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沖縄旅行記(4) ~首里城・石畳道・斎場御嶽 [温泉・旅行]

 もうじき1ヶ月が過ぎようとしていますが、始めたからには最後までやらねば。今月頭の沖縄旅行、その3日目です。 この日も前日に劣らずの気持ちの良い晴天でした。また暑くなりそうでしたし、相変わらず私はドタバタするであろうことから、朝からTシャツ1枚で動きました。(12月にそれで動けるというところが既に同じ日本とは思えません、感動です)

今日の目的地は、やはり初めての沖縄観光では外せません、首里城です。

首里城は那覇市街の北東に位置し、北谷から行くには少しわかりづらそうだったので、レンタカーのNAVIにお任せでした。そうしたら、しばらくは普通にR58を南下していたものの、途中から狭い市街地に入り、住宅街を抜け、と訳のわからない道を通らされました。慣れない1BOXカーでぎりぎり交互通行が出来るような道を走らされ、怖かったです・・・でもおかげで渋滞にもかからずに、さっと到着できました。

首里杜館(レストセンター)の地下に車を停め、建物をでてすぐ、二千円札に描かれている(最近見ませんね)あの守礼門が出迎えてくれます。


(右下の見苦しいのはご勘弁を・・・)

中央にちらりと写っておりますが、ちょうど修学旅行の団体、2校くらいと時を同じくしてしまったようで、それなりに混雑していました。 2校のうちの一つが女子高のようでして、普段車通勤をしている(=女子高生などめったにお目にかからない)私めは、妻・義母および子供達の前で、彼女達への無関心を装うのが大変でございました(爆)

 こちらを過ぎてすぐ、世界遺産の一つ、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)があります。

更に進むと、アーチ型の石門「歓会門」があり、そこを抜けて急な坂を上り、「瑞泉門」を抜けます。これらは見るからに中国の影響を受けた造りになっていて、国内旅行なのに中国に来たような錯覚を覚えます。また立派なんですよね。 

 こちらを抜けてしばらく登り、ふと振り返ると、浦添市街(と思われます)の先に真っ青な海が。中国つくりの城壁と相まって、不思議な、でも爽やかな光景です。ばあちゃんは「足の悪い老人には辛いかもしれない」と言っていましたが、こんな景色はここだけでしか恐らく見れないでしょう、甲斐のある景色です。

 券売所で入場券かって、正殿・御庭へ。 そこにはこちらもまた中国風の大きな建物と、大きな広場が目に飛び込んできます。
 私は韓国ソウルの景福宮へは行った事があるのですが、あちらほどのスケールはないにしても、「おお~っ」と感嘆せずにはおれません。


(こちらも修学旅行生でゴッタがえしておりました)

建物の中には靴を脱いで入る事が出来ます。意外と、中の造りは日本のお城に似ているような気がしました。(とは言え日本のお城といっても私は松本城の中しかはいったことありませんが)
 いたるところに解説板がありまして、私なぞはゆっくり読みながら見て回りたいところでしたが、裸足で広いところを走り回れるのが嬉しかったのか、子供達が迷子にならないように連れ(追い)回すのが精一杯でございました(泣)

 一通り見終わったので駐車場に戻ろうとしたところ、券売所近くでちょうど琉球舞踊の上演がやっていました。今回の旅程では見る予定が無かったので、ラッキーとばかりにしばし見入ります。きれいでございました・・・

 が、踊りに興味の無い者は長く見ることは出来ませんですね。子供達、そして私などは・・・

この日も予想通り暑くなり、のどが渇いたので次に行く前に、レストセンターの中庭?にて一休みしました。ここで、見たことのない、エメラルド色に光る大きな蝶を発見!! 子供達と一緒に追い掛け回しました。私はこのBLOGに載せようと写真を撮るためですが、残念ながらまともな写真が撮れませんでした。一重に私の下手くそさ加減のためですが、次はボタン押したらすぐにシャッターが切れ、かつメモリへの書き込みが速いデジカメにしようと誓ったのでありました。(ちなみに今使っているのは2年位前のNIKON製です)

ちょうど時間が昼となり、次の予定が近くの金城町石畳道だったので、そちらの近くのお店「いろは庭」で食事を取ることに。

こちらは大抵のガイドブックに出ている有名なお店のようですが、行ってみると住宅街の中にあり、また普通の民家のごとくこじんまりとしたお店でした。

(すみません、HPより拝借しました)

店の中へも居間に通されたような感じで、落ち着いてゆっくりと食事のとれる雰囲気です。石畳定食という沖縄家庭料理のセットを注文しましたが、どれも美味しかったです。特に紅芋のコロッケは子供達も喜んでましたし、あとミミガー(豚の耳)のピーナッツ和えは意外と味・匂いに癖がなく、しかしコリコリとした独特の食感が良かったです。 豚の耳というとこちらの感覚ではゲテモノに類しますが、知らぬが仏、妻も義母も喜んで食べてました。食べ終わってから「それ豚の耳ですよ」と教えてあげると、「どうして食べる前に教えてくれないの!!」と怒られました(笑) やーいやーい

