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田園讃歌展 [07展覧会感想]

埼玉県立近代美術館で開催されている「開館25周年記念展 田園讃歌-近代絵画に見る自然と人間」を観に行きました。この展覧会は、山梨県立美術館秘蔵のミレー《落ち穂拾い、夏》、埼玉県立近代美術館のモネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》の二つの名作を核として構想されたもので、19世紀後半のフランス絵画に焦点を当て、国内各地に所蔵される珠玉の作品を中心に、海外からの出品作品や日本初公開の作品も加え、近代絵画史上で農耕・田園のイメージがどのように形成され展開していったかを探っていくとともに、日本の近代洋画の名作で、農耕・田園主題の絵画の展開をたどり、さらに近代日本画・南画、ポスターや写真などの資料も加えて、絵画史の問題に留まらず、近代以降の自然と人間の営みのあり方を再考察する視点に立ち、多角的な紹介を試みていくものだそうです。

~展示構成~
第1章:豊穣の大地と敬虔な農民たち-ミレー《落ち穂拾い》とその周辺 第2章:近代都市パリを離れて-印象派・ポスト印象派の田園風景 第3章:日本の原風景を求めて-近代絵画に見る田園風景 第4章:何処から、そして何処へ-ポスター、写真に見る田園風景

ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い、夏》(山梨県立美術館蔵)最初の展示は和田英作《ミレー「落ち穂拾い」模写》(東京藝術大学大学美術館蔵)。ラファエル・コランのもとで学んでいる時にルーヴルで模写したものだそうだ。迷宮美術館スペシャルで現在のものより色調が暗いのはもしかしたら修復前のものを模写したのかもしれないと話していた。この暗い色調がいい味を出している。展示室で真っ先に視界に入り、ミレーだと思った。。。(^_^;)隣りにはミレーの版画が並んでいました。ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い(第2版)》(エッチング)(山梨県立美術館蔵)はオルセー美術館所蔵の油彩画とほぼ同じ構図のものだそうだ。油彩画よりも前に制作され、油彩画よりも細部を細かく描きこまれているとのこと。《種をまく人》[1851](リトグラフ)(山梨県立美術館蔵)は油彩の《種をまく人》[1850](山梨県立美術館蔵)の複製版画として翌年に制作されたものだそうだ。ジャン=フランソワ・ミレー《一日の終わり》(青山ユニマット美術館蔵)図録の解説によると「1850年前後、版画をはじめたばかりのミレーが用いた技法はリトグラフだった。リトグラフでは画家のタッチを直接活かすことができる上に、版刻する手間もかからないため、初心者に適した技法だったのだろう。」とのこと。油彩の《種をまく人》も観たかった・・・(・_・)大本命の《落ち穂拾い、夏》(山梨県立美術館蔵)は期待していたよりもはるかに小さかった・・・( ̄▽ ̄;) ヌオーもっと迫力のある作品だと思っていたのに。。。小さくても存在感あります!!オーラが出ていました♪(^_^)/この作品だけバックが赤になっていたこともあり一層引き締まった感じにみえた。照明も特別にセッティングされていたようで額縁共々きらきらと光り輝いていました。近寄って細部までじっくりたっぷりと鑑賞♪「・・・収穫は7月から8月にかけて行われる。さらにフランスでは刈った穀物を全て取り入れるのではなく、畑を持たない貧しい人々のために、穂を地面に残しておく習慣があった。・・・背景に描かれた収穫の山の大きさからこの土地の豊かさが理解されるが、ミレーは落ち穂を拾う貧しい女性たち作品の主役に据えている。」とのこと。ジュリアン・デュプレ《牧草の取り入れ》(山梨県立美術館蔵)《刈り入れ》(財団法人 ひろしま美術館蔵)《一日の終わり》(青山ユニマット美術館蔵)も見応えあり。《種をまく人》がなくても《一日の終わり》があればOKかな。ヾ( ̄ー ̄)ゞ第1章の展示でミレーと共に見惚れた作品がジュリアン・デュプレ《牧草の取り入れ》(山梨県立美術館蔵)。緑がいっぱいの優しい作品。空の感じもいいね~!コンスタン・トロワイヨン《近づく嵐》(山梨県立美術館蔵)はとても迫力があった!!急がなきゃ~って感じが伝わってくる。この作品も土地の豊かさが示されているとのこと。シャルル=エミール・ジャック《森の中の羊飼いの群れ》(帯広市(北海道立帯広美術館受託)蔵)は羊のモコモコした感じがよかった。

