お気に入りのCD(17)-"Luys Milan / Fantasia"- [CD・DVD・Video]
ビゥエラという楽器は、16世紀に短い間、スペインとイタリアの一部で使われた、6コース(または7コース)で、ルネッサンス・リュートと同じ調弦の、ギター形の楽器です。(リュート族ではなくギター族だそうです。ややこしい。)
ミランやナルバエス、ムダラなどがビゥエラの作曲家として有名ですが、モダン・ギターへの編曲も多く、ギター弾きにはなじみの名前です。
ミランは、言葉によりテンポを指定した最初の作曲家の一人と言われています。
Jose Miguel Moreno(Vihuela)とEligio Quinteiro(Renaissance Guitar, Vihuela)によるLuys Milan(1500?-1561?)のCD(Glossa Music, 2003年録音)。PavanaとFantasiaを中心に選曲されています。
ルネッサンス・ギターは4コースの小型の楽器で、ウクレレと調弦が同じだそうです。
ビゥエラもルネッサンス・ギターもバロック・ギターとは対照的なやさしい音色の楽器です。
>(リュート族ではなくギター族だそうです。)
どこで調べられましたか?
ビウエラはギターか、リュートという論争があったかどうかは定かではありませんが、私個人はビウエラはスペインのリュートである、と思っています。
by さんとす@探し物中 (2007-06-18 11:51)
さんとすさん
コメントありがとうございます♪
この記事を書いた当時、手持ちの文献はペーター・ペフゲン著『図説ギターの歴史』(現代ギター社)しかなかったのですが、しれによると、「ヴィウエラ・デ・マノは疑いもなくギター属の楽器である。」と書かれています。
その後、いくつかの文献を読んで、私個人てしては、ギター属でないという見解に達しました。
http://blog.so-net.ne.jp/pavane/2006-12-04
探し物は何ですか?
by nyankome (2007-06-18 20:42)
ブリームのDVDを探していたのです^^;;
by さんとす (2007-06-18 22:48)
さんとすさん
再訪&コメントありがとうございます♪
上のコメント誤字が多くて済みません。
なるほど、それで納得しました。
by nyankome (2007-06-18 23:11)
よくWEBで見かけるのが《ビウエラはギターの祖先》という類の記述ですね。逆にギターはビウエラの…といった方がより正しいかもしれない。
by さんとす (2007-06-19 09:05)
ギターとヴィウエラは同時に存在したことは事実ですね。
謎の多い楽器ですが、そんなことは関係なく、とても魅力的です。
by nyankome (2007-06-19 20:46)