ミュージシャンのミュージシャン(Steve Morse) [音楽]
え~この人も世界中にファンがいて、その凄さは世界中のプロ・アマのギタリストが知ってるので、好きなアルバムについて書くことにします。DEEP PURPLEにリッチー・ブラックモアの後任で参加するまで、「ミュージシャンが知るミュージシャン」という感じで、特にこの日本ではあんまり有名じゃなかったのですが(あっ、その前にカンサスにもいた)…アルバムにはこんなステッカーがど~んと。
(……とにかく凄い人なんです。かっこいいから包装のビニールからはがして、CDケースに貼ってあります)
スティーヴ・モーズというと、思いっきりジャズっぽいアルバムから影響を受けたロックバンドにオマージュを捧げたもの、いろ~んなアルバムを出しているんですが、私が割と好きなのはこれ。
STEVE MORSE BAND 『SOUTHERN STEEL』(1991年作)…上の黄色いステッカーはこのアルバムに貼ってありました。
このアルバムのタイトル曲、M6の『SOUTHERN STEEL』がかな~りかっこええのですよ。前に書いた『Guitar's Practicing Musicians』に提供していた曲で、う~ん…一言で言いづらいんですが、超スピードで駆け回る複雑なリフ、キメはモーズさん得意のクロマチック(半音階)の速弾きって感じで、妙にハードロック? なんですね。たくさんあるアルバムの中では一番全体にロックっぽいんじゃないかなあ。書き忘れ…1曲でJeff Watsonが参加してます。
それと、これ。
『STAND UP』(1985年作) 2002年にCD化されて、私は邦盤で買いました。
このアルバムにはEric Johnsonがボーカル&ギターで1曲に参加してるので、まさに一粒で二度おいしいアルバムです。歌モノが半分ぐらい入ってて、「弾きまくり」を期待するとちょっと外すかもしれませんが、モーズさんのギターがもの凄く個性的な分、やっぱりそんなに古くさく感じないです。懐かしのPeter Framptonも1曲でギター弾いてます。
ギターもの好きな人ならたいてい知ってることですが、モーズさんのギターもどんな曲で弾いてても一発で分かります。うまく書けないんですけど、う~~ん…こう…すごくしなやかな鞭がうねるようにフレーズがギュルルルルル~っと自由自在に駆けてきて、ちょうど耳の後ろあたりを刺激するんですね(どんなんだ)。
カントリー音楽出身なので、そういうプレイがたまに入ってくるし、好き嫌いは分かれるかもしれません。それに、物理的なスピードとか、難しい小技とか、そういうのではきっとモーズさんよりテクニック的に上の人はいると思うんですが、誰にも真似できない個性的かつテクニカルなギターを弾く人だし、有名ギタリストが影響を受けたプレイヤーによく名前を挙げる人です。
2000年代の初めの方だったか、何度目かのDEEP PURPLE来日時に見に行ったんですが、その時、生でモーズさんのソロタイムを見ました。バンドがハードロックだから、ってのもありますが、かなり破壊的なソロで、猛烈にヘヴィメタルで、バンドのギターヒーローをちゃんと演じてました。リッチーがいなくて残念がってた人も度肝を抜かれたんじゃないかなあ…。モーズさん目当てで会場にいたのはかなり少数派と思われましたが…。
ついに来ましたねえ、モーズ先生!
僕のリスペクトギタリスト第一位です!高校の時にソロ作「ハイ・テンション・ワイヤーズ」に出会い一撃で落ちました。。。
それから追っかけに追っかけてはいるものの今だ生LIVEはDPのみ、、、ドレッグスかソロバンド名義のモーズ先生を拝みたくて毎日祈ってます(笑)
by sorapapa (2007-04-10 01:31)
sorapapaさん
どうも〜。いや〜これで大御所は一通り取り上げたかな? モーズ先生のソロライブ、来日があったら是非行きたいところですが、日本じゃG3とか何かの企画で来ないと、単独ではファン層がマニアっぽくって呼ぶの難しいんでしょうねえ…。
ところで、DPのライブって、私は一度だけでしたけど、ロック好きなら誰もが知ってる名曲が多いし、楽しいですよね。後半はおっさん(平均年齢30代半ばってとこ?)が総立ちで歌いまくりでしたよ。
by しまうま (2007-04-10 21:55)