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2006年アルバム・ベスト10 [Rock / Pops]

今年もこの季節がやって参りました(と、ひとりで勝手に盛り上がっております・笑)。去年私が聴いてよかったアルバム・ベスト10を発表してみたいと思います。

NO.1 THE DUTCHESS / Fergie

The Dutchess
ブラック・アイド・ピーズの紅一点、ファーギーのソロ作が堂々の第1位。
BEP譲りの凝ったサウンド作りによるヒップ・ホップを基調とした音楽性と同時にこの人の類い稀なる歌唱力を認識させてくれた力作で巷でも大ヒットしたアルバム。バラードもラップも両方OKのフォトジェニックな見た目とは裏腹な実力派。最近あまりヒップ・ホップな音楽を聴いていない分大変に楽しめました。

PVは全米NO.1ヒットとなった「London Bridge」。

Fergie - London Bridges

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NO.2 ALRIGHT, STILL / Lily Allen

Alright, Still

去年のUK音楽シーンにセンセーショナルにデビューした21歳の新人女性シンガー・ソング・ライターだが、そんじょそこいらの女性シンガーとはちょっと毛色が違う異色の存在。
親が聴いていた影響だと言うレゲエやスカを基調にした独特の音楽性に乗せた、浮気した彼氏に復讐するなどの過激なまでの内容の歌詞、歯に衣を着せない本音ズバズバ発言など非常に個性的な音楽性と過激なメッセージを放つ人で、今後も目が離せない期待の新人です。アナログも買いました。

リリーが歩いた後の町が夢も希望もなくなるという、世の中バラ色みたいだけど裏はキタナイことばっかだよっ、という内容のセカンド・シングル曲「LDN」のPVをどーぞ。

NO.3 COMPLETE BEST / Perfume

Perfume~Complete Best~(DVD付)

上のリリー・アレン同様、去年はこのブログで取り上げそびれたアルバムですが、去年ずいぶん聴いたアルバムがこれ。
もともとは広島県出身の現役女子高生3人組による地域限定アイドルだった彼女たちですが、インディーズ時代に出したシングルやトクマからメジャー・デビューした後の3枚のシングルなどを集めた内容で、デビュー・アルバムにしてベスト盤という内容。初回版はPVが4曲収録されているDVD付き(今、amazonでチェックしてみたら、ものすごいプレミアが!でも2/14に再発されるようです)。
そして内容はなんと全編テクノ・ポップ!'80年代のテクノを彷彿させる懐かしい感触もありながら、サクサク進むノリがいい楽曲が楽しいっ。プロデュースはテクノのユニット、capsule中田ヤスタカ
個人的には大変に気に入って聴き込んだアルバムです。本人たちには失礼ながら、アイドルとしてはビジュアル面が今ひとつなせいか去年はマニアックな話題にしかなりませんでしたが、今年は是非ブレイクしてほしいユニットです。

PVは「Computer City」と「Electoro World」。あんまりいいので2曲紹介しちゃいますよん。


NO.4 LOVE / The Beatles

Love

予想通り賛否両論を巻き起こした、サー・ジョージ・マーティン親子がビートルズの音源をマッシュ・アップして仕上げた問題作が4位に。
ビートルズに関しては40年近くも聴いて来て、ブート、ヴァージョン違い、UKオリジナル盤のマトなどに散々こだわって聴き続けた末、超ウルトラ・イントロ・クイズにも完璧に答える自信があるくらいに(笑)いい加減ミミタコ状態になっている私には、こういう楽しみ方もありなんだということで、これは大変新鮮に聴こえました。まあそれでもこういう一過性のアイデア一発勝負みたいなアルバムはこれきりにして、あんまりオリジナル音源をいじって欲しくはない、という真逆の思いもあるのは確かですが、企画賞もののアルバムだとは思います。

そして万華鏡ワールド的な音のパッチワークであるこのアルバムの真価がホントに分かるのはDVDオーディオに収録されている5.1chミックス。これを聴かずしてこのアルバムを語るなかれ、とまでは言いませんが、そこまで言いたくなるくらいの一度は聴くべきヴァージョンであることは確か。これは多くの皆さんに是が非でも体験していただきたいっ!!

