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北極圏までセスナで [北米]

偶然にも夏至の日に北極圏まで行くことになった。
1年で一番、日が長い日。
北極圏では当然、白夜だ。

セスナでフェアバンクスからフォートユーコンという北極圏にあるネイティブ・アラスカンの村に行った。

実は、ここで私は、かなり激しいセスナ機酔いになってしまい、片道1時間往復2時間、生きた心地がしなかった。
というわけで、空からの風景は残念ながら記憶に全くない。

ただ到着後のバスツアーには頑張って参加したので、ちょっと覚えている。

もちろん、道などは舗装されておらず、村も小さい。
というか、去る人が多いらしく、ちょっとさみしい感じだった。

正直言うと、同じアメリカだとは思えない貧しさだった。
ちょっとショックだった。

それでも、地元に住むガイドのお姉さんがすごく明るくて、そのギャップが不思議だった。
これが一番記憶に残っていることかも。

実際、ネイティブ・アラスカンは、その昔、アジアからベーリング海を渡ってアメリカ大陸に住み着いた人々だ。同じアジア系のオリジンを持つ彼らと、私たち日本人はとても似ている。

500年前、人類の歴史で言えば、つい最近までは、元々はこの人たちが住んでいた場所だったんだという事実を目の当たりにし、とても複雑な気持ちになった。


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