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アーノンクールの眼力 [アーノンクール]

今朝の朝日にアーノンクール来日の記事があり、そこに意味深長な言葉が載っていました。

バッハもマーラーも楽譜の見た目は同じようでも、音符の指示する内容がまったく違う。同じように演奏したら、バッハの方が退屈にきこえて当たり前
作品が生まれた当時の楽器を使っても、音楽の『再現』などできない。音楽を実現するのは、あくまで演奏家の想像力

同じ音楽を表現するにしても、目指す頂上は同じでも、アプローチの仕方は様々で、当然そこに個性が出るのでしょう。
ここに「のだめ」を引用するのは場違いかもしれませんが、勝手に作曲して楽譜どおりに弾かないのだめに千秋が「一音一音無駄な音などない」と言ったことがありましたが、それに通じるものを感じました。
もっと場違いな例を出せば、サッカーでも無駄なパスなどないということです。
どのパスにもメッセージがこもっているはずで、メッセージを読み取れないとパスはつながりません。
見ている私たちも、ただのパス交換だと思って見ていては、どれも同じにしか見えませんが、選手の意図を読み取れば、その試合がたとえ0-0でも、それはとてもおもしろいものとして彩られます。
話はそれましたが、アーノンクールとはとてつもなくスゴイ人だなぁと改めて思いました。
生で見られることはまず不可能でしょうから、せめてDVDでもあれば買おうかしらと思います。
CDなら何枚か持っているのですが。
なぜ買ったかといえば、その写真に惹かれたのが理由です
たとえば、「交響曲第8番/ブルックナー」のCDは、
「アーノンクール+ブルックナー」につられたのはもちろんですが、
アーノンクールの写真の眼にしびれたのが一番です。
まさしく眼力!!
あとは、「交響曲第5&7番/ベートーヴェン」。
これは、もうMY BESTといっていいくらいのお気に入りです。
それから、モーツァルト関係(オペラがほとんど)。

一番お気に入りの眼力☆

ブルックナー:交響曲第8番

ブルックナー:交響曲第8番

  • アーティスト: アーノンクール(ニコラウス), ブルックナー, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/03/22
  • メディア: CD


 


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コメント 3

ポッチ

のすけの母さん、こんにちは。
やはり、その記事を読んでましたか(笑)。たしかに、アーノンクールの眼力(めぢから)は凄いですよね。ベートーヴェンの交響曲第3番のジャケットなんて、見る度に怒られそうで・・・ウシロメタイことがあるせいでしょうか(笑)。いや、見た目だけじゃなく、本物の眼力(がんりき)の持ち主ですね。ブルックナーは、5年は封印するらしいから、CDは必聴ですね。あんまり封印しませんよーに♪
by ポッチ (2006-11-22 13:15) 

 「一番お気に入りの眼力☆」←ふふ、笑った笑った、ありがとうございます。

 これから、アーノンクールを褒め称える時は、「いい音が鳴ってるねえ」ではなくて、「この第一楽章は、なんと素晴らしい眼力なのだろうか」と、こんな風に言ってみようかしらん(笑)。
by (2006-11-22 15:09) 

のすけの母

>ポッチさん
私はその眼と合って、離せず、CDを買ってしまったんです♪

>レモン栽培家さん
アーノンクールを実際に聴いたなら、「素晴らしい眼力」と評せますが、
(レモン栽培家さんは聴いたんですよね!)
私はCDの写真でしか知らないので、言えないです(涙)。
by のすけの母 (2006-11-22 17:51) 

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