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分かちあう愛 [自腹の映画たち]

分かちあう愛 @シアターコクーン 東京国際映画祭 (2006/10/28)

3話目に出ていた女優さんは、とってもチャーミングな人でした。
ちゃんと自分のコトバで答えている感じに好感を持ちました。
インドネシアでは、普段からいろんな言語を使って話すそうです。すごい・・・。
(ティーチ・インで)

公式:http://www.berbagisuami.com/(英語)

満足度:★★★★☆
監督:ニア・ディナータ
出演:ジャジャン・チェー・ヌール、シャンティ、ドミニク、ウィンキー・ウィルヤワン、ルクマン・サルディ

インドネシアの映画です。
一夫多妻制が法律上認められている国の3組の夫婦の姿がオムニバス形式で描かれています。
「一夫多妻制が認められている」ってどんな感じなんだろう・・・と興味を持ちました。
当たり前に受け入れられているのか、やっぱり、受け入れ難いのか・・・。
それが、ドラマとして描かれた場合、どういうドラマになるんだろう、日本の不倫ドラマとはどんな違いがあるのかな・・・っていうのが、興味のポイントでした。

それぞれの話は登場人物がビミョウにクロスしていてオムニバス好きの私は楽しめました。

で、結局、一夫多妻制はやはり、不自然な姿みたいですね・・・。
例え、それが法律上で認められていたとしても、やはり気持ちは割り切れないもんなんだって・・・。

だんなに「他の女性の所から帰ってくる度にシャワーを浴びろ」って言ったり。
他の女性との結婚を断固阻止したり。

ただ、男性は不倫が不倫でなく、正当な婚姻となるので、罪悪感が少ないでしょうが、不倫される妻の立場としては嫉妬とか独占欲とか、ココロの苦しみは、日本の不倫ドラマと、変わらないんだな・・・って感じました。

昔は、未亡人が多かったっていう時代背景があったみたいですが、今はそういうこともないので、男の人にとっては都合のいい制度、ですよね・・・。

この映画での女性は、男性に頼るのではなく、自分で生きて行く・・・という前向きな姿勢で終わる展開が多かったのですが、特に2話では、3人の女性と1人の男性を中心とした家族から、一緒に住んでいるうちに女性同士でラブラブになった二人が飛び出して家族を作る・・・という展開が、「男性なんていらない」というメッセージのように思いました。
これは、びっくりだったけど、ちょっと爽快かも。1話でやりたい放題の男性を見た後だったし。
楽しい要素も充分にある映画でしたが、一夫多妻制への反発がたっぷり込められていました。


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