ピサロ好きにはたまらんの~ (^_^)

カミーユ・ピサロ《風景 積みわらのある平原》(個人蔵、アメリカ)カミーユ・ピサロ《風景 積みわらのある平原》(個人蔵、アメリカ)は距離をおいてから観たら空の感じがとてもよかった。積みわらも近くで観るとぼやけた感じだが距離をおくとなかなか立体的。カミーユ・ピサロ《エラニーの教会と農園》(群馬県立近代美術館蔵)《エラニーの教会と農園》(群馬県立近代美術館蔵)は久しぶりの鑑賞。セザンヌっぽい描き方「・・・印象派のなかでも長老的な存在で面倒見もよかったピサロは、1870年代から9歳年下の画家セザンヌとしばしば肩を並べて制作を行ない、お互いに影響を与え合っていた。・・・緑色と褐色の抑えられた色彩や、建物や樹木のモチーフの単純化、並列に並べられた筆致の強調にセザンヌの影響が感じられる。」どうして群馬で鑑賞した時にこういう解説を付してくれなかったのかなぁ。。。カミーユ・ピサロ《エラニーの牛を追う娘》(埼玉県立近代美術館蔵)《エラニーの牛を追う娘》(埼玉県立近代美術館蔵)は大好きな作品。今年3回目の鑑賞♪んっΣ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!照明や展示構成の影響かな?なんだか常設展示で観たときよりも小さく感じる。額縁替えた?あっ、気のせい???「・・・日光が牧草地に斜めに差し込む光景を捉え、影を微妙なグラデーションで表現し、きらめく光の様子を白色系のタッチを加えて描いている。少女の牛追いは点景として配置され、空間表現において重要な役割を果たし、牧草地の雄大な拡がりが暗示されている。アルフレッド・シスレー《森のはずれ、6月》(サントリーミュージアム[天保山]蔵)また、全体に一定の緻密な筆致が施されることによって、画面に見事な統一感が生まれており、牛追いの様子が広大な自然の営みに包み込まれるように描かれている。」とのこと。この配置、色、明暗、点描が大好きです♪(^_^)/《エラニーの牧場》(財団法人 上原近代美術館蔵)もいいね~!ちょっとだけ見えている尖塔は《エラニーの教会と農園》に描かれている教会。アルフレッド・シスレー《森のはずれ、6月》(サントリーミュージアム[天保山]蔵)は一点もの特別展示のようだった。シスレーにしては珍しく空が少ない。森の中の暗い感じや木漏れ日と森の向こうに広がる畑を照らす明るい日差しの対比が面白い。見応えのある素晴らしい作品。

何故かここだけ壁紙がミドリ・・・(^_^;)

クロード・モネ《藁ぶき屋根の家》(財団法人 上原近代美術館蔵)モネは3点。クロード・モネ《藁ぶき屋根の家》(財団法人 上原近代美術館蔵)はクリスマスケーキにのっているお菓子の家みたいで可愛い~v(≧∇≦)v イェェ~イ♪背景の青みがかった感じが綺麗で、赤や黄の花がいいアクセントになっている。《ジヴェルニーの積みわら、夕日》(埼玉県立近代美術館蔵)はこの展覧会の中心となる作品。クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら、夕日》(埼玉県立近代美術館蔵)「・・・25点の<積みわら>連作に先駆けて描かれたこの作品は、《夜明け》《霧の朝》の情景を捉えた全く同一構図の2点の作品と小連作をなすものであり、モネの壮大な連作のはじまりを告げる記念碑的作品だそうだ。《小さな積みわら》(個人蔵)は刈りとった麦を一時的に束ねた状態のものだそうで、クロード・モネ《小さな積みわら》(個人蔵)「天候や時間を変えて、同じ大きさのカンヴァスに同じ構図で描いた作品を他に2点制作している。」とのこと。図版では、全体的に、特に空の色合いが、赤みがかっていて紫っぽく見えますが、実際はもっとすっきりとした青色でした。その2点のうちのひとつが《ジヴェルニーのお嬢さんたち》というタイトルでモネ、ルノワールと印象派展(04Bunkamura)に展示されていました。(同じものかな?と思って図版を比べたところ微妙に違いました!)また、図録にはポーラ美術館の積みわらが掲載されているので巡回先で展示されるようです。

