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お年寄りは人口の5%まで [少子化・高齢化・格差]

お年寄りを大切にしよう。
とても重要なことだ。
ただ思うに、老齢控除や高年者福祉の対象者が多くなりすぎている。

だったら対象者は人口の5%までとしたらどうだろうか。
日本では平成12年度と少し前の統計だが、65歳以上の人口は17%を越えている。75歳以上だって8%もいるのだ。
今年度ならもっと高くなっていることだろうから80歳くらいで丁度くらいなると思われる。

現代で本当にお年寄り、老人と言えるのはやはりそのくらいの年齢ではないだろうか。
60、70ならまだヒヨッコみたいなものだろう。

単に高齢者福祉や老齢控除などの削減にもつなげるために考えるのではない。
もし、控除対象者を増やしたいのでのであればすそ野を広げれば良いのだ。
子どもの数が増えれば同じ5%でも人数は年齢は下がるわけだから。

そうすれば子どもを増やさねばという意識も高くなっていくだろう。
子どもが居てこそのお年寄りなのだから。

まして、割合であれば年齢だけで年寄りだなんて言われるよりも直接的でわかりやすい。


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kenji47

高齢というものを人口の中で相対的にとらえれば、そのような理解も可能でしょうが、老化というものは絶対的な面もあります。
果たして80歳の人が、自らを養うほどの稼動能力があるのか私には判断できません。
対象者を5%にとどめる以前に、平均的にみて人間は何歳くらいまで労働可能なのかを考えるべきかを考えねばならないと思います。
by kenji47 (2006-06-27 13:30) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
記事を書いていく中で多分その辺のご意見ご質問があるとは思っていました。
今回、考えているのはあくまで高年者に対する控除や福祉的施策を中心にしていて年金の部分には踏み込んではいません。
年金は自ら掛け金を積んでいるということもあり現状のとおり65歳からということで良いのではないかと思っています。
そのため「80歳まで働くこと」を前提にしてはいません。
ただ、「80歳まで働けるか」というご質問に対しては、正社員としてバリバリ働くということを考えなければ(遊び銭程度の収入で良いとすれば)それほど無理なことではないと思いますし、現実80歳になっても矍鑠として第一線で働いている方もいらっしゃいます。

それから、5%というラインが前提となっており本文にも書きましたように現在がたまたま80歳ということなだけで、すそ野が広がれば70歳でも65歳でも内側に入る可能性があります。
事実、10年前の統計では75歳くらいが5%ラインだったかと思います(この点は確認できていないので推測です)。
参考として75年くらい前で65歳が5%ラインだったです。数字としては使えませんがね。

この記事の主旨としては、子どもを増やさなければ老人だけの国ができてしまうということを意識してもらいたいということから、このような書き方になっています。
同時に、年を取ったら働かなくて当然という考えは捨て去る時期にきているとも思っています。
「年金世代は働けない」と思い込んでいる社会はどこか歪んでいませんかね。
by 南雲しのぶ (2006-06-27 19:04) 

kenji47

>「年金世代は働けない」と思い込んでいる社会はどこか歪んでいませんかね。

そう決め付ける社会は歪んでいるとは思いますが、何歳まで稼動能力を保てるかは医学的な検討を経て決められるべきものと思います。
蓄えがある人は遊び銭程度の稼ぎでいいかもしれませんが、社会保障制度を考える場合、まったく蓄えのない人が生活するのにいったいいくらくらい必要かを考えなければなりません。
その金額は地域差もあるでしょうが現在の生活保護程度の金額ということなのでしょう。
年取っても働ける能力を持っている人は良いのですが、肉体労働をする以外手段がない人はどうすればよいでしょうか?
やはり、ある程度の年令になったら働かないという選択を出来る社会が望ましいと思います。
それは、5%どうこうという社会全体の割合を基準にすべきではなく、個人の権利として構成すべきものと考えます。
社会全体のために個人に犠牲を強いることは下手したら全体主義的な思考につながってしまいますよ。
by kenji47 (2006-06-28 01:36) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
kenji47さんは少子高齢化社会に対してどのような対応が必要とお考えなのでしょうか?
実際は少子化と高齢化は別なんですけどね。
私は5%としたからと言って全体主義になるとは思っていませんが、kennji47さんにはもっと効果的で誰しもが犠牲にならないお考えがあるのだと思いますのでお聞かせください。
歳をとっても働けるような(実際に働くかどうかは別として)健康的な心身を作るというのは大切なのではないでしょうか?
まして今の〜70歳って働けない世代ではないと思いますし。
kenji47さんのコメントを読んでいると個人の権利を最優先にお考えのようですが、であれば老人検査的なものを設けてその検査で「あなたは働けるから福祉施策は受けられません」「あなたは働けないから福祉施策を受けられます」ってするのが正しい個人の権利保護になってはしまいませんか?
by 南雲しのぶ (2006-06-28 06:42) 

