SSブログ

自分の疲れに無自覚または否認

うつになるひとつのメカニズム
(しかしあまり多くはないメカニズム)は、
自分の疲れに無自覚だということだ。

自分が疲れていると感覚できれば、
それ以上無理はしないですむだろう。

自覚できなければ、ますます疲れるだろう。

サーモスタットの壊れているこたつみたいなもので、
どんどん熱くなってしまう。

足の感覚神経に障害をもつ人が、
足をあちこちにぶつけて怪我が絶えないようなものだ。

ある種の性格障害の人が、
何度でも自分の心を傷つけてしまうようなものだ。

無理に休養をとってもらって、
やっと、自分がどんなに疲れていたか、納得する。

*****
あるいは、心理メカニズムとしては、否認もあるのだろう。
疲れていることを認めたくない、
疲れを認めたらもっと重大な心理的危機が待っている、
そんな場合もある。

*****
結局、疲れに無自覚な場合、心療内科には来ない。
自己啓発系の本を読む。
鍛え始める。
あるいは、医者に行くとしても、身体科に行く。

心療内科のお医者さんとしては、診察室に来たということは、
一応、自分の疲れを自覚しているのだから、
そこから話を始めればいい。

そうではない、周囲の人とか、身体科のお医者さんは、
かなり困るだろうと思う。



共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。