ポール・ゴーガン《家鴨のいる池》(個人蔵)ポール・ゴーガン《家鴨のいる池》(個人蔵)はなかなか面白いというか、ゴーガンらしからぬ感じがいい。ポール・セザンヌ《大きな松の木と赤い大地》(個人蔵)は高台から見下ろしたところを描いたもの。前景の木がいい味を出している。この構図は北斎などの浮世絵を想起させるとのこと。ポール・セザンヌ《大きな松の木と赤い大地》(個人蔵)そういえば、モネもこういう構図で描いていたな~ヾ( ̄ー ̄)ゞウジェーヌ・カリエール《羊飼いと羊の群れ》(新潟市美術館蔵)はとても温かみのある作品。暗い色調のものだが、今までに観たカリエール作品の中ではとても明るい方だと思う。動物が描かれているのはカリエールとしてはとても珍しい。カリエールの幻想的かつ神秘的な作品は本当は座ってのんびりと鑑賞したいところだが。(しかもここは椅子に力を入れている美術館だし。。。)アリスティード・マイヨール《山羊飼いの娘》(岐阜県美術館蔵)はシンプルに描かれた明るい色彩の作品。ナビ派に加わる以前のものだが、ナビ派の理論が実践されているとのこと。山羊も女の子も可愛い♪(^_^)モーリス・ド・ヴラマンク《積み干し草のある風景》《嵐の前の風車》(松岡美術館蔵)、《雪》(北九州市立美術館蔵)はいずれも迫力があるもの。とても躍動感がある。寒さや厳しさ、激しさ、荒々しさというものがとてもよく伝わってくる。

本多錦吉郎《景色》(府中市美術館蔵)本多錦吉郎《景色》(府中市美術館蔵)は何処までも続くような道の感じがいい!!とても奥行きがある。手前の木々の立派な感じがとってもnice!久米桂一郎《秋景》久米桂一郎《風景》《秋景》(久米美術館蔵)も見応えのある作品。ラファエル・コランのもとで学んでいたそうで、黒田清輝が人物画に力を注いだのに対し、久米は農村風景や海辺の情景を集中的に描いたそうだ。《秋景》はパリ万国博覧会に出品された3点のうちのひとつで、1895年に制作されたこの作品は目黒近郊の実景を描いたと言われているそうだ。これが100年前の目黒か。。。(@_@)こういうのどかな感じっていいですね!それにしても細かいな~和田英作《渡頭の夕暮》(東京藝術大学大学美術館蔵)は渡し舟を待っている場面だそうだ。虹色に輝く水面がとても綺麗!!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)oミレーの模写も凄かったけどこの作品も凄いです!!

萬鉄五郎《秋景農夫図》(萬鉄五郎記念館蔵)萬鉄五郎《木小屋》(萬鉄五郎記念館蔵)萬鉄五郎《秋景農夫図》《木小屋》(萬鉄五郎記念館蔵)は素朴な優しさが感じられる。やっぱり墨っていいな~特に《木小屋》が和菓子の箱や包装紙のデザインみたいで面白かった。《木小屋》は少しだけ色が差してあるが、《秋景~》はモノクロの世界。見入ってしまう。吸い込まれそうな感覚。日本画は鑑賞の仕方がよくわからないけれど好きなので、(まぁ、西洋絵画の鑑賞の仕方もわからんけど・・・(-_-;))毎回、展示ケースにおでこがくっつきそうなほど近寄ってじっくりと観ています。やっぱり、書や日本画の余白の美しさっていいなぁ~(^_^)/土田麦僊《伊豆之海》(大阪市立近代美術館建設準備室蔵)、村上華岳《山科春景》(茨城県近代美術館蔵)、小野竹喬《南島四季のうち春秋》(京都市美術館蔵)、酒井三良《田園秋色図》(福島県立美術館蔵)も見応えのあるものでした♪(^_^)

B.シャヴァナス《祖国フランスの地が平穏な世界を快復できるように、1918年度国債を買え》(京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵)ポスターはいずれも見応えのあるものでしたが、特に気になったのはアドルフ・レオン・ウィレット《国際商工業博覧会》(川崎市市民ミュージアム蔵)、レオ・ルレ《フォンヴィエイユ》(川崎市市民ミュージアム蔵)、モーリス・ルロワール《バレエ『蝉』》(川崎市市民ミュージアム蔵)、B.シャヴァナス《祖国フランスの地が平穏な世界を快復できるように、1918年度国債を買え》(京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵)あたり。アルフォンス・ミュシャは前期のみの展示ということで残念ながら見ることが出来ませんでした。(>_<)チケットあるんだから早く行けよって感じですが、チケットがあると逆に安心してしまっていっつも会期末になってしまうんですよね・・・(-_-;)

