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多彩な音使い。Lanny Cordola [音楽]

 この人はメロディックメタルの雄、HOUSE OF LORDS(Gregg Giuffriaが在籍)の元リードギタリスト。当然、結構な凄腕ギタリストなわけです。1曲の中でもいろんな音を出す人で、ちょっと変化球系? というか。アルバムもいわゆるメタル系一直線って雰囲気じゃなく、弾きまくりからジャズっぽい曲やらファンク、ブルーズっぽいのまで悪く言えばバラバラ。このインストアルバムを聴いてからハウス・オブ・ローズの方を聴いてみたんですが、これはストレートなメタルでなかなかにええ感じでした。 

  『ELECTRIC WARRIOR-ACOUSTIC SAINT』 Lanny Cordola(1991年作)

 このアルバムは凝ってるというか、変わってて、1曲十何秒の短い曲(ただのノイズみたいな曲? もある)から5~6分の普通の長さの曲まで、全部で26曲も入っています。何となくですが、映画のサントラみたい。フツーのインストものを期待して買うとちょっと外すかもしれません。2曲でハウス・オブ・ローズのJames Christianがボーカル取ってます。DrもメンバーのKen Mary。あと、Brian BrombergとかJeff Berlin、Joe Diorioが参加してるので、ジャズ系にも人脈がある人なんでしょうね。

 ちゃんと曲らしい作りで、ギター弾きまくってるのは、実質10曲くらいかな? スピードはなかなかなんですけど、う~~ん…ちょっとテクの粗いSteve Vaiって感じですかね。うんと速く弾いてるところはちょっとジャリジャリっとしてる感じですが、ソロは結構唄ってます。そこは伊達にメジャーなバンドのギタリストやってないなって感じ。モーツァルトの原曲をアレンジした『MARRIAGE OF FIGARO』がアップテンポで陽気なネオクラ曲? って感じでおもしろいです。

 『OF RIFFS AND SYMPHONIES』 (1992年作) こっちが2ndかな?

 こっちもちょこっとボーカル曲があって、いろんなインスト曲が入ってます。ゲストはリズム隊にGregとMattのBissonette兄弟。VoにJames Christian。ライナーのThanksの欄にSteve Morse先生の名前を挙げているんですが、この人、アコースティックもかなり巧いみたいで、確かにそんな雰囲気もあるかな。全14曲でボーカル曲は3曲。歌ものバンドで活躍した人だからなのか、ジェームズ・クリスチャンの声も良いんだけど、ボーカル曲はやっぱりなかなかです。トリッキーな技はあまり使わないし、テクニック的には超弩級というわけでもないんですけど、演奏のカラーというか、ギターの個性が結構出るタイプの人なので、私の中では気に入ってるアルバムの中に入ってます。


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コメント 2

sorapapa

おお、この人ソロアルバムなんか出してたんですねえ(笑)
ハウス・オブ・ローズよりもジェフリアの2ndでのプレイの方が好みでした。
by sorapapa (2007-05-12 22:27) 

しまうま

 sorapapaさん

 おっ、まいど。レス三連発ありがとうございます。ちょっと狙いすぎでハズし気味のところあるんですけど、ちゃんと弾きまくってる曲はまあまあなんですよ。ちょっと音がヘンテコな感じがヴァイさんに似てるような似てないような…。
 ジェフリアは前に書いたクレイグ・ゴールディのプレイは見たことありますね。ハウス・オブ・ローズの方は再結成したんでしたっけ。最近ちょっとCD屋から足が遠ざかり気味で…。
by しまうま (2007-05-13 00:18) 

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