」
人生のつらさ・悲しみまでも「からっ」と笑いで見せつけられる。
ハリウッドの人間としての暖かさ・強さ
そして多国籍なタレントたちの巣窟であるショービジネスの
過酷さと楽しさをすべて笑いでくるんで、へんなおじさんときれーな
ねーちゃんたちが笑い・踊りくるう映画だ。
「ううぅ…人生なんて…人生なんて」とココロが沈んでいる方
…極おすすめします。肩の力を抜いて「からっ」と楽しんでください。
ーーーー
いつもの喫茶店にて…
そばVSフランクフルトの戦いは、フランクフルトの圧勝であった
というつよい印象をもって、映画街を後にした。
明日も、もしかしたら映画。おそらくタイフーン
これから 辛口ブロガの講評を読んでから判断します。
おやすみ。
たのしすぎます!
コレを観てから頭の上にはウインナーを乗せなければ!と
固く心に誓ったこっちゃんでした。
・・・もちろんまだ実行に移してはいませんが(^o^;
伝書鳩も飼おうかな?
トラバありがとうございました(^o^)/はいるひっとら~♪
by こっちゃん (2006-04-09 00:54)
どうやら、同時にコメントを出し合ったようですね。
ご訪問ありがとうございます。役者さんの熱量の高さにあてられて
かえってきました。演技しているのが皆楽しそうな映画でした。
あんまり「歌映画」観ないんですけど、これは文句なく楽しめました。
by 朱色会 (2006-04-09 01:20)