 アドルフ・レオン・ウィレット《国際商工業博覧会》(川崎市市民ミュージアム蔵) レオ・ルレ《フォンヴィエイユ》(川崎市市民ミュージアム蔵) モーリス・ルロワール《バレエ『蝉』》(川崎市市民ミュージアム蔵)

農作業や稲を干しているところの写真もなかなか興味深かったです。まぁ、ウチの近くに田んぼありますし、子供の頃から見慣れた光景ですが。。。(^_^)地域によっていろいろな干し方があるもんですね~サルバドール・ダリ《マルドロールの歌》(広島県立美術館蔵)もとても見応えがありました。この作品はミレーの《晩鐘》に影響を受けて描かれたもの。ダブル・イメージですからね!(^_^)/作品リストには広島県立美術館とありますが、図録には鹿児島市立美術館とあります。。。展示室はなんて書いてあったかなぁ。まぁ、版画だし。。。ダブル・イメージだし。。。(* ̄m ̄) ププッ ロイ・リキテンスタイン《積みわら》(滋賀県立近代美術館蔵)はやっぱりこれも展示されたかという感じ。

風景画好きにはたまらないね~!!とっても見応えのある展覧会でした♪でも、作品多すぎ。。。展示室がゴチャゴチャした感じだった。(個人的にはいっぱい観れて楽しかったけど。)
この展覧会は開館25周年記念として企画されたもので、当初はモネの《積みわら》連作を軸としてこれを現代につなげるかたちで構成出来ないかという提案からはじまったそうです。しかし、国内にあるモネの《積みわら》《睡蓮》以上に稀少で紡錘形の干し草の《積みわら》などを含めても5点ほどしかなく、各館の代表的コレクションで長期にわたる借用は困難なうえ、同時期に大規模なモネ展が二つ日米で開催されることがまもなく判明したことから、ミレー《落ち穂拾い》《積みわら》を核とするかたちで構成軸を再検討したそうです。どど~んとモネの《積みわら》を存分に堪能したかったんですけどね~(=^_^=) ヘヘヘ積みわらの絵をいっぱい観ていたらモンブランが食べたくなりました!!( ̄¬ ̄*) 好物~♪
埼玉県立近代美術館で開催される展覧会は堅実な内容で構成もしっかりしており、とても共感が持てます。内容が地味なため立地条件が良いにもかかわらずあまり人が入っていないのがちょっと残念。素晴らしい作品がいっぱいなんだけどなー(^_^)/都心の持ってきただけ展覧会とは比較にならないほど、じっくりたっぷり楽しめるので鑑賞者としてはありがたい部分もありますが。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
作品リストにメモ書きをしながら鑑賞していると、スタッフの方から「すみません、お客様・・・」と声をかけられ、夏の一件からまだ日も浅かったのでちょっと焦りました。すると、「よろしければ、下敷きをどうぞ。」と、下敷き(クリップボード)をお借りしてしまいました~(^_^)/このような配慮は初めてのこと。めちゃめちゃ感動してしまいましたよ♪(/_;。) ウッウッウッ(埼玉県人だからってわけじゃないけど)埼玉県立近代美術館大好きです♪O(≧∇≦)O イエイ!!
展示替えもありましたが、巡回期間が長いということもあり会場によっても作品の入れ替えがあるようですね。作品リストにない作品が多数図録に掲載されていました。ちょっと気になる作品がいくつかあります。他会場が気になるゾ。。。今回の図録はぶ厚くて重いけれど、内容がとても充実していてコストパフォーマンスの高いお勧めの一冊だと思います。
ん~、積みわらプロジェクトみたかったな~(^_^)

  • 図録:2300円
  • 音声ガイド:500円

埼玉県立近代美術館(http://www.momas.jp/

美術連絡協議会(http://event.yomiuri.co.jp/jaam/shows/s_037.cfm) 

チラシ。

表モンブラン中

【埼玉展】 埼玉県立近代美術館:2007年10月27日~12月16日
【九州展】 北九州市立美術館:2008年1月2日~2月17日
【広島展】 ひろしま美術館:2008年2月23日~4月6日
【山梨展】 山梨県立美術館:2008年4月19日~6月1日

