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2002年の汽車旅8-3 [汽車旅2002]

2007年7月16日(月曜日・海の日)10時13分頃、新潟県中越沖地震が発生しました。私が住む関東地方も地震があり、安全確認のため、電車が20~30分ほど運転を見合わせました。

JR東日本の柏崎では発車を待っていた越後線の普通電車が脱線。さいわい、転覆に至らず、ケガ人はいませんでしたが、信越本線のトンネル内では貨物列車が脱線。また、青海川駅は土砂崩れが発生した模様です。夏本番というときに大がかりな災害が起こったのは残念でなりません。

被害にあわれた皆様にはお見舞いを申し上げます。御遺族の方にはお悔やみを申し上げます。

1日も早い町の復興を心から願っております。

お待たせしました。ここからは「2002年の汽車旅8-3」でお楽しみ下さい。



オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。

快速〈山陽シティライナー〉岩国行きは広島に到着し、13時00分発の快速〈山陽シティライナー〉下関行きに乗り換え。115系2000番台体質改善車を期待していたが、“ひろしまシティー電車”の115系3000番台だった(クハ115-3020:弱冷車。2ドア車)。

広島地区の電車は先頭車に種別や行先の表示はまったくせず、不親切なのが欠点だが、側面はちゃんと表示している。

快速〈山陽シティライナー〉下関行き編成表
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
下関 なし クハ115- 3020 2ドア車。弱冷車
  なし モハ114- 3508 元117系(2ドア車)
  なし モハ115- 3508 元117系(2ドア車)
広島 なし クハ115- 3120 2ドア車

“ひろしまシティー電車”の転換クロスシートは柔らかめの座席。個人的にバケットタイプが好きなせいか、居住性は221系に比べると、劣る気がする。

広島を発車し、五日市を出ると、瀬戸内海が見えてくる。晴天の波はおだやかで、宮島が見え、快速〈山陽シティライナー〉下関行きは快走する。

余談だが、この当時、快速〈マリンライナー〉に新車が投入することを発表していた。213系を快速〈山陽シティライナー〉に転用して、全便転換クロスシート化をするものと思っていたが、私の願いは絶たれている。

山口県へ入り、工業エリアが多くなると、岩国へ。快速区間は短く、もっとできないものか。

南岩国を発車すると、瀬戸内海オーシャンショーとなるが、いつのまにか天気が悪くなり、雨がポツリポツリ。誤算続きの旅に気が散ってしまう。

徳山に到着。留置線には115系2000番台体質改善車が止まっていた。徳山まで快速〈山陽シティライナー〉でひと仕事をしたあと、普通電車下関行きとして、再び南下するようだ。同じ転換クロスシートでも、居住性が違うので、“チクショー”という思いをしながら、徳山を発車したあと、雨の山口路をゆく。

始発の広島から乗っているお客が数人おり、終点下関まで乗り通していた。ちなみに幡生(Hatabu)近くにある下関車両センターでは、なぜか103系が留置されていた。

終点下関では驚いたことに、9番のりばでは寝台特急〈あさかぜ〉東京行きがまもなく発車しようとしていた。但し、小倉へ南下して、山陽新幹線〈のぞみ28・30号〉東京行きに乗り換えれば、その日のうちに帰京することが可能だ。これが大きく響いたのか、2005年3月1日(火曜日)で寝台特急〈さくら〉と共にフォーエヴァー。

私はJR九州の各駅停車小倉行き(クハ411-328:ロングシート改造車)に乗り換え。全車ロングシートに改造されてしまい、関門海峡越えの“ドキドキ感”を失う。と言っても、九州は今回で11回目。初めて関門海峡を渡った時に比べると、感激も薄くなったが、九州は魅力がある。

寝台特急〈あさかぜ〉東京行き発車後、9番のりばに臨時快速〈関門・海峡物語号〉広島行きが入線した。

車両は117系4両編成で、4号車は指定席になっている。もし、これが定期化したら、青春18きっぷの乗り継ぎも大幅な“スピードアップ”が可能である。

各駅停車小倉行きが発車し、17時00分に関門トンネルへ。2002年で関門トンネルは開業60年を迎えた世界初の海底トンネルである。

各駅停車小倉行き編成表
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
小倉 なし クハ411- 328 ロングシート改造車
  なし モハ414- 14 ロングシート改造車
  なし モハ415- 14 ロングシート改造車
下関 なし クハ411- 327 ロングシート改造車

17時03分に関門トンネルを抜け、直流電化から交流電化へ。魅惑の九州に入り、門司で鹿児島本線の快速大牟田行き(クハ810-105:自由席)に乗り換える。

車内の中吊り広告は2枚きっぷ、4枚きっぷがあり、激安ぶりにひかれる。ほかにナイスゴーイングカード(対象年齢16~29歳)の会員は金土休にJR九州片道101キロ以上を利用すると、運賃・料金が40パーセント引きになるという。

快速大牟田行き編成表
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
博多 なし ク ハ810- 105 自由席
  なし サ ハ811- 201 なし
  なし モ ハ811- 105 なし
  なし クモハ810- 105 なし
  なし ク ハ810- 110 なし
  なし サ ハ811- 110 なし
  なし モ ハ811- 110 なし
小倉 なし クモハ810- 110 なし

博多で下車。運よく、“秘湯”を見つけ、サッパリしたあと、博多ラーメンを食し、土砂降りの中、臨時快速〈ムーンライト九州〉京都行き(3号車指定席オハ14 201)に乗り、あわただしく本州に戻るのであった。

