真夏の夜のヴィヴァルディ [コンサート]
コレギウム・ムジクム・テレマンによる『真夏の夜のヴィヴァルディ』と題されたコンサートに行ってきました。
出演:Cemb.中野振一郎、Vn.中山裕一、Va.姜隆光、Ob.松本剛、Fg.淡島宏枝、Lute.高本一郎
演奏:コレギウム・ムジクム・テレマン
曲目:A.ヴィヴァルディ
合奏協奏曲 ハ長調「フランス風」 RV117
オーボエ協奏曲 イ短調 RV461
ファゴット協奏曲 ホ短調 RV484
ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 「海の嵐」 RV253
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV395
リュート協奏曲 ハ長調(原曲:マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425)
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV548
次から次へといろいろな(珍しい)古楽器が登場したのですが、どの曲のソロも技巧的で、名人芸を堪能しました。勿論、演奏は音楽的であったことは言うまでもありません。チェンバロの中野振一郎さんのお話も含め楽しかった!
師匠は、アーチ・リュート(長い番外弦の付いた大型リュート)で通奏低音とリュート協奏曲(師匠編曲)でのソロを担当されていました。チェンバロ、チェロ、コントラバス、ファゴットと通奏低音部が充実していたにも拘わらず、リュートの音はよく通っていました。
会場は、歴史的建物の大阪倶楽部。
安井武雄設計による、大阪の近代三大名建築に数えられている建物で、1924年の竣工だそうです。
コンサート会場はサロン風で雰囲気がありました。
本日は帰りが非常に遅くなりましたので、久し振りに練習を休みました。
お帰りが遅そうだったので、「何かあったのかな・・・?」と実は少し心配でした。(nyankomeさんがコメントを下さる時間が割ときまっているので・・・。)
そういえばこのコンサートがあることを知っていました。
私も近ければ行きたい内容です。
中野振一郎さんの生の演奏は二回聴いています。
一度目は浜離宮朝日ホールで、まだ東京にいた時。朝日新聞夕刊でチケットを当て(二人分)、長女を預け、友達と二人で行きました。(ソロでした。)
二回目は関西に住んでいた時、コレギウム・ムジクム・テレマンの演奏会で。
神谷徹さんも出ていました。
お話が本当に面白いですね。
お師匠様、ご活躍なさっていますね。
by Cecilia (2006-08-23 01:11)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます。
ご心配をお掛けしました。(秋はコンサートで遅くなることが増えます。)
中野振一郎さんの演奏は初めてでした。ソロが無かったので残念ですが、「その分喋ります。」と仰っていました。
師匠が活躍することは本当に嬉しいことです。
by nyankome (2006-08-23 01:17)
ヴィオラ・ダ・モーレやファゴットの協奏曲も面白かったですね。師匠の演奏も楽しめました。
3年ほど前に浜松の楽器博物館でチェンバロを見ていたら、突然綺麗な音色が。振り向くと、あちこちのチェンバロを楽しそうに試奏してる小柄な兄さんがいました。それが中野振一郎さんとの出会い。
そんなわけで9/8のレクチャーコンサートは行ってみたいのですが、平日なのと距離があるのが痛いです。
by くーぷらん (2006-08-23 16:15)
くーぷらんさん(注 兄弟子です。)
コメントありがとうございます。
共鳴弦を持つ不思議な楽器ヴィオラ・ダ・モーレ、初めて見ました。
ファゴット、ソロで聴いても味がありますね。
何よりもも師匠の演奏は良かったですね。笑顔も良かった。
by nyankome (2006-08-23 19:43)
仕事あがりにコンサート、よいですね。
私の地元でも、もっと行きたくなるコンサートが頻繁にあるとよいのですが、なかなか・・・
次にコンサートに行くのは10月のピアノリサイタルになりそうです。
by c-tail (2006-08-23 20:12)
c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます。
平日のコンサートは帰りが遅くなり翌日にひびくのですが、昨夜のコンサートは楽しかったです。
今年はコンサートに行く回数が増えました。
10月のピアノ・リサイタル、楽しみですね。
by nyankome (2006-08-23 21:05)
>リュート協奏曲 ハ長調(原曲:マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425)
RV425は,映画「クレーマー クレーマー」にも使われた有名な曲ですよね。
プレクトラムで弾かれる音が,指の腹で弾く音で,この曲がどんな感じとなるのか,是非とも聞いてみたかったですねー。
デフォルトでしたらRV93,特に第2楽章が好きです。
コレギウム・ムジクム・テレマンの演奏も,機会があれば一度聞いてみたいです。
現代楽器を使うテレマン室内管弦楽団は,東京ヴィヴァルディ合奏団とともに,日本のバロック音楽演奏の草分け的団体ですよね。
そういえば,故手塚治虫もテレマン室内管弦楽団を応援していたような気が。
by fallschirmjager (2006-08-23 21:30)
fallschirmjagerさん
コメントありがとうございます。
師匠のお気に入りの曲で、リュート・ソロにも編曲して弾いておられました。
可愛い感じで、まったく違和感が無かったです。
ヴィヴァルディの頃のマンドリンって、金属弦4コース複弦のモダン楽器とは違うのですよね。
by nyankome (2006-08-23 22:43)