THE LORD OF THE RINGS SKETCHBOOK [ロード・オブ・ザ・リングス]
神話や伝承文学の世界を得意とする挿絵画家、アラン・リーの『ロード・オブ・ザ・リング』を題材にしたスケッチ集。
思ったよりも文字が多くて眩暈を感じながらも(笑。日本語版出してくれ…)素晴らしさに感動しております。買って良かった~!!
映画のために描いたコンセプチュアル・アートから、昔の挿絵まで。作製時のエピソードなどと共に『指輪物語』の進行順に掲載されています。
カラーは数点ですが『指輪物語』愛蔵版の挿絵下書きや草稿などもあって、制作の過程を垣間見る事もできます。
エルフの戦士。かっこいい。
エントとメリピピ(私の最愛)。
水を飲んでいる中央下のエントが妙に可愛い…。
ガンダルフのヌード!
裸体のデッサンをしっかり取って描くタイプの画家のようで、この他レゴラスのキュートなおしり(文庫本『二つの塔』上1巻の表紙)とかローハンの騎士のちくびなんかも見られます。笑
そしてこちらは日本語訳も出版されているブライアン・フロウドとアラン・リーの合同画集「フェアリー」から。
ブライアン・フロウドといえば妖精イラストの第一人者。妖精についてのゴーカな研究絵本といった内容で、かなりオススメ。
見る前は多分どっちが描いたかワカンナイヨ!と思っていたのですが、意外と区別はつくものですね。二人とも個性が際立っています。(写真は全部アラン・リーのページ。)
読んでみると、日本の妖怪とちょっと通じる所もあるのかなと思えたり。
巻末の方にブライアンとアラン(若い!)が妖精と一緒に写っているポートレートが載っているのがお気に入りです。「妖精が出る」と評判の土地を2人で訪ね、落胆して帰って来た後に写真を見たら…、との事。ちょっと微笑ましい。^^
ところで、こうやって本の中身の写真を載せるのはいくら小さい画像だといってもやっぱマズイのかな?突然削除してたらごめんなさい。
THE LORD OF THE RINGS SKETCHBOOK : Portfolio
- 作者: J. R. R. Tolkien
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 2005/09/05
- メディア: ハードカバー
↑こちらはUK版。
↑2002年に再発行されたらしい。いろんな版があって分からないわ…。日本語訳は絶版とのこと。
これ、めっちゃ欲しい!!!!!!
以前訪問した時、他の記事に目を通さなかったのですが、今日この記事に目を通してビックリしてます。アラン・リー先生、上手いなー、凄いなー、..なんか凄すぎてため息が出ます。変なラクガキを描いてる場合じゃないな、オイラ(苦笑)。
因みに、ロボロボさん、ひょっとして去年のハワード・ショアのコンサートとかも行ったりしました?
by 堀越ヨッシー (2006-05-18 19:43)
この本はめっちゃオススメですよ~!
ページの隅に気の向くまま描かれた落書きなんかもそのまま掲載されているので、まるでレオナルド・ダ・ヴィンチのデッサン落書きを見ているようです。(あれ?ちょっと違うか…)
ロード・オブ・ザ・リングのコンサート、堀越ヨッシー さんも行かれたんですか?私は一昨年に行って参りました。指揮はショアじゃなかったんですけど、感動でしたよ~。また行きたいです!
by ロボロボ (2006-06-05 01:20)
先日はわざわざナイス!を押しに来て下さりありがとうございました。
この画集、まだアマゾンでも売ってますね。欲しいなあ...(お金、貯めなきゃ!)でも、やっぱり邦訳版が欲しいですね。
コンサート、やっぱり行かれましたか!オイラが行ったのはハワード・ショア氏が指揮のものでしたよ。オイラ、「ロード・オブ・ザ・リング」が好きなのはもちろんですが、なによりハワード・ショアのファンでして。当日は生で彼の指揮を見ながら音楽を聴くという至福の時をすごしました。途中、あまりの音楽の美しさについウトウトと....(当日睡眠不足だったもので..苦笑)。
by 堀越ヨッシー (2006-06-09 14:11)
こちらこそありがとうございます。
いいですね~、生ハワード・ショア!
また日本公演やってくれると良いんですが。(絶対行く!)
アラン・リーの邦訳版は出る気配無いかも…。
やっぱりカラーイラストじゃないと売れないのかな。ションボリ
by ロボロボ (2006-06-11 00:59)