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ビューティフル・タカラヅカ(関内ホール 5/27 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

鳳蘭、麻路さき、星奈優里、ほか出演のOG公演が地元に来たので行ってみました。地方をいろいろ回るそうです。

ナポリを見ずして死ぬなかれ、と言うけれど、ツレちゃん(鳳蘭)の座長公演を見ずして死ぬなかれ、と私は言いたい。あのオーラ! あの自信満々っぷり! 客席への愛! 女優としての舞台もいいけど、できればOG公演での座長ぶりを見ていただきたい。見たら元気になること間違いなし。歌舞伎役者と眼が合うと厄落としになると言うけれど、ツレちゃんみたいな役者さんを見ると、寺社参りして「南無南無」してる気になるんだよね〜。

今回は、ツレちゃんのトークに強力な相手役が登場。それはマリコさん(麻路さき)のボケ! マリコさんがボケる、ツレちゃんが突っ込む、すばらしいコンビの誕生であります。突っ込まれても決して減じないマリコさんの大物感があってこそできることですな。男役のときは男らしいのに、トークではふにゃふにゃのギャップもいいんでしょう。一方ツレちゃんはますます傲慢ぽくなって魅力倍増。ツレ&マリコの漫才が見たい人は、各会場へGO!

んー、このノリって、なんか明治座でやってる公演っぽいんだよね〜。座長さんが客席をいじる、出演者と漫才トークをする、たわいもない話で客席がゲラゲラ笑う。芝居とお笑いの境目があんまりないっていうか。the 大衆演芸っていうか。昔の演芸ってこういう感じが主流だったのかなあ。客席は当然、オールドファン(と言うらしい)が多くて年配の人が主。ってことは、昔のタカラヅカってこういう感じだったのかもなー。

内容は、一幕も二幕もショー。ラテン、シャンソン、タンゴ、ヅカオリジナル曲となんでもあり。(ある時期までの)世界のいろんな曲をごたまぜにして、でもすべてにタカラヅカ色がついている。大衆演芸だけど、少女趣味。チープでかわいい小箱に、なんでも詰め込んだ感じ。昔のタカラヅカってこういう感じだったのかもなー。

ヅカの大衆演芸ぶりがよくわかるOG公演、よりコンパクトで入門編にはいいかもしれないです。これで地方の年配の人の興味をひいて、それで大劇場にバスツアーとかで来てもらうつもりなのかなぁ? いいねいいね。でも、彼らが大劇場や東宝にやってきたら、ツレちゃんのトークみたいなのはなくてちょっとだけ寂しいかもしれないかなあ? 今の現役のヅカは、きれいで豪華だけど、昔に比べたらちょっと芸術ぶりっこでツンツンしてるんじゃないかなあ、きっと。

ちなみに、この回はマリコさんのお子さんもご観劇。かわいい男の子です。自分のお母さんが男役で出演してるのって、どんな気分なんだろう? 男役で出演している舞台を自分の息子が観てるのって、どんな気分なんだろう? 全然わからん(笑)。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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