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ドラゴンズ福留、WBCで貴重な一発 [ベースボール]

2006年3月19日(日) 15時55分 毎日新聞

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)田中義郎】野球の国・地域別対抗戦、第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は18日(日本時間19日)、当地のペトコパークで準決勝2試合が行われ、日本は先発・上原(巨人)の好投と終盤の集中打で6―0と韓国に零封勝ちし、決勝進出を決めた。日本は今大会1次、2次ラウンドで、いずれも1点差で韓国に敗れており、今大会3度目の対戦でようやく白星を挙げた。もう1試合はアテネ五輪優勝のキューバが優勝候補のドミニカ共和国を3―1で破った。決勝は20日(日本時間21日)に行われる。
 日本は1番青木(ヤクルト)、3番イチロー(マリナーズ)と打順を変更。両チーム無得点で迎えた七回、代打・福留(中日)の右越え2点本塁打や里崎(ロッテ)の左越え適時二塁打、イチローの左前適時打など打者一巡の集中攻撃で5点を挙げ、均衡を破った。八回にも多村(横浜)のソロ本塁打で1点を追加。上原は緩急を駆使する粘りの投球で7回を3安打無失点に抑え、八回以降を藪田(ロッテ)、大塚(レンジャーズ)のリレーで締めくくった。韓国は1次ラウンドから6戦全勝で準決勝に臨んだが要所で投手陣が崩れ、決勝進出を逃した。


WBCについては、個人的には盛り上がっていなかった。ドラゴンズから選出されていた荒木が辞退し、谷繁や福留は開幕してからも活躍がイマイチだったからだ。これに輪をかけたのが韓国チームで、中日在籍時にはパッとしなかったリー・ジョンボムが大活躍しているのは非常に複雑な心境である。

印象として韓国は、日本球界よりも米メジャーリーグとの接点の方が多く、日本でプレーしている韓国人選手はイ・スンヨプぐらいだが、メジャーで活躍する韓国人選手は意外に多い。だから、韓国がメジャー式のWBCでそこそこ活躍できるだろうとは思っていたが、ここまで良いとは予想もしていなかった。でも、その出場チーム中トップの防御率の投手陣をやりくりしているのも投手コーチのソン・ドンヨルで、これまた中日OBである。ますます複雑だ。

でもそうした陰鬱な気分を一気に晴らしてくれたのが福留の一発であった。チャンスに強い福留の良い面が出た一発だった。これで勢いにも乗れて、決勝キューバ戦もそこそこやれそうな気がする。先発は松坂だろうし、アテネ五輪のリベンジにも絶好の機会だから。

王監督の勝利インタビューを聞いていて、王監督で良かったなとつくづく思った。ハンク・アーロンのホームラン世界記録に挑んだパイオニアをトップに頂くチームというのは極めて分かりやすいチーム編成で、感情移入しやすい。なんだか、生まれてこのかた40年近くも日本のプロ野球を見てきた1ファンとしても、野球ファンの集大成として心から応援したいと思えるのである。またこれを機会にして日本のプロ野球も再活性化されるとよい。

March Madnessといえば米国ではカレッジバスケットボールのNCAAトーナメントのことを指すが、WBCも世界中の野球ファンを巻き込んだ1つのMarch Madnessといえそうだ。開催時期や、審判の質の問題はあるけれど、是非今後も開催されるとよいと思う。もう米国メジャーリーグが最強とも言い切れないのが実態であることは多くのファンが痛感したところだと思うので、今後は是非米国での開催に拘泥しないでグローバルに考えてもらえるとよいと思う。
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ひでくん

はじめまして。
我が家もスレッドしてみました。
TBさせて下さいませ。
いやぁ、久しぶりに興奮しました。
熱くなりました。
野球って面白い。
by ひでくん (2006-03-19 22:10) 

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