kenji47

>私は5%としたからと言って全体主義になるとは思っていませんが、

全体の利益を考慮し個人に犠牲を強いるような考え方は全体主義的だと思います。
個人の権利があることを出発点に社会全体の負担を考えるべきものと私は思います。

>もっと効果的で誰しもが犠牲にならないお考えがあるのだと思いますのでお聞かせください。

そんなたいそうなものはありません。
ただ70歳か75歳かはわかりませんが、それ以上の年齢の人には働かないという選択肢を与えるべく現役世代は重負担も覚悟すべきと思います。
それを前提にすれば、少子化対策の必要性も考えるようになることでしょう。

>老人検査的なものを設けてその検査で「あなたは働けるから福祉施策は受けられません」「あなたは働けないから福祉施策を受けられます」ってするのが正しい個人の権利保護になってはしまいませんか?

まあ、実際のところ、現在でも生活保護の支給基準はそのような観点から判断されているわけです。
by kenji47 (2006-06-28 13:25) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
私は全体があっての個人だと思っていますがそれでもそれを全体主義と言うのは違うと考えています、その辺は見解の相違でしょう。
ただ、「犠牲を強いる」とおっしゃる感覚はちょっと私にはわかりません。
納税は国民の義務だと思うのですが・・・。

少子化・高齢化社会に対して意見を持たない人が多すぎるのではないかと残念に思います。
語れるだけの考えが無いのに考えを述べた人を批判されるのは如何なものでしょうか?
kenji47さんの言う「現役世代の重負担やむなし」について私は全く正反対の考えを持っています。
できるだけ世代間の負担を公平均一化して老若男女等しく負担をすることが大切だと思っていいます。
まして現役世代に重負担を強いることは個人へ犠牲を強いることに繋がるように思えてなりません。

それから現在行われている生活保護は弱者救済に繋がっていないと思っています。
それどころか弱者を生み出すシステムに成り下がってしまっています。
細かい点は省略しますが、財産を処分しなければならないとか長期受給が可能だとか立ち直る可能性を奪ってしまっていると思えるからです。

いずれにしても、少子化・高齢化を考えるきっかけにでもなっていただけたなら幸いです。
by 南雲しのぶ (2006-06-28 19:04) 

kenji47

>私は全体があっての個人だと思っていますがそれでもそれを全体主義と言うのは違うと考えています、

まさに全体主義だと思いますよ。
そのような思想に基づいた少子化対策なら私は全面的に否定します。
現役世代の負担が増してもまだマシです。

>納税は国民の義務だと思うのですが・・・。

それは国民が政府に政治を信託しているから、政府はその費用を国民に負担することを求めているわけです。

一度でいいから憲法読んでみてください。
週末で簡単に読めますから。
憲法の思想というこの国を形づくっている基本を理解せずに社会問題を語っても説得力ありませんよ。
by kenji47 (2006-06-29 01:24) 

南雲しのぶ

kenji47さん、コメントありがとう。
ご自身の確固たる意見・提言もなく、他人の言をその単語一つを取り上げて否定批判する方が余程おかなし話だと思いませんか?
そんな方に全面的に否定していただいて構いません。
一人一人の権利ばかりを重視してきたこれまでのやり方が間違っていたから今の世の中を作り出してしまったのですから。

ブログでの意見交換というのは、「あなたの意見はそうだが、私はこう考えているがどうだろうか」と言う所から始めると私は思っている。
そのためにコメント欄やTBという仕組みがブログにはある。
ここの所の批判的なコメントを書き込み方は、自身には意見が無くただ批判ばかり。
それでは妥協点もみつからず一方的に批判されるだけ。

私も憲法を読んでいます。もの凄くバカにされた気分でいっぱいです。
ただ、kenji47さんとは異なる理解・解釈をしていると言うだけです。
法学を学んだ人とは違う捉え方というだけですが。
それよりなによりkenji47さんの憲法の理解・解釈が絶対の理解・解釈であると言うことですか。

ブログでそこまで他人をバカにするというのは全く持って納得いきません。
これは考え方の違いですよ。kenji47さんがそこまで言って良いことではありません。
kenji47さんが最初に登場された当時から私を危険な思想の持ち主であるとしたいがための書き込みであったと思えてなりません。

kenji47さんの「現役世代に重負担」ということが受け入れられるとはとても思えませんが。
そのうち負担を強いられる現役側がその収入の全てを持って行かれても支え切れなくなる時代がやってこようとしているのに。
現役は水飲んで働けということなのですか。
by 南雲しのぶ (2006-06-29 07:14) 

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