「99%の誘拐」 [本]
「99%の誘拐」 岡嶋二人 (1988)
第10回吉川英治文学新人賞受賞作
この書籍が、「この文庫本がすごい!」2005年1位に選ばれ、
書店のレジ横のコーナーに置かれたお陰で、岡嶋二人の著作物に
出会えた訳で、思い入れのある作品です。
お勧めします。あらすじは、“アマゾン“でどうぞ。
まだ二人をコンプしてないのですが、この著者らの作品がもつ共通点は、
「まったく古びない」 ってことでしょう。 おそらく今後も。
細部の描写が甘い、という指摘も出来るかもしれませんが、ミステリーの
面白さ、ストーリーとテンポの良さは、その隙のお陰でもあるので、
この場合は“有り”です。
最後は、もうちょっとページが欲しかった。
慎吾のその後が気になりつつ…読み終えました。
読んでいる途中でちょっと気になったのは、この作品はドラマ化(映像化)
されているんじゃないか?って事。
読後まではネットで調べるのを我慢して、その後調べたのですが
どうも映像化はされていないようです。
でも、“スキーで斜面を滑走しながら犬笛をふいて電話(モデム)
を起動させるトリック“ の映像が頭に残ってるんですよね~。
いつ頃の記憶だろう?
“当時のテレビとリビング“の記憶が、その“映像“と繋がっているので
推定すると19~13年前。気になる…インスパイアされた作品でも観たのかな…
記憶の細部まであと少しってところで、ジェームス・ボンドが滑走して邪魔をする ',)
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