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L'Orfeo [音楽鑑賞]

皆川達夫さんが何年も担当していらっしゃった「バロック音楽の楽しみ」というラジオ番組・・・私がここからたくさん学んだこと、古楽への興味をもったことは今までも何度か書いてきました。

モンテヴェルディの「オルフェオ」・・・これもその番組で知りました。

ファンファーレのようなトランペットと太鼓の音が印象的なToccata、それに引き続きMusic(音楽の精)が歌う"Dal mio Permesso amato"というプロローグのRitornelloを聴きましたが、この部分は何度聴いてもオペラの黎明期・・・という感じがして、素晴らしいです。

先日記事にしたLa Serva Padrona同様、中学生だった私が登下校の時によく歌っていた曲です。

NAXOS MUSIC LIBRARYでは二種類の「オルフェオ」を聴くことができます。

一つはNAXOSから出ているもの。(試聴できます。)

Monteverdi: L'Orfeo

Monteverdi: L'Orfeo

  • アーティスト: Roberto Abbondanza, Carlo Lepore, Gastone Sarti, Marcello Vargetto, voice] Marco Perrella [bass, Claudio Monteverdi, Sergio Vartolo, Gianluigi Ghiringhelli, Michel van Goethem, Solisti Della Cappella Musicale di San Petronio
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • メディア: CD

 

もう一つはABCというレーベルのもの。

オーストラリアの演奏家たちによるもののようです。

Cantillationという団体がコーラスを歌っているのでしょうか?

それとも彼らがソロも担当しているのでしょうか?

こちらで購入できるようですね。(試聴できません。)

しかし、やはりオペラなのでDVDが観たいところです。

L'Orfeo

L'Orfeo

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2003/01/21
  • メディア: DVD

L'Orfeo (Sub)

L'Orfeo (Sub)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2005/09/27
  • メディア: DVD
 
L'Orfeo (2pc)

L'Orfeo (2pc)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2005/11/15
  • メディア: DVD
L'Orfeo (2pc)

L'Orfeo (2pc)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2007/01/16
  • メディア: DVD
 


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コメント 8

fallschirmjager

>皆川達夫さんが何年も担当していらっしゃった「バロック音楽の楽しみ」というラジオ番組
なつかしいですね!当方も良く聴きました。
NHKFMで朝6時くらいから約1時間,11時くらいに再放送しておりました。皆川先生が中世・ルネサンスを担当され,服部幸三先生がバロックを主に担当されてましたね。当方,中世・ルネサンスについても興味を持つこととなったのは,皆川先生の影響が大きかったと思います。
初めて皆川先生のご紹介でオケゲムのミサ ミミを聴いたとき,その神秘的で不思議な響きに強い印象を持ちました。
>モンテヴェルディの「オルフェオ」
toccata。この曲,モンテヴェルディのお気に入りだったのか,ヴェスプロでも使ってましたね。バロックの幕開けを告げるファンファーレ,そんな記述を見たような気がします。
モンテヴェルディの「オルフェオ」のcdもかなり出ており,またまたご紹介のnaxosのcd持っております。
あとは,当方この曲を始めて聴いた,あのアーノンクールとウィーンコンツェントスムジクスのcdも持っております。でもやはりオペラはDVDでの鑑賞がベストでしょうね。
この曲,真のオペラの出発点で傑作というのが,最近なんとなく分かるような気がしてきました。
by fallschirmjager (2007-01-16 21:50) 

Cecilia

fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
服部幸三さんの担当とごっちゃになって記憶しているのかもしれません。
よく聴いていたのは1981年頃からです。
当時基礎英語・続基礎英語を聴く必要から、朝のラジオはよく聴いていたのですね。
影響を受けている人はかなりいるのでしょうね。
オケゲムのミサというのは聴いたことがないです。
またヴェスプロというのも知りません。(曲名でしょうか?)
オルフェオ・・・初めて聴いたのはたぶんfallschirmjagerさんがお持ちのどちらかだったと思います。
オペラの出発点であり傑作というところが本当にすごいですよね!
躍動感のある音楽に心を動かされます。
by Cecilia (2007-01-16 22:41) 

