パリのヘンなポストカード [2006スペイン・フランス旅行]
またもやオランジュリー美術館にフラれてしまった私は、時間が空いてしまったので、
ふらふらとフォーロム・デ・アールへと向った。
今では巨大なショッピング・センターといった風情のこの界隈は、
かつては巨大な市場で青果、精肉がズラリと並んでいたそうな。
フォーロム・デ・アール付近。向こうに見えるのがサントゥスタッシュ教会。
確かに、ビリー・ワイルダー監督の映画「あなただけ今晩は」でも、
ジャック・レモンがシャーリー・マクレーンのために巨大な肉を担いでいたのがこの場所だったし、
ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画「ロング・エンゲージメント」でも、
ジョディ・フォスターが登場したのがまだ巨大市場時代だったフォーロム・デ・アールだったのだ。
イノサンの泉。2002年撮影。
なんで、この場所にやって来たのか、自分でもよくわからないのだったけれど、
この場所は想い出深い場所で、ここは初めてパリを訪れた際にもやってきたところ。
その時はマクドナルドでハンバーガーをテイクアウトして、
イノサンの泉近くので階段に腰掛けながらハンバーガーをほおばったのだ。
そして、付近の店でポストカードを10枚購入。カードの図案のバカさ加減に困惑したのである。
ポストカード其の壱。ヘナヘナのエッフェル塔。
実は今回は、フォーロム・デ・アールを見守るように建つサントゥスタッシュ教会にも行きたかった。
ここは、18世紀の作曲家ジャン=フィリップ・ラモー、
そして、モーツァルトの母、アンナ・マリーア・ペルトルが眠るところなのである。
でも、教会内を訪れることをせず、ルーヴル美術館方面に戻っていった私なのだった。
ポストカード其の弐。「モナ・リザ」のモデルは日本人。
ラモーにも、モーツァルトの母にも会いたくなかったのか。
よく分からぬが、ルーヴルで絵画を見たいという気持ちが強かったということなのだろうと思う。
そして、私はふらふらとルーブルの方へ戻っていった。ガラスのピラミッドの方へ。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」公開直前のパリ、映画は未見でも、文庫本は読んでいたから、
どうも、「ダ・ヴィンチ・コード」の印象に捉われながらもガラスのピラミッドに来た私なのだった。
時刻は18時30分を過ぎている。
ルーヴル美術館は18時で閉館、あ!もう入館できないじゃないの!ぎゃん!!!!!
でもね。今日は金曜日。金曜日は21時45分までルーヴルは開いている。
そのことを知っていた私は、閉館ギリギリまでルーヴルを堪能してやろうと決意していたのである。
そのルーヴル。昨年訪れた時とは大きな変化があったのだった。
ひとつのブログにたくさんのことが凝縮されていて密度濃いですね。
りんこうさんの取材旅行は目的がたくさんあるので、紙上で連れて行って
いただいて楽しい思いをしています。
フォーラム・デ・アールは、緑が多いけれど、下町っぽくてほっとする場所
な気がします。マックを食べていてもおかしくない場所。
ぐにゃっというエッフェル塔には「その1」、より「其の壱」が似合いますね。
オランジェリーもダメでルーブルにはいれない、ぎゃん!かと思えば
<でもね、>でほっとしました。
りんこうさん、何の絵が見たかったのかな?
by TaekoLovesParis (2006-08-06 07:11)
★私のブログで、グエル公園の写真がほしかったので、りんこうさんの
バルセロナにリンクはらせていただきました(事後承諾でごめんなさい)
グエル公園はなかったけど、ガウディ作品の建物があるから、ま、いいか
と。
by TaekoLovesParis (2006-08-06 07:15)
家に、パリのお土産でいただいた老眼鏡をかけたモナリザの絵葉書があります。変わったものも好きなんですね。
by (2006-08-06 07:34)
Taeko さん。こんばんは!
僕の取材旅行は欲張りすぎでたいへん疲れます。
さらに、旅行記が3ヶ月続くとなるとは予想外の出来事で…。
フォーロム・デ・アールは若者が大勢たむろしていました。
ヘンなポストカードはまだあるのですが、過激すぎて出せません…。
リンクはっていただきありがとうございます!!!
好(ハオ)くんさん。こんばんは。
老眼鏡のモナリザですか。それも気になりますね。
モナリザはいろんな格好をさせられているのですね。ハハハ。
マルセル・デュシャンにはヒゲをつけられるし…。ちょん髷とかはどうでしょう?
by りんこう (2006-08-08 22:58)