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ニューズウィーク日本版12月29日号のフローラン・ダバディー氏のコラムに共感 [メディア・出版・アート]

 ニューズウィーク日本版12月29日/1月15日合併号掲載の,フローラン・ダバディー氏のコラム「世界一の『温室』にいる若者たちへ」に共感するところが多い.特に,「彼らの政治的無関心は危険すぎる」という指摘には全く同感.彼らの多くにはそれが「危険なこと」という自覚もないのだろう.私の見方では,これは文部省・文部科学省が意図的に作り出した状況という要素が,おそらく7〜8割あると思われる.言い換えれば,同省による教育基本法8条の系統的な無視,というより敵視がもたらしたものだ.
 また,「価値観も持たずに大人の世界に入るなんて危険すぎる.流される,洗脳される,どこかで決定的に自分を失う」もまさにそのとおりだと思う.このことに関しては,多くの若者にとって社会に入る直前の教育の機会である大学は,責任のかなりの部分を担っている.
 ある大学での氏の講演会の討論が5時間も盛り上がったとあり,若者を相手にする職業の人間としてうらやましい限りだ.(この項はpegasus.phys.saga-u.ac.jpの記事の繰り返しです.)

(2021/07/28追記)上の、「氏の講演会」に関する当ブログ記事
東北大学学生自治会主催のダバディー講演会
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コメント 2

yamamoto

管理人です.ニューズウイークのレターズ欄に,ほぼ上の通りの文章が掲載されました.ただし名前の下の「佐賀市」は誤りで,筑後の国,久留米市です.
http://www.nwj.ne.jp/public/toppage/20050209/LET.html
by yamamoto (2005-02-04 22:49) 

NO NAME

実に興味深い記事ですね。
しかしながら、私には文部省(現・文科省)の責任も無視できない
事ながら、戦後の日本が裕福になり「誰に政治を任せていても
同じだろう」というような実は危険な油断を抱かせるような状況が
大きな原因であったと思います。
イスラエルでさえ、徐々に安定しつつある中で
若者の国防意識や政治的関心が希薄になりつつあると
いう記事を朝日新聞にて拝読いたしました。
このような状況を生み出した最大の原因のひとつとして、
自虐的史観(管理人氏はどうお考えか計り知れますが)
や日教組のような世論工作勢力による自国に対する
感心を希薄化させるような、あるいは失望させるような
動きが大きいのは事実です。
最近自民党や民主党の一部の政治家が主張しているように、
教育基本法を改正し、戦後半世紀に渡り敗戦国日本から
愛国心を奪うような策略からの脱却が求められるでしょう。
おそらくアメリカも、まさか朝鮮勢力がここまで徹底的に
日本の誇りを徹底的に消滅せしめる効果を発揮する事は
予想外だったことでしょう。
今、日本は変わりつつあります。
誇りを取り戻しつつあります。
管理人さんと手を取り合ってこの状況を喜びたく思う所存です。
by NO NAME (2005-06-22 04:16) 

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