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Christmas Songs・・・3 [音楽鑑賞]

ドラマチックなクリスマスの気分を味わいたい方は是非聴いてください!

クリスマスタイド~ジェシー・ノーマン

クリスマスタイド~ジェシー・ノーマン

  • アーティスト: ノーマン(ジェシー), ニューヨーク・コラール・ソサエティ, アメリカン・ボーイクワイア, エムパイア・チェンバー・アンサンブル, コーミア(ロバート・ド), メンデルスゾーン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2003/10/29
  • メディア: CD


ブログをはじめたばかりの時期に、一度取り上げました。
交流がない時期だったため、全く反響がありませんでした。

はじめは「ひさしく待ちにし」で静かに始まります。
暗闇のイメージです。
そしてそれは徐々に救い主の降誕の喜びを表す輝かしい音楽へと変わっていきます。

二曲目からはおなじみのキャロルがこれまたドラマチックな編曲で演奏されます。
このCDは全部の曲が切れ切れにならず、メドレー仕立てで一つのドラマとしての世界になっています。
O Holy Night(さやかに星はきらめき)も、もともと感動的な曲ですが、この編曲では最後の"Christ is the Lord,o praise His name forever ,His power and glory evermore proclaim・・・"の部分で転調をすることにより、救いの喜びと神の栄光を心から感じさせてくれます。

10曲目にはジェシー・ノーマン自身が作詞作曲(?)した「クリスマスタイド」という曲があります。
愛と希望を感じさせる素晴らしい曲です。(詩をご紹介したいですが、長くなるので我慢します。)

ここでは、ほかのCDにはあまりないキャロルの詩をご紹介します。

★木枯らしの風ほえたけり(讃美歌第468番)★
(クリスティナ・ロセッティ詩/グスタフ・テオドル・ホルスト作曲)

冴え返るような、真冬の日、
凍てつく風は、唸りをあげ、
大地は凍って、鉄(くろがね)と化し、
水は凍って、石のようになった。
雪が降った。降った。降った。
つぎからつぎに、降り積もった。
冴え返るような、真冬の日、
それは遠い昔のこと。

天国は、主を、とどめおけず、
地上は、主を、戴(いただ)ききれない。
しかし天地よ、さあ退くがよい:
今、主は来たり、世を統べ給う。
冴え返るような、真冬の日、
あえて厩舎に臨まれた、
われらの主、全能の神、
イエス・キリスト。

主は満ちたり給う:ケルビムは
夜に昼に、主をほめたたえる:
そこには、乳房いっぱいの乳があり、
馬槽(まぶね)いっぱいの干し草がある。
主は満ちたり給う:天使たちは
その御前(みまえ)に降り来る:
そこには、牛、ロバ、そして駱駝がおり、
心から主を崇めまつる。

天使、そして大天使たちも、
そこに集(つど)ったことだろう。
ケルビム、そしてセラピムたちも、
空に満ちたことだろう。
しかし、ひとり、御母だけが、
乙女の清き喜びのうちに、
愛しきみどり児をほめまつり、
くちづけをもって祝し給うた。

何を、私は、主に捧げられるだろう?
私のような貧しい者が?
もしも私が羊飼なら、
私は仔羊を捧げよう。
もしも私が賢者なら、
私は知者の務めを果たすだろう。
そうだ、私が、主に捧げられるもの・・・
私の心を捧げよう。

                (訳:秋岡陽)

【クリスマスに寄せて】・・・ジェシー・ノーマン
クリスマスの音楽。それは、どの人にとっても、特別な意味を持っています。敬虔な信者かどうかに関係なく、その音楽の魅力にはあらがうことができません。それは、ときには質素に、またときには
彩り豊かに、私たちの心に、直接、訴えてくるのです。・・・(中略)・・・一年のうちで、とくに栄光と
輝きに満ちたこの時節。それが持つ深い意味に思いを馳せるときの、言葉に尽くせぬ、一人ひとりの内なる感慨。それを見事に表現した編曲です。このレコーディングをしながら私たちは、それはそれは素晴らしい時を過ごしました。そして今、どうか皆さんにもその喜びが伝わりますように、と願っております。・・・・・・・・