NO.5 SPLURGE / Puffy

Splurge

パフィーの新作はデビュー10周年記念ということもあって、久々に育ての親、奥田民生が手がけた楽曲やお馴染みアンディ・スターマー、「愛のしるし」以来となるスピッツの草野正宗、甲本ヒロト、横山健etc.という豪華なメンツによる楽曲提供がそれに花を添えた充実作になった聴き所満載のアルバム。やっぱりパフィはいいっす。大好きっす。

NO.6 WE ARE THE PIPETTES / The Pipettes

We Are the Pipettes

このアルバムは国内盤未発売ですが、UKで話題となった3人組ガールズ・グループ、ピペッツのデビュー・アルバム。ロネッツ、シュプリームス、シャングリラスなどの'60年代のガールズ・ポップを彷彿させるメロディとサウンドで勝負のノスタルジー溢れる雰囲気がたまんないアルバムで、とってもポップ。我々世代には郷愁を誘う内容がグーのなかなかユニークで大変楽しめたアルバムでした。国内盤は出るのかなあ?

シングル・カット曲「Pull Shape」のPVをどーぞ。

The Pipettes: Pull Shapes

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NO.7 STADIUM ARCADIUM / Red Hot Chili Peppers

Stadium Arcadium

個人的には'89年のアルバム「Mother's Milk」以来に再チャレンジしたレッチリのアルバムですが、これがすんごくよかった〜。2枚組の大作ですが、音の隙間を十分に意識したシンプルであんまり力みがないアレンジで昔みたいにハードロック寄りの疲れるようなサウンドではないのがよかった。オマケ満載の限定盤もグーでした^^。

NO.8 SUPERBI / The Beautiful South

Superbi

私の大好きなUKのバンド、ビューティフル・サウスの新作が第8位。
UKでの国民的人気に比べ、相変わらず日本での人気も知名度も低いのが残念なバンドですが、今回のアルバムもなかなかよかった。ただ、ちょっといつもより楽曲のクオリティが低めだったかなあ。でも悪くはないっす。

アルバムからのシングル・カット曲「Manchester」のPVをどーぞ。

Beautiful South - Manchester dir. Sara Dunlap

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NO.9 EVERY SINGLE DAY / Complete BONNIE PINK

Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)-

年間ベストにベスト・アルバムはあんまり入れたくないですが、これはあまりによかったので例外的に入れました。
レーベルを超えた彼女の歴史を俯瞰出来る内容のベスト盤で、デビュー当時から突出した才能をすでに見せていたのが分かりますねえ。昨年夏に遅咲きの大ヒットとなった「A Perfect Sky」や自身もソープ嬢役で出演した映画「嫌われ松子の一生」の挿入歌「Love Is Bubble」も収録。
予約しなかったため入手に苦労して、なんとアメリカのamazonで逆輸入盤をようやくゲット出来たDVD付き初回盤は今もプレミア付き^^。

ということで、大ヒット曲「A perfect SKy」のPVをどーそ。

NO.10 MORPH THE CAT / Donald Fagen

Morph the Cat

ドナルド・フェイゲン久々のソロ第3弾のこのアルバム、スティーリー・ダンよりスティーリー・ダンっぽかった内容で◎。
そして2チャンネル・ステレオ通常盤よりも数段よかった、ジャケも微妙に異なるこの5.1chサラウンド・ミックス盤を敢えて上げておきます。



というところが今年の私のアルバム・ベスト10です。
PVも貼ってますので、興味を持ったものがありましたら、是非聴いてみて下さい!


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コメント 6

黒ちゃん

おはようございます^^

ピペッツ、80年代の香りもありでなかなか良いですね^^

ビートルズの「LOVE」は3日連チャンで聴いてそれ以来聴いてません^^;
面白いんですけどね...
5.1chで聴くともっと楽しめるんでしょうが、
まだシステムが無いので...

