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草餅。 [甘味]

春になったら蓬を摘みに...
と、言っても子供の頃以来でしょうか。その頃は、母と祖母が摘んできた蓬で草餅を作ってくれました。こんな都心の公園でも、植え込みあたりを良く見れば、案外生えているものです。
子供の頃は「もち草」と呼んでいました。結構大きくなるまで「蓬」と「もち草」は違うものだと思っていました。


蓬を熱湯で、さっと茹で、固く絞って包丁で細かく刻みます。あざやかな緑色になります。さらにすり鉢ですりつぶします。ここらあたりまではいい感じ...上新粉と白玉粉に熱湯を混ぜて...なかなか固まらないので、水をどんどん足していくウチに...つきたての餅のようにやわらかな生地に...ともかく蓬を混ぜて、さらにこねますが状況は変わりません。
形成もままならず、なんて不恰好!餡子をつつむのをあきらめ、そのまま20分程蒸しました。そして、こんな感じに...
生地と餡子はまだあまっています。1日たてば水分がとんで、もう少し固まるのでは?と思い、こちらは翌日に作りました。餡子がちゃんとつつめるくらいの固さには、なりました。やっぱり、餡子をつけながら食べるというのは、しゃらくさい。そういえば、家で作っていたものは蒸すのではなく、茹でてたなぁ、と思い出し、1個茹でてみました。手前の色があざやかな方がそうです。
ともあれ、不恰好でやわらか過ぎではあるけれど、ちゃんと草餅の味がしました。和菓子屋の店先で売られていた「自家製餡子」のおかげでしょうか。控えめの上品な甘さという感じでした。
ポイント。生地を作る時は少しずつ様子を見ながら水を加えていくこと。
この点を次回につなげよう、と思いつつ...ごちそうさまでした。


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