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ゆりかもめ豊洲延伸 [汽車旅2006番外編]

2006年9月30日(土曜日)、ゆりかもめ (路線名は「ゆりかもめ臨海線」)豊洲(U16)へ。

3月27日(月曜日)に有明-豊洲間が延伸開業したが、本来は新橋(U01)から乗りたかった。既存の開業区間から乗り、延伸区間を先の楽しみにしておくのがレールファンとしての“鉄則”のように思っていたからである。

しかし、この日、前回のブログで御紹介した『新型車両10000系車両撮影会』で東京地下鉄新木場検車区へ行っていたため、帰りに寄り道をすることにし、自分自身に妥協したのである。妥協したもう1つの理由は新橋からだと先頭車の前面展望席に坐れないだろうと思ったからである。なんせ、ゆりかもめはカップルのデートで利用することが多い路線なため、1人で乗るのはうしろめたい気持ちになってしまうからだ。

東京地下鉄有楽町線で豊州(Y22)入りしたが、中間のホームは線路がしかれておらず、サクがかかっている。

構想では路線を建設し、住吉で半蔵門線に直結。亀有か松戸へ延伸する構想があるというが、このままだと着工すらない可能性が高くなってきている。ちなみに住吉のホームは豊洲からの電車を待っている構造になっているが、こちらもサクがかかっているものの、レールは敷いてある。夜間や土休は8000系か08系の“宿泊所”になっており、鷺沼検車区の容量が足らないのかもしれない。

初めて豊州で下車するが、こちらも都会的な街づくりが進んでいる印象を受ける。ゆりかもめの高架はブッツリ途切れており、まだまだ延伸する可能性があると見たが、どこへ向かうのだろう? まさか、2007年度開業予定の東京都地下鉄建設日暮里・舎人線(Nippori-Toneri Line.仮称)と相互直通運転を行なう構想を持っているのだろうか?(やるにしても、遠過ぎる気がするので、実現しないだろう)

券売機では沖縄都市モノレールみたいに区間ごとに色分けしている。新橋(U01)-芝浦ふ頭(U05)間はグリーン、お台場海浜公園(U06)-テレコムセンター(U09)間はピンク、青海(U10)-有明(U12)間はオレンジ、有明テニスの森(U13)-豊州(U16)間はイエローとなっている。

土曜日の日中でも4分おきの運行で、待たずに乗れるのがいい。また、思惑通り、豊州(U16)は各乗車口に列ができほどのガラガラで、これなら前面展望席をGETすることができる。

1番線に15時36分発の新橋行き(7176:無人運転)が入線。到着すると係員が乗り込み、終点での折り返し乗車を阻止している。

前面展望席は進行方向左側は1人掛け、右側は2人掛けになっており、迷わず前者をGET!! ちなみに後者は運転台があり、運転士が乗り込んだら、明け渡さなければならないことになっている。

7000系は初期の車両はプラグドアを採用していたが、現在の増備車は外吊りドアに変えているという(ゆりかもめのホームページによる)。

そういえば、JR東日本はACトレインのE993系で外吊りドアを試験的に設置していたが、それを踏まえて入団したE331系は従来の“ノーマルドア”としたことを思い出す。安全性の問題があったのだろう。

座席はボックスシートとロングシートのセミクロスシートで、観光に配慮したものだろうが、関東地方は転換クロスシートが“禁令”のような感じがしてならない。京浜急行電鉄の2100系は関東では唯一の転換クロスシート車両だが、残念ながら座席の向きを変えられるのは乗務員だけという、少々、使い勝手が悪い。

外吊りドアとホームドアが閉まり、15時36分に発車。次の新豊洲(U15)は豊洲(U16)からでもよく見える。

新豊洲(U15)、市場前(U14)は空き地が多く、5年以内には都会的な建物が姿を現しているだろう。

市場前(U14)を発車すると、目の前にはレインボーブリッジがあるものの、左へ曲がる。

ゆりかもめはレインボーブリッジを渡るのが最大の目玉だが、“お楽しみはまだ先”といったところだろう。

有明テニスの森(U13)も駅周辺は空地だが、2016年のオリンピック選手村予定地(ちなみに2016年は東京でやるかどうかは未定)。また、右側には有明コロシアムというテニス場がある。

東京臨海高速鉄道臨海副都心線[国際展示場駅]乗り換え駅の有明(U12)に到着する頃、首都高速なのだろうか、道路の建設が進んでいた。どうやら、大型ジャンクションになるようだ。

有明(U12)に到着して、ゆりかもめ全線完乗を果たし、ここからは既存区間へ。車両基地への分岐線と分かれ、右へ曲がる。だんだん、臨海副都心らしくなってゆくが、進行方向左側は埠頭、右側は街というのはミスマッチ。更に東京国際空港(羽田空港)へ着陸するヒコーキが大きく見える。“誤って、テレコムセンターというガラス張りのビルにぶつからなければいいな”とヒヤヒヤする。

青函連絡船羊蹄丸がいつのまにか臨海副都心に移籍し、船の科学館別館となっていたことに驚くと、船の科学館(U08)に到着。羊蹄丸は最後まで運航していた青函連絡船である。ちなみに八甲田丸は青森、摩周丸は函館で静かな余生を過ごしている。

台場(U07)はフジテレビのあるところで、以前は新宿区河田町に在籍していた。普段は「お台場」と言っているのに、駅名が「台場」というのも妙な感じを受ける。駅名も「お台場(U07)」にすればいいのに。

発車すると、進行方向右側はフジテレビ、左側はなぜか自由の女神。日本用として、大幅に縮小したサイズがある。お台場のシンボルか?

そして、進んでゆくとマンションが見えてくる。遊び場と居住地が一体化しているようだが、夜は“若者のたまり場”になっているため、住み心地はよくないだろう。

ついにゆりかもめの目玉、レインボーブリッジを渡る。

上段は首都高速、下段は歩道、一般道路、ゆりかもめとなっている。上段の首都高速が片側2車線なのが理解できないが、下段の一般道路は次から次へとクルマに抜かれる。また、レインボーブリッジ経由の都営バス(東京都交通局の路線バス)がある。歩道を利用する人もいたが、私は歩道を完歩すれば“レインボーブリッジ完全制覇”となるのだけど、いったい、いつになるのやら…

レインボーブリッジを渡り終えると、グルグル曲がって、レインボーブリッジにつながっている首都高速や、ゆりかもめをくぐることになり、これが圧巻のシーンであろう。

残り区間はいつもの殺伐とした街をゆく。臨海副都心はまさしく“夢の島”なのだ。

JR東日本東海道本線、JR東海東海道新幹線と合流し、新橋へ直行するかと思いきや、汐留(U02)へ寄り道。「日本テレビの最寄り駅」と言いたいだが、実は終点新橋(U01)のほうが近い。

汐留(U02)は昭和61年(1986年)10月31日をもって、国鉄が営業をやめた貨物駅だが、2000年12月12日(火曜日)、東京都交通局(都営地下鉄)都営大江戸線が全通したことにより、14年ぶりに復活(旅客営業は初めてとなる)。また、駅設備はすでにできていたものの、都営大江戸線の全通を待っていた、ゆりかもめも営業を開始した。

汐留(U02)を発車すると、あっというまに終点新橋(U01)に到着。意外と混雑しておらず、ゆとりのある混み具合だった。4分間隔のダイヤのおかげだろう。


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