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僕は妹に恋をする [自腹の映画たち]

僕は妹に恋をする (07/01/23) 募集規模:中
試写会募集数 0/930 自分の応募口数 0/8 

公式:http://www.bokuimo-themovie.com/

満足度:★☆☆☆☆
監督:安藤尋
出演:松本潤、榮倉奈々、平岡祐太、小松彩夏、浅野ゆう子
原作:青木琴美

う~ん。原作の頼の方がスキかも。
というのも、原作では、郁に手を出す前に散々考えて覚悟ができてるんですよね。
そこが潔いな・・・と思っていたので。手を出してからは、割と揺らがない。

本来タブーとされること(近親相姦)を堂々と描く・・・という原作を知っていたので、映画になんてしちゃっていいの??って思いました。
R指定な場面もそうだけど、近親相姦を肯定的に描いちゃっていいのかな・・・って。
でも、そこら辺がこの原作のオリジナリティだと思うんですよね。
映画ではやっぱりそこまでは描けなかったんだなっていう印象です。
原作のR指定な場面だって、単にエロエロなだけじゃなくって、二人の性格とか、それぞれの葛藤とか一緒に乗り越えていく感じ・・とかが垣間見えた訳なので、そこをカットするならば、他の箇所で役の肉付けをしっかりしてほしかったかも・・・。
そこを根こそぎ取り除いたら・・・同じ作品と言えるのかなぁ・・・と思うなぁ。
う~ん。

原作では、頼の勢いに飲まれちゃう郁だけど、頼の気持ちを知ってから関係を受け入れるまでに時間があるから、じっくり考えてちゃんと自分で決めてたように思う。
あと、モノローグは頼にした方が良かったと思うなぁ。原作の冒頭部の募りに募った頼の想いが、ひしひしと迫ってくる感じが切なかったから・・・。それがないのはちょっと残念でした。
性格の設定も変わっていたかも。頼の気持ちを聞いて自覚する・・・っていう原作の方が思い悩まずにすんでいたためか、あっけらかんと天真爛漫に描かれていたように思います。
そういった郁の明るさとか、ちょこちょこクスクス笑えるエピソードが散りばめられているから、こういった近親相姦っていうテーマでも明るく進んでいくのかも。
コメディ的要素をごっそり捨てちゃったっていうのは、意図があったんですかね・・・。
完全にシリアスとなると、まったく、違う作品のように感じます。
エピソードも変わってる部分が多かったし、敢えて同じタイトルにする必要があったのかなぁと思いました。

私には、珍しく原作→映画だった訳ですが、原作→映画は難しいなと思いました。
映画→原作だと、素直に楽しめる部分もあったのかもしれないな・・・。

あと、かわいいけど・・・奈々ちゃんは、がっちりしすぎじゃないでしょうか。
松潤をおんぶする場面があって、よろよろしてたけど、問題なくおんぶできそうだった・・。
郁は華奢でちっこいイメージだったからな・・・。


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