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やなぎみわ「無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」展 - 原美術館 [アート]

日曜日。美術館に行った。
とってもすばらしかった。コロンビアのノーベル賞受賞作家ガルシア・マルケスの作品に、「エレンディラ」という寓話があり、その原題「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」からタイトルが取られている。
読まなくちゃ・・・。

少女の顔!老婆に扮した少女達!
東洋人と西洋人の少女の顔をどちらも際立たせて魅せてくれますねー。笑っちゃうほど。
特に「シンデレラ」の顔!意地悪な姉達の顔!最高です。
やなぎさんの撮る少女達の顔は、延々と見つめていたいなぁ。
椅子の上で掴み合う少女達に釘付けでした。

原美術館もステキな所ですね。
毎回展示に合わせてイメージケーキ作るんですね。今回は「砂女」のかぶるトンガリ帽子を模したマンゴーケーキ(写真右)でした。

やなぎみわさんの図録と、「夜想」復刊第2号「Doll」という本を見つけ、買っちゃいました。
「夜想」、復活していたんですね。
「世紀末、幻想、エロティシズムの総合文化誌」と銘打たれ、『屍体』『バロック~過剰の美学』『チェコの魔術的芸術』など、垂唾ものの特集を組み続けていたのに、2000年解散してしまい、かなり惜しまれていたものでした。
紙質やカラー印刷もキレイになっていました。
いいもの買った。

原美術館
http://www.haramuseum.or.jp/


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コメント 4

やなぎみわさんの個展、私も行く予定です。
とても楽しみにしているのですが、megさんの感想を読んで、ますます楽しみになりました!
「夜想」は、内容をしっかりと読んだことがないのですが、当時も装丁の美しさ、こだわり、手抜きの無さ、素敵だなァ、と手にとってました。
脳内麻薬がじわ~と出てくる世界です…
by (2005-08-16 12:57) 

meg

えりさん、こんにちわ!また立ち寄ってくださってありがとうございます。
展覧会、ぜひぜひ行ってみてください。マンゴーケーキも食べてみてください。
夜想は実はむつかしくって、中身はよくわからないことが多かったんです(笑)
この復帰2号は中身も濃く、装丁や紙質がずいぶん進化してましたー。
by meg (2005-08-17 09:13) 

azumi

はじめまして。azumiと申します。
この美術展を観ましたが、とても面白かったです。
つたないですが、この美術展の関連記事を書きました。
読んでいただけましたら、幸いです。
http://artworld.exblog.jp/765573
by azumi (2005-09-27 22:22) 

meg

azumiさんはじめまして!
いい展示会でしたよね。
azumiさんのレビューを読ませていただきました。
「女の性」を感じましたねー。
azumiさんの記事に比べると、ろくに考察も書いてないなぁ、私・・・とちょっと反省しましたー。
今度からがんばりますね。
by meg (2005-09-30 01:29) 

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