 

埼玉県立近代美術館

 

北浦和公園入り口2

 

埼玉県立近代美術館3

 

北浦和公園3


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コメント 21

おはようございます♪
漸く記事にしてくださったのですね。印象派の時代の風景画が大好きなので、食い入るように見てしまいました。
特に、ピサロが大好きなので、わくわくわく。他の絵画も皆素敵。年末行こうかなあ、なんて悠長なことを考えてたら、埼玉ではもう終わっているのですね。
来年暖かい時期に山梨のほうまで行ってみようかな、なんて思いました。
by (2007-12-16 08:27) 

pistacci

力作ですねーりゅうさん☆
ずっと読んできて、さりげなくモンブランがあるところが、ツボ!!
山梨県立美術館はだいぶ前に行きましたが、あれは版画だったのですか。
思ったよりも、『暗い!?』と、驚いた覚えがありますが、照明や展示場所にもよるのでしょうか。埼玉の会期はおわってしまっているのですね。
by pistacci (2007-12-16 21:35) 

はろるど

こんばんは、素晴らしいレビューとお写真をありがとうございます。

>埼玉県立近代美術館で開催される展覧会は堅実な内容で構成もしっかりしており、とても共感が持てます。

全く同感です。いつもあまり人がいないのが寂しいくらいですよね。この展覧会も切り口が優れていたので、ついつい最後まで惹き付けられて見入ってしまいました。

シスレーは大好きなのですが「森のはずれ」がとても新鮮で楽しめました。仰るようにこんなに空の狭いシスレーはあまりないですよね。

冒頭の和田の模写は私もミレーだと思いました。とても良く出来た作品だと思います。

TBさせていただきます。
by はろるど (2007-12-17 00:38) 

りゅう

>bonheurさん、こんばんは。nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ごめんなさい、日曜日が最終日でした。(^_^;)
ミュージアム・コンサートや積みわらプロジェクトも行きたかったな~
会場によっていくつか作品の入れ替えがあるようです。
全体的に地味な印象がありますが、構成がしっかりとしていて見応えのある展覧会でした。暖かくなったら山梨というのも素敵ですね♪(^_^)/

>pistacciさん、こんばんは。コメントありがとうございます(^o^)丿
ごめんなさい、日曜日が最終日でした。(^_^;)
山梨県立美術館は《落ち穂拾い》《種をまく人》ともに、油彩と版画の両方を所蔵しているそうです。版画は単色(黒)刷りです。
《落ち穂拾い》は私も思ったより暗く感じました。照明も落とし気味でした。
同じ作品でも会場によって見えかたが変わってきますよね、それも楽しみ方の1つだと思います♪(≧▽≦)b

>はろるどさん、こんばんは。TB&コメントありがとうございます(^o^)丿
和田の模写はしてやられたという感じでした♪「えっ、ミレーじゃないの?これが模写なの??」と話している方が何人も・・・(@_@)
埼玉県立近代美術館で開催される企画展のチラシ・ポスターを都内の美術館で見かけることは稀です。駅前ですし交通の便もそれほど悪くないので、もう少し宣伝・広告に力を入れれば人も集まると思うのですがちょっともったいないですね~、スタッフの方はとても親切でしたが、真面目すぎるのかな。。。

>takagakiさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-12-17 20:32) 

TaekoLovesParis

私もこの展覧会、いつだったかりゅうさんが紹介してくださったときに行きたいな、と思っていたのですが、もう終わりですか。。。
駅前なんですか。じゃ、電車に乗りさえすれば、なんですね。
いつか必ず。。。
by TaekoLovesParis (2007-12-17 23:43) 

ミカチ

気になる展覧会です。来年また他の美術館で見られるのですね。まだチャンスはありそうですね。気合を入れて行かなくちゃ。
by ミカチ (2007-12-18 03:20) 

りゅう

>TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
以前、招待券の当選報告記事をアップしましたが、この展覧会は当初から鑑賞計画に入れていたものでした♪( ̄ー ̄)v
見応えのある素敵な展覧会でしたよ!地味ですけどね!!(^_^)
埼玉県立近代美術館はJR京浜東北線北浦和駅から歩いて3分ほどのところにあります。機会があれば是非!!(^_^)/

>ミカチさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
積みわらいっぱいの面白い展覧会でした。
ミレー《落ち穂拾い》の背景とモネ《積みわら》に共通性を見いだしそこから現代へとつながるあたり、有りそうで無い企画構成でとても斬新に感じました♪
積みわらは『9割がモンブラン』『1割がシュークリーム』に変換され、展示室でお腹が鳴ったのは内緒です!(≧▽≦)b
by りゅう (2007-12-18 20:52) 

「落ち穂拾い」は見たことがありますっ!
何か初めて知っている絵を見た気がします(笑)←どこまでも×な…。
ってか、最後の写真がとっても心和みますね~っっ
ああいう写真、大好きですよぉっ!ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by (2007-12-19 21:17) 

りゅう

>空さん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
《落ち穂拾い》はとても有名な作品ですからね~(^_^)/
昔は美術のみならず国語の教科書にも出てたそうです。
美術館がある北浦和公園には2時間ごとにクラシック音楽が流れる噴水広場もあり、市民の憩いの場となっています。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
その他の公園の写真はソネットフォトにアップしました。
よろしければ、チェックしてみてください♪(^_^)/
http://pht.so-net.ne.jp/photo/ryuu-photo/images
by りゅう (2007-12-19 23:50) 

み・さえ

こんにちわ~

印刷させて頂いて、母に見せたら
また行きたくなったので一人でも
巡回する山梨へ行く!と言ってます(^_^;)

私は、積みわらとモンブランのコラボに(*^_^*) nice!
by み・さえ (2007-12-21 10:07) 

りゅう

>み・さえさん、こんばんは。nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
積みわらを見ているとどうしてもモンブランが・・・( ̄¬ ̄*) 好物~♪
(シュークリームも食べたのは内緒です!(≧▽≦)b )
まだ山梨県立美術館には行ったことがありません。
私も機会があれば山梨へと密かに画策しております♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2007-12-21 23:35) 

naonao

ハハハ。さすがりゅうさん。モンブランがさりげなく溶け込んでいるところが何ともお洒落!!本当、似てますね、積みわらとモンブラン。積みわら見たらこれからモンブラン思い出しそうです。
by naonao (2007-12-22 10:54) 

りゅう

>naonaoさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
積みわらがいっぱいの美味しそうな・・・いや、面白い展覧会でした。
積みわらを見たら、その日のデザートはモンブランに決定です!(≧▽≦)b
by りゅう (2007-12-22 18:42) 

くみみん

埼玉県立近代美術館、なかなかやりますね=^-^=♪
先日、美術館へ行く回数が世界5大都市の中で東京は最下位っていう調査がありましたね。観に行く余裕がないのか?いい展示がないのか?
作品を守るのはわかるのですが、ゆったり見られないシステムかなあ?とも思うのは私だけかな?
by くみみん (2007-12-23 16:25) 

サンフランシスコ人

「山梨県立美術館には行ったことがありません。」

一度だけ行きました。
by サンフランシスコ人 (2007-12-24 06:51) 

りゅう

>kumiminさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
埼玉県立近代美術館は私のイチオシ美術館です♪(≧▽≦)b
日本の美術館は驚くほど広告戦略が下手っぴです。。。
敷居が高いというイメージがどうしても・・・(T_T)シクシク

>サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
山梨県立美術館は、近くも無く、遠くも無く・・・という感じで、
ものすご~く、ビミョーーーな距離感です。。。(=^_^=) ヘヘヘ
by りゅう (2007-12-24 11:38) 

サンフランシスコ人

「国内にあるモネの干し草の《積みわら》などを含めても5点ほどしかなく」

シカゴ美術館には、6点だと思います。
by サンフランシスコ人 (2008-01-23 05:54) 

りゅう

○サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
5点は1891年モネ展の参考資料として図録に掲載されていました。
今回は企画力・構成力の優れた素晴らしい展覧会でしたので、結果として、単に積みわらを並べただけのくだらない展覧会にならずに済んで良かったと思います♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2008-01-24 00:39) 

サンフランシスコ人

シカゴ美術館のモネの全作品の本

http://www.amazon.co.jp/Monet-Institute-Chicago-Artists-Focus/dp/0810942909
by サンフランシスコ人 (2008-01-24 03:22) 

りゅう

○サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
英語苦手です・・・
まぁ、日本語もですが・・・(^_^;)
by りゅう (2008-01-24 21:02) 

りゅう

○bintenさん、はじめまして。nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-08-18 22:24) 

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