「今日は江の島に」 [気ままにessay]
「今日は江の島に行こう」
「え?」
外せない用が出来て仕事の現場は休む、とにかく一緒に出掛けて用事を済ませて江の島に行く。
これが昨日の朝、突然彼がたてた予定・・・;
「一緒に行くんだ」って、そんな急に言われても。
『あなた、私に予定は無い、と信じて疑ってないでしょ』
ここで「ちょっと用事が」とか「えー?シンドイからヤだぁ」なんて言おうものなら「ナニ!?」
と一瞬不機嫌になり、つまらなさそうな顔になるのは目に見えてます。
二十歳の頃から変わってません。
・・・てな訳で行って来ました。江の島に。
日差しが強いね~;もっとつばが広い帽子を被れば良かった。 一緒に江の島に来るのは久しぶり。
「仲良しよね~、私達♪」
「いいから早くカメラの使い方覚えて・・」
弁天橋を渡ります 橋上より境川上流を望む
江の島 茅ケ崎沖の烏帽子岩(見エマスカ;?)
いつからあるの?こんな大きな灯篭が両側に・・
大きな船。どこに向かっているのかしら。
「いつか、遥か遠くの国まで船で旅したい」
「らじゃー;」
カモメは見かけず、カラスとトンビばかりでした。
やっと長さが389m.の弁天橋を渡り終わり、江の島に着きました。
延享4年(1747)創建、文政4年(1821)に再建された青銅の鳥居が正面に見え、真っ直ぐ行けば、近江・竹生島(滋賀県)や安芸の宮島(広島県)と並ぶ「日本三大弁財天」のひとつの江島神社です。
神社はまたにして、ハーバー方面に行くことにしました。
お土産店やお食事処が建ち並ぶ正面にあるベンチで一休み。
「ここはどこだっけ?」と思うほど、周りの会話は外国語ばかり。韓国からの観光客が多いみたいでした。
ふと目に入った「たこチップ」を購入。(江の島名物は珍味で名高い「たこせんべい」もあります。ちょっとピリッとしててかなり美味しいです。)
サザエやハマグリも活きが良さそうでした。
道路を渡ってヨットハーバーの方へ。
「お!ベニシジミがいる」 「あ、ホント!」 「とまるかな・・・」 「とまって~」
「とまった!」 「撮れそうか?」
「うん、うまく撮れそうよ」
「あ・・また翅閉じちゃったね;」
前翅の開いた長さで15mm.くらいの愛らしい蝶です。
翅の綺麗な色がよく見えるまで粘ろうか、と思っているうちに飛んで行ってしまいました。
少し歩くと、ボートヤードが見えて来ました。
江の島ヨットハーバーは、昭和39年(1964)に東京オリンピックのヨット競技場として整備されました。
両側にヨットの泊地を見ながら先端のサザエ島まで散策します。(サザエ島?; なんだろか・・)
他のヨットと雰囲気が異なるのが1艘・・
艫の方に回って、パチリ!なんとこれは海賊船!
大砲もちゃんとついていましたよ。
オーナーの細部までのこだわりがお洒落なヨットでした。気分はジャック・スパロウでしょうか^^
いったい何艘くらいあるのかな。。。 群れて泳ぐ何かの幼魚
カラスノエンドウ トンビノオトシモノ
サザエ島・・・サザエ状の外観でゴソゴソ動く?なんて考えたり写真を撮ったりしているうちにおいてけぼりに;
板が敷かれたプロムナードを急ぎ、「待って~;」と声を掛けようと探すと、もうあんな所へ。
おお~!空からUFOなどが降りて来そうなあのピラミッドは何?
と思ったら、なんとこのピラミッド型の高台が「サザエ島」とのことでした;
・・・・・ま、覚えやすくて待ち合わせにいいかもね。
「明日の夜明け、サザエ島で待つ。」 なーんて、ネw
かつてここにはサザエ島と呼ばれる、サザエがたくさん獲れた小さな岩の島があったそうです。
でも、このヨットハーバーを造る時に埋め立てられてしまい、その名を残すためにつけられたのだそうです。
豊かで美しい海の象徴でもあった磯の小島。人々が惜しんだ気持ちがなんとなく伝わります。
「輝きの塔」だったか、そのような名称でした;
この塔は下から光が当てられて(光源が埋め込まれているようでした)上の円盤に反射する仕組みのようです。ヨットの灯台?ライト・アップ用?