食事を終え、石畳道をしばし散策。こちらは中国風ではなく、日本的に感じられましたが、道沿いは普通に人が住む民家が並んでおり、それらのお宅に植えられている花々が色を添え、綺麗で落ち着く雰囲気です。

 また一歩脇に入ると左の写真のような、ジャングルの中の石畳みたいな光景も現れ、不思議な感じもします。

こちらはあまり広くないのですぐに見終わりました。もっとゆっくりはしたかったですが、今日はもう1箇所行かなくてはなりません。普通なら多分この後那覇市内へ、国際通りとかに行くところなのでしょうが、お土産ショッピングにあまり興味がない私達家族は、那覇市内はパスして、沖縄に来たら行かなければならない場所のひとつ、ひめゆりの塔へ向かいました。

またNAVIに従ったら、例によって方向感覚なくなるような訳のわからない道を走らされましたが、ススキのような花が咲くさとうきび畑の続く中を走った時は、とても穏やかな気分になりました。 

首里城からひめゆりの塔へは1時間ちょっとくらいだったでしょうか。残念なことに車中で娘が寝てしまいました。ひめゆりの塔へは妻の方が強く行きたがっていたので、私は駐車場で娘と留守番、こちらは見損ねてしまいました・・・
 が、このあと妻から話を聞き、又聞きであるにもかかわらず、苦しい、悲しい気分になったことはいうまでもありません。詳しい話はここでは割愛しますが、確かに目を背けてはならない歴史があるんですね。そして2度と同じような悲劇を繰り返してはならないし、そのために今の私達に何ができるのかを真剣に考えなくてはいけないとも思いました・・・

 息子はやはりつまらなかったらしく、車に戻ってくる頃にはぐずぐずしていました。予定では今日はこれでもうホテルに戻るつもりだったんですが、幸いまだ時間があったので、気分転換も兼ねてと、ちょっと足を伸ばして「斎場御嶽」(せーふぁうたき)に行くことにしました。 

御嶽というのは拝所・聖地のことで、この斎場御嶽は有名・高位な御嶽の一つらしいです。 手前の駐車場に車を停め、山の中に入って行きます。辺りはジャングルっぽい雰囲気もややあります。フィトンチッド&マイナスイオンが充満しているような森の中の道を進むと、石灰岩の造形が奇妙な岩の壁が現れ始めます。


一番奥は祭壇のような場所が岩肌をえぐって設けられておりました。少し戻り、途中で分かれていた別の道を少し進むと、やはり巨大な岩壁が現れます。その端に岩の割れ目、というか壁とは別の巨岩が倒れてもたれかかっているようなところがありました。 実物は圧巻です。


この割れ目の先が拝所でして、岩のトンネルを抜けるとただの行き止まりなのですが、木々の間から久高島という島が遠望できます。


この島が神様、ということのようです。 予備知識はあまりなかったのですが、何となく神妙になってしまう雰囲気がやはりあって、ここで子供達と一緒に手を合わせてきました。

 駐車場ではまたまた見たことのない紋様の蝶を発見。あまり綺麗とはいえないものの、今度は何とか写真に収める事が出来ました。



12月でも花が咲き蝶が舞う沖縄。いいところだなあ・・・・

これで本日はホテルに戻って、後は夕飯ついでにホテルの近く、アメリカンビレッジを見て回るのみです。

アメリカンビレッジのレポートでは、音楽BLOG的なネタも得る事が出来ましたので、今日は長くもなってしまいましたし、別記事とすることにいたします。

ああ、今年中に旅行記完結できなかった・・・


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hanamiya-okinawa2005

明けましておめでとうございます(訪問遅くてゴメンナサイ^^;)
沖縄旅行からもう1月もたったんですね~早いなぁ。
石畳いい雰囲気な場所ですね!まだ行った事がないので今度散策しに行こうとおもいました♪最後の蝶はイシカゲチョウですね♪地味だけどよく見ると面白い模様なので結構好きです(o^_^o)
by hanamiya-okinawa2005 (2006-01-04 18:48) 

stromblad

>はなさん
あけましておめでとうございます。nice&コメントありがとうございます。 そうですか、最後の写真の蝶は「イシカゲチョウ」というのですか! 後で子供たちに(自慢気に)教えることにします、多分まだ覚えていると思うので。
こちらは相も変わらず日中でも氷点下&雪また雪の毎日で、沖縄の暖かさが懐かしいです・・・
by stromblad (2006-01-04 18:57) 

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