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Concert for Strings in G major RV151 (Vivaldi) [音楽鑑賞]

映画「マリー・アントワネット」で使われていた曲・・・今日はVivaldiの"Concert for Strings in G major RV151 Alla Rustia(田園風)Presto"です。

結婚式の後の初夜においても儀式があり、朝の着替えなども侍女だけでなく特権階級の貴族が出入りする中で行われる毎日。

その朝の滑稽な状況の時に流れるのがこの曲です。

Vivaldi: Concerti for Strings

Vivaldi: Concerti for Strings

  • アーティスト: Antonio Vivaldi, Alberto Martini, Accademia I Filarmonici
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • メディア: CD

こちらは全曲試聴できます。

Vivaldi: Concertos for Strings

Vivaldi: Concertos for Strings

  • アーティスト: Antonio Vivaldi, La Pietá
  • 出版社/メーカー: Analekta
  • 発売日: 1998/08/25
  • メディア: CD

映画の中の曲は残念ながら試聴できません。

私としては上のNAXOSより下のANALEKTAの演奏のほうがスピード感があって好きです。

映画をご覧になって、こんなこと・・・と思う方もいらっしゃるでしょうけれど、出産でさえ、公衆の面前で行われた・・・というのは結構有名な話ですね。

結婚初夜の若夫婦が床に入るのを見届ける習慣というのも世界各国であったようですね。

以前記事にした「アンジェリク」の原作本でもそのようなことが書いてありました。(さすがに漫画にはありませんでしたが。)

「アンジェリク」はルイ14世の時代の話ですが、ヴェルサイユの儀礼的なしきたりの多くは彼が作り出した・・・と聞いたことがありますが・・・。

 


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コメント 6

nyankome

王侯貴族は国を問わず大変だったようですね。でも、我々から見ると不自由な習慣も、そういうものだと教育されて育つと、そういうものだと自然に感じるものかも知れません。
RV.151は初めて聞きました。ピリオド楽器による演奏の方が、一般的に鋭角的でスピード感のあるものになる傾向があるように思います。
by nyankome (2007-01-28 19:44) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ブルボン家とハプスブルグ家ではかなり家風が違うのではないでしょうか?
ハプスブルグ家は自由な雰囲気、ブルボン家は儀礼的・・・らしいです。
私もこの曲は初めてです。(ここのところの記事はマリー・アントワネットで初めて聴いた曲ばかりですが。)
先日のラモーの「メヌエット」・・・セゴビアの演奏でも聴けました!
近いうちに記事にします。
by Cecilia (2007-01-29 09:04) 

fallschirmjager

ご紹介のCDの演奏団体,ピエタと言うのでしょうか。とすると,若い女性だけのアンサンブル?気になりますねー。
ヴィヴァルディが奉職し,指揮したピエタのバンドの女性は,実は老いも若きもだったようですが。
ヴィヴァルディ,当時のフランスでも結構人気があり,昔,作品13「忠実な羊飼い」と言われた作品は,ニコラ・シェドヴィルというフランスの作曲家が,ヴィヴァルディ人気にあやかって,ヴィヴァルディ作として出したものだとのことでしたね。
この曲集の中の一曲が,ceciliaさんご紹介のNHKFM「バロック音楽の楽しみ」のテーマとして使われておりました。
確か,ランパルとラクロワだったと思いますが,やわらかく品があり,フランスをイメージしてしまう演奏でした。
by fallschirmjager (2007-01-29 21:46) 

Ceciliaさん、VivaldiのConcerto for stringsをnaxosで聴いてみました、もちろん初めて!なんだか、この古いマンションの一室が一瞬にして雰囲気が変わるような、味のある曲で、すっかり好きになりました。それにしても、昔は従者が初夜を見守るような習慣があったのですか!? ひえーっ、驚いた(笑)
by (2007-01-30 00:14) 

Cecilia

fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
実は・・・ピエタという演奏団体のことは知りませんでした。
ANALKTAもNAXOSで知ったレーベルですが、掘り出し物が多いと感じています。
しかも・・・ピエタとアンジェラ・デュボーの組み合わせでとびきり素敵なCDがあるのです!
この記事を書いている段階ではそのCDのデュボーと一致していませんでしたが、fallschirmjagerさんのコメントを読んでから確認してみて一致しました。ありがとうございます。
又記事にさせていただきます。(いずれ記事にしようと思っていました。)
「忠実な羊飼い」・・・リコーダーでやってみたいと思い続けていますが、実現していません。
by Cecilia (2007-01-30 08:09) 

Cecilia

masaさん、nice&コメントありがとうございます!
次の記事でもNAXOSで聴けるCDを取り上げる予定です。
宝探しをしている気分ですよね。
初夜を見守る・・・といってもどこまでかは分かりませんが少なくとも床に入るまでは見守っていたでしょうし、この映画では国王や司祭(司教?)も立ち会っていましたよ。(日常でも従者が立ち会っていたと想像しますが。)
柳美里の「8月の果て」でも朝鮮の結婚式のことがかなり詳しく出てきましたが、そこでも出てきました。(この場合は庶民なので家族や友人でしたが。)
記事の中で触れた大長編「アンジェリク」の原作本でも一番初めがそういう場面です。(そこで、その後の波乱万丈のもとになるものを発見するのですが。)
by Cecilia (2007-01-30 08:32) 

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