江の島の東浦(鎌倉側)は湘南港「SHONAN HARBOR」という名称です。
写真手前には潮溜まりのような所があり、中学生らしき男の子達が遊んでいました。
暫く二人でサザエ島の階段に腰掛けて、ウィンドサーフィンを楽しむ人やゆっくり進むヨットが浮かぶ海、そして空を眺めてのんびり過ごしました。
藤沢片瀬方面
鎌倉七里ガ浜から稲村ガ崎方面
自宅から車なら空いていれば15分、電車を乗り継いでも40分もあれば来れる所ですが、近くだと却ってあまり訪ねることがないせいか、いろいろ新しい発見があって楽しい散策となりました。
次回は神社の方をゆっくり見物して巡ろう、と話しながら帰って来ました。
船出の跡に 思いを残して
江ノ島ですか。 いいところですね。
行ったことがありませんが…。
読んでいるうちに、自分も旅をしているみたいな気分です。
幸せが伝わってきました。^^
by (2006-04-25 15:46)
寄り添う影が素敵。
仲良しぶり、ごちそうさま~www
by (2006-04-25 19:52)
見たことのない風景は楽しいですね。でも一番惹かれたのは寄り添う仲良しの影でした。\(^^;)
by (2006-04-25 22:18)
>シンナツさん nice!&コメントをありがとうございます^^
他にもたくさん歴史的な見所があるので、また行こうと思っています。
夏はかなりの暑さで、それこそ干上がったタコのようになってしまうので、
なるべく近いうちに訪れたいものです。
海の写真、もっと大きく載せた方が楽しんで頂けたかも、ですね;
by パキちゃん (2006-04-26 00:29)
>プリンちゃん nice!&コメントをありがとうございます^^
w「仲良しぶりっこ」しています。
カメラのモードの切り替えを教えてもらっているところで、
実はカメラの奪い合いをしていたりしてw
by パキちゃん (2006-04-26 00:36)
>にの♪さん nice!&コメントをありがとうございます^^
シルエット効果、けっこうイケそうですね~w
でも、嬉しいです。何かちょっとでも印象に残して頂けたなら。
ここ湘南エリアは、本格的な海のシーズンになると混雑で大へんなので、
のんびりできる今のうちに「再発見の小さな旅」に出掛けたく思っています^^
by パキちゃん (2006-04-26 00:54)
二枚目の写真とラジャー・・の中睦まじいシルエットを見ていたら・・・こっちが?
江ノ島ももう数十年行ってないので、大きく様変わりしていますね、
そのうち行って見たいと思います。
by お散歩爺 (2006-04-26 17:09)
>旅爺さん nice!&コメントをありがとうございます^^
いえ、2枚目の写真の私のセリフは脚色ですよ~;
遠景の撮影モードにするためにカメラを覗き込んでいるところです。
まぁウチも仲良しの方かも知れませんが、旅爺さんご夫妻ほどではございませんw
江の島、また是非いらして下さい^^
by パキちゃん (2006-04-26 21:24)
江ノ島すき、鎌倉大好きなホシです、そんな近くにお住まいなんて羨ましいです。
by トム (2006-04-27 06:32)
>ホシさん nice!&コメントをありがとうございます^^
近くに住んでいても、人込みが苦手な私はなかなか出向くことも少なくて・・;
でも地の利を生かして、なるべく平日などのちょっとした合間に訪ねることにしました。
けっこう観光地としての顔とはまた違った雰囲気が味わえて面白いですよ。
また時折記事にしますので、お見かけの際には楽しんで頂ければ、と思います^^
by パキちゃん (2006-04-27 10:22)
江ノ島、もうずいぶん行ってません。
懐かしさと新しさが同居している感じなのでしょうか?
のんびり散策されている雰囲気が伝わって、ほのぼのしました。
by eritaro (2006-04-27 20:18)
小さな旅 江ノ島編 ですね(^^)
ゆっくり見せて頂きましたよ。
人がたくさんというイメージの江ノ島も、なにか静かな雰囲気ですね。
今度たこチップを食べてみようかな。
by タックン (2006-04-27 21:31)
>eritaroさん nice!&コメントをありがとうございます^^
弁天橋を渡って鳥居の向こうを眺め透かすと人がたくさん見えたので、
ササッと進路を変えました。ついついのんびりできる道を選んでしまう習性がw
江島神社の方はあまり変わっていないと思いますよ。
水族館もリニューアルされたので、どうぞまたお訪ね下さい^^(観光協会の人ミタイ;)
by パキちゃん (2006-04-27 23:24)
>タックンさん nice!&コメントをありがとうございます^^
私も、意外にもゆっくりした時間を過ごせたので
「また行こう」という気になりました。(夏の大混雑のイメージが強かったので;^^)
海はやっぱり気持ちがいいですネ。水平線まで見渡せて空とつながってて・・。
たこチップは、軽いソース味で香ばしかったですよw
by パキちゃん (2006-04-27 23:40)