大変素晴らしいCDで大切にしています。


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ピアノフォルテ

曲がつながっているというのはちょっと素敵。どんな雰囲気なのでしょう。これも聴いて見たいです!しかし、今レッスン代がかさんで、びんぼーです。繰り上げ返済もしてしまったので、く、くるしい・・・。泣きっ面に蜂で、昨日は塾の請求書がまとめて3か月分どかーーーん、と来ました。バタリ!(倒れる音)
by ピアノフォルテ (2005-11-18 16:50) 

wild-cat

↑ピアノフォルテさんが倒れてしまった!大丈夫?(笑)
私の持ってる第九、ジェシー・ノーマンがソリストで参加してました(^^)
惚れ惚れするような美声ですよね~~♪
賛美歌、きちんと聴いてみようかな。
by wild-cat (2005-11-18 22:02) 

Cecilia

ピアノフォルテさん、nice&コメントありがとうございます!
CD、楽譜、レッスン・・・音楽はお金がかかりますね・・・!
ピアノフォルテさん、倒れないで!!
私も来週、「オペラ座の怪人」・・・お金が~~!!
by Cecilia (2005-11-18 22:51) 

Cecilia

山猫さん、nice&コメントありがとうございます!
他に二枚ほどジェシー・ノーマン持ってます!
R・シュトラウス、マーラーを中心としたライブ盤、アメージング・グレースなどの宗教音楽(前にCeciliaの名前の由来について書いた時に載せたかな?)です。
同じ黒人でも先日のレオンタイン・プライス、キャスリーン・バトル、バーバラ・ヘンドリックス・・・・声質がかなり違いますね。皆さん、素晴らしいです!
by Cecilia (2005-11-18 22:56) 

のの

燭火礼拝の点火の曲が、聖歌隊による「久しく待ちにし」だったと思います。
今は一人一人が蝋燭を持つのでなく、ファンヒータの上のキャンドルに、
子どもがつけて回るのですが、厳かな雰囲気がしていいですよ~
いいのだけれど、子どもたちを指導するアドベント期間は、地獄かも(笑)

そんな私の心の闇を癒してくれそうなCDですね。聴いてみよう!
by のの (2005-11-19 00:43) 

記念にceciliaさんへの200番目のnice!を献呈差し上げます。
曲の切れ目をなくしてストーリー仕立てで音楽を作られるやり方って、とても面白い作りというか意欲も感じさせてくれます。無宗教のgoshu1008もこの時期になると何となくこういうジャンルも耳にします。
ジャンルが違うのですが昔サンフランシスコのレコード屋さんで買ったドナ・サマーの「マッカーサーパーク」も延々と続くディスコサウンドでしたが、愛にまつわるストーリーになってましたね。
あ、それから大バッハが苦手という理由は私の無宗教に原因しているのかも。
by (2005-11-19 09:38) 

トスカ

クリスマス向けの曲のご紹介ありがとう。わたしも何か登録してみようかな
by トスカ (2005-11-19 11:34) 

Cecilia

ののさん、nice&コメントありがとうございます。
懐かしいです!
「燭火礼拝」・・・と日本語使うところが、あの教会らしいですよね!
(横文字をあまり使わない。)
練習、大変ですね!!
by Cecilia (2005-11-19 14:10) 

Cecilia

goshuさん、nice&コメントありがとうございます!
無宗教の方でも「音楽」として、楽しめる一枚です。
大バッハ・・・そういう楽しみ方はできませんかねえ!?
ドナサマーも聴いてみたいです。
うちにあるかもしれません・・・。
by Cecilia (2005-11-19 14:12) 

Cecilia

トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
トスカさんのオススメも是非聴きたいです!!
記事待ってます。
特に、トスカさんのオススメのフォーレのCDですね。
by Cecilia (2005-11-19 14:14) 

サンラブ

こんばんは
素敵ですねメドレーになっているなんて(笑)
ドラマチックです。
クリスマス気分が盛り上がってきますね。
by サンラブ (2005-11-19 19:05) 

Cecilia

サンラブさん、nice&コメントありがとうございます!
まだまだ続きますので~~!!
愛聴CDが終わったら、クリスマスの絵本の特集も!
ネタっていくらでもあるものですね!
by Cecilia (2005-11-19 21:30) 

Cecilia

elleさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2005-11-21 08:17) 

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