SSブログ

浅井健一@渋谷AX [LIVE OR DIE ?]

昨日は、渋谷AX。
「GROOVE IT OUT!」
小雨交じり。
心して文章を練るつもり。

水曜日、「危険すぎる」のシングルが発売になったわけですが、
どこかのライブ情報を聞くと、「幸せな人」「SKUNK」と言った必殺のナンバーを
ベンジーがブン回してるようで。
「ぶっ飛ぼうぜ!」とMCした通り、即行でぶっ飛ばしてくれるのは間違いないんですが。

今月「音楽と人」で、ベンジーは所感として、ヒロトがブルーハーツ時代の名曲「リンダリンダ」を
歌わないことを、「(歌わないの)「あんな言い曲もったいないじゃん」と、話していた。

事実、これが浅井健一に投影されたなら、BJCのみならず、シャーベッツ・JUDEの曲も含めて、
歌って欲しいと願うのは間違いなく。

今「やりたい曲をやりたいようにやる」という、そのままのスタイルは、
僕ら聴く側も、とても嬉しい事だけど。

昨日は知りうる限りならば
「幸せな人」
「SKUNK」
「ディズニーランドへ」
「ROMEO」

そんな感じかな。
ここで、初期ナンバーをたたんできたら、また状況は変わったのか?とも思うが、そんなことはない。

つい、勢いに任せて「ディズニーランドへ」のリフの時、興奮して前に出てしまったが・・・。

20歳時分、ブランキーのライブは圧死しそうなモッシュ。
荒くれどもの波は、中途半端なものじゃなくて、前線にいたら休みなしの沖の波。
死ぬかと思ったこともあった。(ありゃーZEPPかなんかのライブだったが)

昨日は、さざ波のように。
イベントということもあってか、中途半端な暴れっぷりにも、なんじゃこりゃ?みたいな感じ。
波打ち際のような感じ。
随分前線にいたのにな。

低音のボディブローを感じながら、昔となんら変わりのないリフの応酬。
浅井健一がそこですぐそこで、あの頃のBJCの楽曲をやってるのに、
血が沸点に達しない、妙な興ざめ。

JUDEの初期。
BJCの楽曲をやった時とは完全に違う感情の支配。
ルースターズとかで、随分とこういうのには慣れたはずなのに、なんとも言えない感情。
僕自身が、ナンセンスなのはわかっていても。
あえて言葉に起すと、「達也と照ちゃんがいない」わけであって。

同じステージ上にね。
でも声とギターはベンジーで。
当たり前なんだけど。

随分開始前から、やったら多い関係者の数。
BMGのゲネプロ一般公開!みたいな様相から始まり、年齢層の若さもあったと思ったり。

いつも感じるような空気が、張り詰めていなかったし、俺も少々呑みすぎた。
結局4バンド中、(フルカワミキ てるる・・ 8otto )そして浅井健一だったため、
「幸せな人」のリフがバイオリンと共鳴したのが、9:04。

7時くらいから呑んでれば、そりゃね。となるはずですわ。

にしても、とにかく本質は
「浅井健一は浅井健一であって、 ブランキージェットシティではないということ」

多くの人の歓声は、対岸の火事な気分だったし。
自分でも、ベンジーを聞きながら感情や興奮が転がらない様が、
ありように分かってしまうのが、なんだか悲しかった。

シャーベッツやJUDEとは違う。
当然、ソロだし、やりたい曲をやると聴いてたし、BJCを期待していた部分は
とってもあったのだけど。

「血が沸かない」

とにかく、浅井健一をずっと眺めていて。
今まで感じたことがない。
心にぽっかり穴が開いた。
散々シャーベッツもJUDEも見た。AJICOも。

BJCの曲の解禁は自分の中の大切な扉が開いたわけだけど、それの中身に戸惑った。
そんな感じなんでしょうか・・・・。

本当に僕自身が、ナンセンスなわけですが。
浅井健一が、作った曲だし、ベンジーがやって何も悪い事なんかないし、
誰とやろうが、その楽曲の素晴らしさは揺るがないもんだと思うのだけど。

個人的な感情で言えば、開くのであれば、3人と勝手に考えていたから、
この戸惑いが生まれたこともまた事実。

ステージ。
昨晩は完全にバンドのようなセットの組み方だった。
あれがベースが下がり、ベンジーだけがセンターだったならば、ソロの色合い濃く、
至極すんなりな気持ちになれたかもしれない。

浅井健一のステージは、ブラックリストも待っている。
野音のワンマンも見たいと考えている。
あとは、僕の心とどう折衷をつけるかだけ。

この2つを見たら、どうするか結論を自分だけの結論を。
あの人は僕にとって、とっても大切な人だから。

新曲「人はなぜ」は綺麗だったなぁ。
今の浅井健一には、少し緩いテンポが似合う。
細く美しいワイヤーとは少し違う、ただ美しい蜘蛛の糸のような。
そんな麗しさ。


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 4

tetsuya

やぁ。
封印しちゃうロッカーが当たり前の中で
聴いた事のない世代には良い事?なのかも知れないけど。。。
俺の中では、ベンジー。。。すでに封印したのさ。
本当、ずっと聴いてない。。。あー嘘嘘w
新曲試聴はしてみたけどさ、買おうって気にならないんだな。
BJC 3人のぶっ放す”非”日常の狂気が心を揺さぶったからね。
今、ベンジーがやりたい事がさっぱりわからない。
なんだろね。
by tetsuya (2006-07-14 17:40) 

ルースターズ

>テツ兄
聴いた事無い世代には、HAPPY TIMEなんでしょうがね・・。
やっぱり少しガッカリ感は・・・。

ベンジーもあのままBJCやってたら、気が狂う。
と言ってたように、見てるほうもやってるほうの、ギリギリの空気を
ビンビン感じながら、転がされてたし。
あーいうのが、BJCだと思って生きてきたし。
それが非日常の狂気だったと言われればそうだし。

なんでしょうね。
by ルースターズ (2006-07-15 09:59) 

>僕自身が、ナンセンス
こういうことってあるよ。
でも、本人もきっとライブの出来に納得できなかったりするんじゃないかな。
こういう風に思うファンがいるっていうのはすごく伝わるはずだから。

自分の思う通りになってくれないことはたくさんあるよ。
解散してほしくなかったのに、とか。
でもそういう部分も含めて、好きか嫌いか、何だと思うよ。

エラそうにスマソ。
by (2006-07-20 12:53) 

ルースターズ

>100㏄様
僕、先日「FRICTION」観ました。TOUCH-MEも観たし、
BJCが無くなってから、中村達也を見過ごさないようにして来ました。

僕はブランキージェットシティと、お別れすることにしました。
中村達也のタイコは言葉で形容出来ません。
あそこまで来ると、気持ちの高ぶりだけで充分に濡れてしまいます。

中村達也がいつか。
「ブランキーやろまい!」と言った時に一緒に着いて行きます。

もう僕はブランキーを求めない。
欲しいものが分ったから、昔の思い出にはすがらない。
欲しいのは、中村達也が握っているとそう確信したから。
by ルースターズ (2006-07-20 20:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。