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スペイン旅行記(4):マドリッドその2 [旅行]

 

マドリッド滞在の最終日は、「ドン・カルロ」の演出に触発されて、王宮(Palacio Real)を見に行きました。外見はバッキンガム宮殿と大して変わらないじゃん、というのが第一印象でした。が、大きさは凄い。そして、中は期待通り派手派手!(笑)よくしゃべるおじさんのガイドツアーにくっついて回ることが出来たので、なかなか楽しかったです。王室のために作られたストラディバリウスのカルテットセット(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ)とかもありました。贅沢だなぁ~。

すぐ隣のアルムデーナ大聖堂(Catedral Nuestra Senora de la Almudena)では丁度「無原罪のマリア」を集めた展示を行っていて、リベラやエル・グレコなどによる有名な作品の数々をタダで見比べられてとっても得した気分♪「無原罪のマリア」、いわゆるマリアが誰とも関係せずにイエスを身ごもったことを象徴する約束事がいっぱい入っているマリアの絵や彫像のことですが、熱心なカトリックの国スペインの画家は、ほとんどがこの題材で素敵な作品を残しています。私はクリスチャンではないばかりかほぼ無宗教ですが、こういった宗教的な題材に感じられる、作者の想いや精神性を感じるのが好きです。

マドリッドはとても大きな街で、メインストリートは正に開放的な広さ、公園もいっぱいあるし、建物は歴史的なごちゃごちゃしたものから現代のビルまでにょきにょきと建ちならぶ正に「首都」といった雰囲気。この暑さなら当然ですが、どのお店にもエアコン常備なのも嬉しかったな~♪(イギリスでは考えられないけど、やっぱり夏は室内は涼しいほうがいい…)
そうそう、道や広場の標識がちょっとアンバランスに絵付きで可愛かったです。写真は皇帝カルロス5世広場のもの。長い名前だな~。世界史好きだった人なら覚えているはずの神聖ローマ皇帝、カール5世の名前のついた広場です。スペインではカルロス1世のはずですが、混乱を避けるためか5世のまま。ちゃんと生没年も入ってる細かさが凄い(笑)ちなみに、オペラの「ドン・カルロ」のおじいちゃんです。

   
スペイン銀行(Banco de Espana)の装飾   マヨール広場(Plaza Mayor)


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コメント 5

かおり

おかえり~。疲れはとれた?私は夏バテですでに3キロ痩せたぞ!(^^)
中国も南方の一部で梅雨があるものの、こちら北部はカラッと真夏。
夕立はあっても毎回2分で止みます。さすが水不足の内陸部。

スペインでオ・レッ!と楽しんでいる頃、私は西安への引越しを開始しました。
というのも、7月から西安で仕事が決まったのだ!!
えへへ~(^^)v
ところで、スペインといえば闘牛は見てきたの??
by かおり (2005-06-20 02:22) 

Sardanapalus

>7月から西安で仕事が決まった
まじで!?おめでとう!じゃ、秋に日本帰るついでに西安行こうかな?私も就活始めないといかん。

闘牛は見れなかったよ~。基本的に週末しかやらないんだけど、週末を移動日にしてしまったのでそんな時間が無かったというのが正しい(^_^;)そうそう、以前紹介した「西成東部」ジャージを着たお兄さんの写真もアップしたので見てみて!個人的にはかなり笑うんだけど。
http://blog.so-net.ne.jp/sardanapalus/2005-05-21
by Sardanapalus (2005-06-20 03:54) 

keyaki

>「西成東部」ジャージ
ネットを散策していたら、セレブリティ・シェフ、ジェイミー・オリバーが着用しているとか。どうして流行ったのかは不明なので教えて下さい・・・みたいな記事です。
ご存知でしたか? 下の方に"「西成東部」の謎"という記事があります。
http://bontv.web.infoseek.co.jp/star.jamie1.htm

スペイン旅行記、楽しく読ませて頂いてます。
フィリッポの"Ella giammai m'amò" で歌われているエスコリアルには行きませんでしたか?
ドン・カルロ絡みで、また古い記事をTBさせていただきます。
ウーゴ・デ・アナ演出のドン・カルロの最後はどうでしたか?
by keyaki (2005-06-20 09:16) 

Sardanapalus

>ジェイミー・オリバーが着用
うわー何これ!?そんなこと全然知りませんでした。は、流行ってたのか、「西成東部」ジャージ!いや、落ち着け、ジェイミーが着てる=流行ってるわけじゃない。でも、これは大発見です!情報ありがとうございます。この中学、実家と同じ県内にあるから今度帰ったらジャージ買いに行っちゃおうかな。イギリスで高く売れそう…(笑)しかし、スクールジャージがどうやってイギリスに来たんだろう?

>フィリッポの"Ella giammai m'amò" で歌われているエスコリアル
トレドに行っちゃったので、フィリポが一生懸命作った修道院兼宮殿のあるエスコリアルには行けませんでした~。どうやら今回のドン・カルロで感動した2幕最後の「聖人像が並んだ壁」はここのサン・ロレンソ修道院礼拝堂の祭壇を基にしているようです。実物は30メートル超なのか…そりゃ大きいはずだわ。スペイン政府観光局のページと「みんなでつくる世界遺産ガイド」のURL貼っておきます。
http://www.spaintour.com/oet2004/spots/madrid-elescorial.shtml
http://4travel.jp/sekaiisan/escurial/

興味深いTBありがとうございます。アナのカルロの最期は、初心者には不親切な演出だったかもしれません。フィリポが登場し、捕らえようとする衛兵達とカルロが剣を合わせると同時にカール5世の声が聞こえ、カルロと衛兵達は剣を合わせたままストップ。フィリポだけが驚いている間に、カルロと衛兵達はその姿勢のまま横走りに舞台下手に去る→エリザベッタ叫んで倒れこむ、フィリポ呆然→暗転でした。それこそ背後に建っている巨大なカール5世の彫像の中に引き込まれる、とかいうドラマティックなものを想像していたので、正直な感想は「あれ、カルロどこに走ってったの?」(笑)でも、keyakiさんの紹介してくださっている演出のような改案はされていませんでした。
by Sardanapalus (2005-06-20 10:29) 

keyaki

ドン・カルロの最後は、実際の舞台では、見逃すとあれれーーですよね。

マドリードは、イタリアの中世の街に慣れていると、なんてスケールが大きいんだぁ、です。ローマなんかも、巨大な建物はありますが、そんなに大きく感じない、なぜかな? ウイーンもデカイと感じました。道路の幅のせいかな??

>「西成東部」ジャージ
面白いですよね。
昔、初期のニュースステーションで放送されていまだに覚えていますが、パキスタンの男の人達がはいている海水パンツが、なんと小学生の女子の紺パン(体育用の短パン)だったので、大笑いでした。何年何組○○という白いラベルがついたままなんですよ。どうやら古着として海外に出回るらしいですヨ。
もしかしたら、そのジャージも古着として海外に輸出されたのかも???
by keyaki (2005-06-20 17:00) 

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