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ドラえもんって何ごと [山口県光市母子殺害事件考]

「元会社員、長女への殺意も否認…光市の母子殺害差し戻し審」(so-netnews リンク切れ)


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「これが通るなら誰も殺人犯にはならない」


昨日に続いて山口県光市母子殺害事件の差し戻し審で弁護側の被告人質問が行われた。
彼の記憶というのは一体どういう構成になっているのだろうか。
昨日、弥生さんへの殺害方法については鮮明なまでに答えたにも関わらず、娘夕夏ちゃんへは「首を絞めたかどうかすらわからない」「(凶器が紐だったことも)捜査員から見せられて初めてわかった」とかなり曖昧なものになっている。
どっちかと言えば、火傷もしていない状況ならストーブに当たりそうになったかなんて覚えてなさそうだが、その部分は細密に記憶している。

思うのだが、今さら出てきて供述しているが、これはどれだけ有効性があるのだろうか。
もし仮に有効だとすると、被告人はいつでも思い出したことを言い出して良いということだ。
もちろん、思い出していけないということはない。
しかし、180度も変わるというのはどうしても納得ができない。
警察検察が無法捜査をしたということなのだろうか。

やはり、人が死んでいるのであれば、過失であろうが故意であろうが最高刑を死刑に設定すべきだ。
あとは裁判によって判断するべきではないだろうか。
例えば、先日の福岡飲酒運転幼児3名虐殺事件とて、事故後逃げるは救出はしないはでは、仮に過失であったとしても被害者の無念を思えば死刑を求刑してもらいたい、というのが大多数の市民感覚ではないだろうか。

話しを本題に戻すが、結局、この二日間の発言を聞いても、死刑を回避するだけのものは欠片も感じられなかった。
今日が最終日になるのだが、どのようなことになることか。

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コメント 6

こう

娘さんの殺害については、十分な打ち合わせが出来ていないということでしょうか?
しかし、どういうつもりなのでしょう。どうせ死刑だから、あがいているだけですか。どうせなら、真実を語る方がみんなの幸せにつながるのではないでしょうか。
by こう (2007-06-28 14:31) 

南雲しのぶ

こうちゃん、コメントありがとう。
死刑かどうかは裁判所の決める事ですから、決まった事に従うしかありません。
被告側としてはなんとかして次につなげる方法を考えているのでしょう。
ここで死刑判決が出ても再審請求をし続けるのでしょうから。
by 南雲しのぶ (2007-06-28 20:46) 

eonet

初めまして。
光市母子殺害事件で辿り着きました。
本当に失笑する被告人質問ですね。
人を殺(あや)めて、反省すらできない被告は極刑が当たり前だと思います。
被告の嘘、偽り、空想を見抜けない弁護士も資格がないのでは?と思います。
人命を奪っておいて反省できない人間は死刑しかない。
by eonet (2007-06-28 22:54) 

南雲しのぶ

eonetさん、コメントありがとう。
私も同感ですが、死刑か否かは裁判所の決めることだと思っています。
キチンとした審理が行なわれ、その証拠をもとに適切な判決が下される。
そして、被告側、検察(被害者)側も納得するというものであって欲しいと願うものです。
このままですと、死刑判決が出ても再審請求を起こされて結果無期懲役と変わらないことになりかねません。
それだけは避けなければ。
by 南雲しのぶ (2007-06-29 05:37) 

eonet

一般市民考えですが。
例えば自分の子供が殺められたら「おれの子供を死に至らしめたのだからお前も死を持って償え」と早計な考えは浮かばないです。ただ事故であれ、事件であれ裁きの場で自己利益しか考えない被告に嘘をつかれたら許せないです。そう入れ知恵する弁護士はもっと許せない。
信号無視をしといて「こっちはが青信号だった」とか、死姦して「ドラえもんがなんちゃら」とか。
なぜ自分の過ちを認めて「一生掛けて償います」と素直に言えないのか不思議です。反省できない人間は更正不可能です。
命乞いする為に嘘をつき通す輩は、諦めて死を持って償え!
と思いますし、入れ知恵する弁護士は辞職すべきです。
この国の司法を考えさせられる出来事です。
by eonet (2007-06-29 21:16) 

南雲しのぶ

eonetさん、コメントありがとう。
一番気をつけなければいけないのは、今回の事件に限らず
弁護士のやっていることは裁判の中で被告を最大限に守ることです。
それと、弁護士が言っていることは「嘘」ではないスレスレを突いて来るわけです。
要するに全てに言い訳ができること、検察(相手方)が「嘘」であることを立証できないこと、ということです。
市民からみれば、「嘘」「入れ知恵」「反省していない」と見えるのですが、それが裁判(司法)の世界では通用しないのです。
この裁判を通していろいろな人たちと交流を持つなかでその点は痛感させられました。
市民感情から乖離した司法制度はもう持ちませんよ。
やはり市民一人一人が声を上げないと。
by 南雲しのぶ (2007-06-30 05:03) 

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