ファイナル・デッドコースター [映画関連]
2006年 ジェームズ・ウォン監督
「ファイナル・ディスティネーション」および「デッドコースター」の続編。
「デッドコースター」の原題は"ファイナル・ディスティネーション2"なのだが、邦題をなぜか「デッドコースター」としたら、シリーズ3作目(原題"ファイナル・ディスティネーション3")がジェットコースター事故の話だったのは奇妙な偶然だろう。というわけで3作目となる本作の邦題は「ファイナル・デッドコースター」である。
主人公の予知により大規模事故を免れた数人の男女、しかし死という運命からは逃れがたく、次々に偶然の事故死を遂げる。主人公達はその事故死からなんとか逃げようとする。というのがこのシリーズの基本構造。というかそれだけの話である。
2作目が作られた際、ストーリィの面で掘り下げたりということはせずちょっとずつ色々グレードアップするだけに徹していた。
さて3作目の本作は、ストーリィもキャラクタも1作目2作目に比べてさらにどうでもよくなっていて、誰が死のうと生きようと全く感情移入の必要もなく、特にショックもない。となるとこのシリーズの見せ場、登場人物たちがどんな偶然によってどんな事故死をするのか、をグレードアップしてくれないと困るのだが、こちらも前2作にはるかに及ばず、大雑把でがっくりである。
前2作はB級でもちょっとした面白い作品だったが...本作はなんだかやっつけ仕事のようである。
そうそう、B級ホラーにふさわしく、本作では初めてちょこっとお色気が加わっている。こういうところがむしろよくあるB級ホラーの枠に収まりに行っちゃってる感じでしょぼさを感じでしまうなぁ。
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