わたしが購入した新譜は
SARAH McLACHLAN 「Wintersong」
BLACKMORE'S NIGHT 「WINTER CAROLS」
THE CORRS 「THE ULTIMATE CORRS COLLECTION」
だけです。

31日にBEATLESのブート
「THE COMPLETE BBC SESSIONS」(9枚組みBOX SET)
が格安で某DUにあったので即購入しました^^;
PAULのデラックスケース「CHOBA B CCCP」
なんてのも入手しました。
by 黒ちゃん (2007-01-03 08:36) 

milk_tea

MASAさんの、邦楽・洋楽、新旧を問わず精力的に多種多様な音楽を聴く
姿勢はホント頭が下がりますね。
ボニ・ピンのこのPVは出色の出来ですよね。ものすごくカッコいい。
でも紅白での彼女は精彩欠いてたなー。やっぱりあの場でオーラ出して
ハジけたステージをするってものすごい難しいことなのかも。飲み込まれ
ちゃってる感じがしました。そこはやっぱり場数というか経験の差が出るかも
しれません。
それと衣装がかなりイマイチでした。薄いベージュのトップスに黄色い
ロングスカートにブルーのリボンを腰に巻いて(確かそんな色合わせ)
ちょっとチグハグ感ありました。オシャレじゃなかった・・・・。
とはいえ、今頃になっての大ヒット、良かったなと思います。
by milk_tea (2007-01-03 11:57) 

hamakaze_ataru

こりゃまた沢山張り付けましたねぇ〜
4.7.10は買いましたよ。
10は通常盤でしたけど。
MASAさんのサイドバーからは普段絶対自分が聴いたり観たりしないモノの情報がたくさん知る事ができるから重宝してます。
ゴマキとBB5を同じ次元で語れるMASAさんって・・凄い。
もう「もみじまんじゅう」全部食べました!
ごちそうさまでした!!
by hamakaze_ataru (2007-01-03 14:31) 

MASA

黒ちゃんさん、朝早いですねえ。私は今日起きたの午後1時です(笑)。
ピペッツいいでしょ?^^是非聴いてみて下さい。
BBCセッションの9枚組ボックス?すごいの買いましたねー。私も昔買ったブートが何枚かありますよ。
そう言えばポールの「THE SPASE WITHIN US」のDVDを買ったんですが、観れないまま明日から出張に出てしまいそうです(泣)。
by MASA (2007-01-03 17:56) 

MASA

milkさん、どーもです。

>MASAさんの、邦楽・洋楽、新旧を問わず精力的に多種多様な音楽を聴く姿勢はホント頭が下がりますね。

いやー、決して精力的ってことはないですが、常にいろんな音楽と触れていたいというのが根本的にありますね。

さすが女性だけあって、紅白の時のボニピンの衣装を覚えてますね。私はあんまり印象にないなあ。確かにちょっと精彩を欠いていた感じでしたね。まあボニピンにしろスガシカオにしろ、本来は紅白なんて場所に似合うアーティストじゃないんですよね。多くのアーティストが出場辞退をするのはそれをアーティスト自身も分かってるからっていう理由もあるんでしょう。それでも出演する人たちはNHKの熱心な出演依頼にノーって言えない人のいい人たちなんじゃないですかね^^。
by MASA (2007-01-03 18:06) 

MASA

大安さん、どーもです。

>こりゃまた沢山張り付けましたねぇ〜

みんなにそれぞれのアルバムのよさを知ってもらおうと思って、もう貼りまくりましたよ(笑)。

>MASAさんのサイドバーからは普段絶対自分が聴いたり観たりしないモノの情報がたくさん知る事ができるから重宝してます。

そう言っていただけるとやってる甲斐があります。見てる人いるのかなあ、なんてちょっと不安でした^^。今後も私のオススメをどんどん貼りますので、お楽しみに(^o^)/~
by MASA (2007-01-03 18:13) 

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