fallschirmjager

>オケゲムのミサというのは聴いたことがないです。
ご紹介までにリンクさせていただきます。
http://www.amazon.com/Ockeghem-Requiem-Missa-Mi-Mi-Johannes/dp/B000005GNF/sr=1-2/qid=1169026059/ref=pd_bbs_2/105-3845207-2378010?ie=UTF8&s=music
オケゲム(Johannes Okeghem:1425?-97)は15世紀に活躍したフランドル出身の作曲家で,当時著名で国際的に評価されており,オルフェウスとまで呼ばれていたようです。
>ヴェスプロ
vespro della beata vergine たしか聖母マリアのための晩課?でしたでしょうか。
この曲も古楽合唱指揮者,バンドに大変人気があり,結構cdあります。
特に有名なのが,ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団によるもの(独archiv)。(リンクさせていただきます。)
1曲目に,今聞くとorfeoとまったく同じものではないようですが,ファンファーレが聴けます。
http://www.amazon.com/Monteverdi-Vespro-Della-Beata-Vergine/dp/B0000057DL/sr=1-2/qid=1169026698/ref=sr_1_2/105-3845207-2378010?ie=UTF8&s=music
ガーディナーが若い時にこの曲聞いて感銘を受け,自身で演奏するためモンテヴェルディ合唱団を作ったようです。
ですので,結構気合入っており,わざわざ,当時この曲が演奏されたであろう,ヴェネツィアのサン・マルコを録音場所に使っております。
名曲名盤だと思います。長々と失礼しました。
by fallschirmjager (2007-01-17 19:07) 

Cecilia

fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
両者ともNAXOSでも聴けました。
オケゲムはオケヘムになっていました。
それとヴェスプロのこと、ヴェスペレという言い方では知っていました。
曲を聴いてびっくり!!
本当に「オルフェオ」のトッカータが使われているのですね。
(どちらが先に作曲されたのでしょうか?調べますが・・。)
NAXOSで聴けるものもいくつか種類がありました。
いつもいろいろ教えていただいて本当に勉強させていただいています。
by Cecilia (2007-01-17 23:10) 

frostcircus

初めまして。トラバを送らせていただきました。
皆川先生に講演、講習会などで何度かお会いし、お話させていただいたことがありました。もちろんそれ以前から「バロック音楽の楽しみ」の長年のリスナーでした。
合唱をやっていたので、モンテヴェルディばかりでなく多くのルネサンス~バロックの名曲を歌った経験があります。
聴くだけの体験とはまた一味違う、感じるところもあったかなと今振り返っています。
by frostcircus (2007-01-18 18:54) 

Cecilia

frostcircusさん、はじめまして。
コメント&TBありがとうございます!
ハンドルネーム、素敵ですね。
そちらのブログも拝見させていただきました。
私が大学時代お世話になった恩師も皆川先生と交流があったようで、「バロック音楽」をテキストに授業がありました。
皆川先生にお会いしたことはないのですが、自称「弟子」かも?
今は合唱はやっていらっしゃらないのですか?
私は聖歌隊でバッハなどは歌いましたが、モンテヴェルディなどを歌っていません。
ルネサンス期のマドリガルに興味が出てきた今、非常に歌いたいのですが、今所属しているコーラスではそういうものを歌いません。
以前所属していたリコーダーサークルでポリフォニー音楽を演奏して、私も感じるものがありました。
そちらにも又コメントさせていただきますね。
by Cecilia (2007-01-18 22:26) 

frostcircus

コメントを寄せていただきありがとうございました。
高校時代、バッハのモテットを歌ったことをきっかけにバロック、ルネサンスのポリフォニー音楽に夢中になりました。
某放送局の合唱団に加わったのを機に少人数のアンサンブルを結成したんですが、メンバーの転勤が相次ぎ自然消滅です。もとより楽器や声楽を本格的に取り組んだ面々でしたから音楽的視野も広くて楽しめたんですが。
わたし自身といえば長らく弾いていませんが、ピアノとチェロをかじった程度です。
今日のエントリに古楽に関する本の紹介を載せています。初出は古い記事ですが、「様式論」にも関係すると思われますのでご案内しておきます。
by frostcircus (2007-01-19 19:20) 

Cecilia

frostcircusさん、コメントありがとうございます。(お返事が後になってしまい申し訳ありません。)
本格的なアンサンブルをなさっていたようですね。
私は大学時代、新日本フィルなどと共にメサイアを演奏(合唱ですが)
しましたが、冒頭の「シンフォニア」のテンポは非常にゆっくりでした。
コープマン指揮などですと、全く別の曲のように軽快ですよね。
ピアノとチェロも経験なさっているのですね。
私も今はさっぱりですが、ピアノ・ヴァイオリンもやっていました。
これからも記事を楽しみに拝見させていただきます。
by Cecilia (2007-01-21 00:54) 

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