臨時快速〈ムーンライト九州〉京都行き編成表
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
京都 なし E   D76 91 不明 博多-門司間牽引
  なし E   F81 410 不明 門司-下関間牽引
  なし E   F65 1130 不明 下関-京都間牽引
  6 オハフ15 203 × 指定席。サロン室
  5 オ ハ14 202 × 指定席
  4 オ ハ14 206 指定席
  3 オ ハ14 201 指定席
  2 オ ハ14 251 指定席
博多 1 スハフ14 201 指定席

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③2007年7月16日(月曜日・海の日)で観客動員数は14萬4000人を突破しました。どうもありがとうございます。

④2007年7月18日(水曜日)はメンテナンスのため、1時から8時までは御利用できませんので、御了承下さい(記事の更新もお休みさせていただきます)。


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コメント 8

そうなんです。広島、下関の車両は前面には
行先表示幕はなく、車体側面につけています。
この行先方向幕を見ただけで、母校の岡山や両親の実家の
福山へ帰りたくなりました。

でも岡山電車区の115系はサボを使っていて
サボ使用がなくなった後、行先表示無しで走ってました。
赤穂線に乗るはずが、伯備線の車両に乗ってたという
乗客があとを絶たず、終いにはニュース沙汰になり
仕方なくLED表示をつけたみたいです。

1997年の夏は西条~広島間快速という幕でした。
by (2007-07-17 01:42) 

葉詩美

そうですね。あの地震はすごかったです。私は丁度友人と福井駅で話してて気づきませんでした。17時ごろに起きた地震は感じました。丁度記事を書き始める直前と言って良いでしょうか。。(書いた時間と実際に打ち込んだ時間が多少開いたんですが)余震に気をつけたいと思いますね。
私は山口や広島はないんですけど山陽の海もまた綺麗なことでしょう。山陽線(※兵庫~和田岬除外)は神戸~相生・東岡山~岡山のみです。姫路~岡山間は新幹線途中で乗ったんですが帰りの赤穂線から乗ってきた電車で相生まで行きましたとさw
by 葉詩美 (2007-07-17 06:35) 

岸田法眼

Sanohpyさん、どうもありがとうございます。

岡山電車区のサボがなくなり、行先表示がなかったのですか。駅だけの案内で充分という姿勢に問題がありますね。地下鉄じゃないんですから(地下鉄はよその路線に直通することは福岡以外、ほとんどないです)。

仕方なくつけたのは見ていてわかります。赤だけの日本語表示ですからね。
by 岸田法眼 (2007-07-17 19:46) 

岸田法眼

葉詩美さん、どうもありがとうございます。

あの地震が発生した時刻、私は外におりまして、実感がなかったんですよ。道を歩いているときは地震を感じなかったのですが、私がいた地では震度3か4だったそうですね。また、余震も初めて経験しました。ちなみに中越地震(2004年)のときは電車の中でしばらく動きませんでした。

山陽本線は海が綺麗ですね。瀬戸内海沿いにこだわるのであれば、呉線の利用もオススメです。
by 岸田法眼 (2007-07-17 19:53) 

オーミヤ

昨日はトラックバックをしていただき的子にありがとうございました。しかし、時間がなくトラックバック先の当該記事にコメントすることが出来なかった事をお詫び申し上げます。

九州ではまだ415系の数も多いようですね。ご存じの通り、こちらでは常磐線北部と水戸線で1500番台が活躍を続けております。ムーンライト九州は今年も運行されますが、同じ仲間のムーンライト高知・四国は今夏の運行はないそうです。中間用の客車が最後尾を務める姿もあり、好きであったのですが・・・。
by オーミヤ (2007-07-18 19:29) 

岸田法眼

オーミヤさん、どうもありがとうございます。トラックバックの件は気になさらなくていいですよ。

九州の415系は一部が鹿児島地区に転属したとか。関門トンネルに乗り入れる電車の数は減っている状況ですが、ロングシート化してリニューアルしているため、当分のあいだ、置き換えはなさそうです。

常磐線とJR九州の415系鋼製車は白さが微妙に違いますね。別の車両に思えてくるほどです。

〈ムーンライト高知〉と〈ムーンライト松山〉ですが、『JR時刻表2007年7月号』によると、この夏は京都発8月10日から8月21日までの運行となっております。但し、後者は8月19日までの運行となっておりますが、JR四国が所有する客車はすべてグリーン車で、普通車はJR西日本から借用しているのが現状です。また、前者の8月20・21日はオールグリーン車での運行なので、青春18きっぷでは乗れません。これも不思議な運用ですね。
by 岸田法眼 (2007-07-18 20:27) 

UZ

JR西日本広島支社の車両も”個性”ある車両ばかりですね。
かつて車両不足で京葉線を走行していた103系もJR宝塚線での活躍の後は広島で走っているとの事ですし。以前岡山ー下関間の電車を岡山駅で見た時にはのけぞりました。

南岩国を過ぎた後の瀬戸内海の画像は印象に残りました。
by UZ (2007-07-22 14:09) 

岸田法眼

UZさん、どうもありがとうございます。

中国地方は国鉄産の車両が占めており、気動車は若干、JR産がある程度ですね。

近年は117系を借用しており、1度は乗ってみたいですね。

瀬戸内海の車窓ですが、当時はフイルム式の一眼レフカメラを使用しておりました。動画のついたケータイを導入してからは、それ任せにしている感じがしますので、車窓もキッチリとした撮影をしないといけませんね。

山口県内のローカル線はまだ乗っていないところが多いので、早く乗りたいところであります。
by 岸田法眼 (2007-07-22 15:08) 

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