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真打ち登場(Tony Macalpine) [音楽]

 ロックインスト好きならたぶん必ず1回は聴いているはず。ネオクラシカル系が好きな人もまたしかり。最近はジャズが好きな人も聴いたことある名前(ジャズユニットの「CAB」)かもしれません。この人、ホントに器用なんですね。ただ、良いボーカリストに恵まれなかったかも…。
 エレキギターが発明されてから、あるいは、ビートルズがロックミュージックを発明してから、あるいは、レッドツェッペリンやブラック・サバスがヘヴィメタル、ハードロックを発明してから…って前置きが長いですが、あらゆる奏法をいろんなギタリストが研究し、テクニックを磨き、この先何十年かそれがさらに進歩して楽器としての可能性が行き着くところまで行ってしまっても、この人の演奏はやっぱり「ギターという楽器の弾き方」のひとつとして、人類の歴史のサンプルに残るんじゃないかなと思います。

    Maximum Security(1987年作)

 これはトニーさんの衝撃のセカンドアルバム。器用貧乏みたいになっちゃって、後半はどんどん音楽性が拡散していきますけど(それでも格好いいんだけど)、この時はもう一直線。中でも、ドッケンで世界に名前をとどろかせたジョージ・リンチとのバトルの曲が格好いいです。スピードやテクニックで挑んだのでは分が悪いと踏んだのか、ジョージさんが得意のタッピングやスケールアウト気味の「外し」フレーズでスパスパっと切り込むと、トニーさんは逆に正攻法のフルピッキングと滑らかなフレーズで応戦するってな感じでめっちゃ格好良かったです。

 トニーさんが演奏してる映像はあまり見たことないのですが、最近はスティーヴ・ヴァイさんのバンドでキーボード兼ギタリストで活躍してるらしく、「ライブ・アット・アストリア」というヴァイさんのバンドのDVDでは壮絶なギターバトルを見られます。「G3」でも競演してるのがありますが、時間が短かった。
 両手タッピングとかいろんな変態技で弾きまくるヴァイさんに対し、互角以上の速度で楽々と付いていくトニーさんのテクニックにはあんぐりです。


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