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ジェーン・エア [読書]

まだ見ていないのですが、きのうレンタルビデオショップで中古ビデオを100円で購入しました。

ジェイン・エア(字幕)

ジェイン・エア(字幕)

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1996/11/29
  • メディア: ビデオ

ゼッフィレッリ監督のものです。

Jane Eyre (1996)

Jane Eyre (1996)

  • 出版社/メーカー: Miramax Home Entertainment
  • 発売日: 1997/11/18
  • メディア: ビデオ

以前テレビで見た記憶もあるのですが、これと同じかどうかはわかりません。

たぶんそうではないかと思います。

「ジェーン・エア」は私の少女時代の愛読書でした。

初めは世界名作文学全集のイギリス編で読みましたので、簡単になっているものでした。(この名作全集のことは私のブログでもたびたび取り上げているのですが、もう一度読みたいです。出版社は覚えていませんが、偕成社でしょうか?皮のような表紙で各国の名画が貼られていました。)

小学生の頃は、主にジェーンの不遇な少女時代(親戚の家でのいじめ。ローウッドの孤児院でのひどい待遇。)に共感し、中学生になってからはジェーンになりきってロチェスター様に恋をしていました。

ジェーン・エア (上)

ジェーン・エア (上)

  • 作者: 大久保 康雄, C・ブロンテ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1953/02
  • メディア: 文庫
ジェーン・エア (下巻)

ジェーン・エア (下巻)

  • 作者: 大久保 康雄, C・ブロンテ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/01
  • メディア: 文庫
ブロンテといえばエミリ・ブロンテの「嵐が丘」が有名ですが、私はこのシャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」が好きです。
この話のイメージカラーは灰色です。
なぜかイギリス文学はこの二冊といい、以前も書いた「テス」といい、灰色のイメージです。
たぶんどんよりと曇った日の描写が多いせいでしょうね。
映画を見たらまたあらためて感想を書きたいのですが、この話に出てくる孤児院の経営者であるブロックルハースト師とか、ロチェスター氏との結婚がなしになった後にジェーンを助け、更に結婚しようとする牧師(名前をちょっと忘れましたが)など、偽善者っぽい牧師がよく出てきますし、クエーカー風・・・という表現が出てくるので、キリスト教的な視点から読むとまたおもしろいです。
また、ジェーンが家庭教師として世話をするロチェスター家の少女アデールはオペラ歌手の娘だったはずです。(しかもロチェスターの実の娘ではなかったはず。)これも興味深いですね。
この話といい、「オリバー・ツイスト」といい、孤児院の食事風景では”ポリッジ”が登場するので、私は興味があってオートミールを買って作ったことがありますが、微妙な味でしたね~!(よくスーパーにクエーカーのオートミールが売られていますよね!)
ポリッジのことはここに載っていました。
この話を読んでいると、ジェーンのような質素な暮らしに憧れますね~。
それにしても・・・昔はジェーンとロチェスター氏のことばかり考えて読んでいましたが、精神病を患った妻・・・この表現に関しては、いろいろと批判もあるのですね。
そういう視点から考えるためにももう一度原作をきちんと読んでみたいです。
まずは映画を見たいです。
 
 
 
 

 


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コメント 9

imari♪

思い入れのあるお話しなのですね。
物語が灰色に感じるのはイギリスは霧に覆われている日が多いからと言うこともあるのではないでしょうか。
何でだろう。
表現や文体にも現れるのでしょうね
by imari♪ (2007-02-21 21:40) 

nyankome

確かこのあたりの本は中学~高校にかけて読んだ筈なのですが、もう随分過去のことなので、いろいろな小説が記憶の中でごちゃ混ぜになってしまっています。
色のイメージはないのですが、イギリスものに限らず、フランス文学にしても、影の部分を強く感じます。
by nyankome (2007-02-21 23:08) 

Cecilia

伊万里さん、nice&コメントありがとうございます!
非常に思い入れがありますね~!
私はイギリスに行ったことがないのですが、テレビなどでもからっと晴れている日を見たことがないように感じます。
やはり霧に覆われている日が多いし、それは作品に表れているのでしょうね。
ジェーンも黒などの服が多い上、物静かな女性なので余計そう思うのです。
by Cecilia (2007-02-22 09:28) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
フランスものだと高校時代にモーパッサンの「女の一生」とかゾラの
「ナナ」を読みましたが、確かに影を感じますよね。
私は純文学ばかり読んでいたほうですが、背伸びをして読んでいたところもあるので、当時理解しきれなかったところも多く、やはりもう一度読んでみたいです。
by Cecilia (2007-02-22 09:48) 

Cecilia

降龍十八掌さん、niceありがとうございます!
以前そちらで話題にしましたよね。
英文でも読んでみたいものです。
by Cecilia (2007-02-22 09:50) 

papchan

「嵐が丘」も「ジェーン・エアー」もモノクロの映画でしかみたことがありません。ブロンテ姉妹の作品もディッケンズも読んだことがないのです。高校時代、結構沢山の文学書を読んでいるのにイギリスものはシェ―クスピア以外はあまり関心がなかったみたいです。私の持っていた外国文学への憧れは、灰色のイメージではなくてもっとカラフルなものだったのかな?ヘッセが好きで片っ端か読んでいました、でも晩年だんだんむずかしくなってきてあまり読んでいません。「イノック・アーデン」は読みました、最後の妻と子を目にしながら何も云わずに去っていくところは印象的ですね。
by papchan (2007-02-23 10:03) 

Cecilia

papchanさん、コメントありがとうございます!
昨日この「ジェーン・エア」を読みました。
シェークスピアはちょっと前に25年くらい前にNHKで放送された「シェークスピア劇場」のことでこのブログで盛り上がりました。
「イノック・アーデン」はテニスンの詩のことで三つ前の記事に載せました。
ヘッセは「車輪の下」と詩集を読みました。
もう一度読みたいです。
by Cecilia (2007-02-24 09:31) 

Cecilia

よろしかったらこの記事をご覧下さい。
シェークスピア関連記事をまとめています。

http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-01-16
by Cecilia (2007-02-24 09:36) 

Cecilia

naonaoさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-02-24 22:11) 

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