風のダドゥ [自腹の映画たち]
風のダドゥ@キネカ大森(2006/10/01)
試写会の募集は見かけませんでした。
東京では、この映画館だけなんですよね。どうやら。
どういういきさつで公開することになったのか不思議。
この映画館、単館な訳ではないしな・・・。
公式:http://portal.kumamoto-net.ne.jp/DADU/
公開中
満足度:★☆☆☆☆
監督:中田新一
出演:榎木孝明、勝野洋、井上晴美、萬田久子
凱旋門賞、残念でした・・。
10月1日は、映画の日。
そして、凱旋門賞の日。
おウマ気分だったので、「風のダドゥ」を見に行きました。
映画としては、あまり期待していなかったのですが、
おウマ映画は少ないのでそれだけでも貴重と思い、
おウマが見られればいいかな~と。
でも、正直なところ、ちょっと残念な感じ。
もう少しおウマの魅力を堪能したかった!
馬のシーンが多かったハズなのに、少なめだった印象を受けました。(印象に残らないというか・・。)
馬ならではの魅力とか、馬の美しさ、というものがあまり伝わってこなかったように思うんですよね。
馬の性格もそれぞれ違うハズなのに、あまり伝わってこなかったし。
あくまでも、人間が主役だったなぁ・・と。
馬との交流によって複数の人が癒され、再生していく物語なんですが、
馬との交流・・・という設定はストーリーにちょっと彩りを加えるくらいの意味合いでしかないのかも、と思いました。
馬好きとしては、おウマの見せ場がもっとあってくれたらよかったのに・・・という印象です。
そこは、私の期待していたことと違っていたので、ちょっと満足度は辛めでした。
「雪に願うこと」や「シービスケット」「夢駆ける馬ドリーマー」ではキレイだな~と惚れ惚れするシーンがあったんですよね・・・。おウマを魅力的だと思えるシーンも。
(競馬とホースセラピーだとおウマの立場も違うので、難しいのかな。)
「ホースセラピー」というコトバも、映画を見ただけでは、あまりその内容がわからなかったしなぁ・・・。
せっかくなので、もっと知りたかったです。
あと、もったいないと思ったのは、ベテラン俳優さんが多いのに、なんか拙い印象。
場面がぶつ切りだったせいかなと思いました。
全体的に、馬の見せ方がイマイチに思えたのと、人物設定や人物の行動をありきたりに感じ、共感できなかったため、残念な満足度でした。
ただ、阿蘇の風景は見事でした!
阿蘇に遊びに行ったことがありますが、紫のような群青のような、空気がギュっとつまった濃い夕暮れ刻を思い出しました。
ちなみに、「ダドゥ」とは、馬のおなかから聞こえる「腸の動く音」だそうです。
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