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10/21 餘部経由一回り日帰り旅行(行き編) [鉄道(JR)のこと]

今回は、餘部鉄橋への旅行記を書いていく。
内容は、

・朝一番電車に間に合うか
・偶然出会った「タンゴエクスプローラー」
・大石りくの生誕地
・ロケ地の駅

といった感じでお届けします。



昨日行った餘部鉄橋だが、今回行くに当たって、ルート選定は厳しいものがあった。
とりあえず時刻表を頼りにプランニングをしたところ、こんな感じになった。

旅行前の予定
・行き
二条(5:42発)-〔JR山陰本線(嵯峨野線)普通〕→園部(6:20着、6:22発)-〔JR山陰本線普通〕→福知山(7:29着、8:21発)-〔JR山陰本線普通〕→豊岡(9:25着、9:51発)-〔JR山陰本線普通〕→餘部(10:51着)
(急行「あまるべ」を撮影後、1回は快速「あまるべ」に乗車する予定)

・帰り(流動的)
餘部(17:57発)-〔JR山陰本線普通〕→浜坂(18:10着、18:18発)-〔JR山陰本線普通〕→鳥取(19:04着、19:07発)-(JR因美線・智頭急行・JR山陽本線・東海道本線特急スーパーはくと14号)→京都(22:08着、22:27発)-〔JR山陰本線(嵯峨野線)普通〕→二条(22:34着)

また、今回の目的となった「急行 あまるべ」と「快速 あまるべ」の餘部発の時間
・「急行 あまるべ」浜坂行き 12:25発
・「快速 あまるべ」香住行き 14:28発
・「快速 あまるべ」浜坂行き 15:13発
・「快速 あまるべ」香住行き 15:52発
・「快速 あまるべ」浜坂行き 16:21発
・「急行 あまるべ」姫路行き 16:50発

少なくとも「急行 あまるべ」が到着する12:25前までには餘部入りしたいと思っていた。二条からの電車は、一番電車である。出発が5時半過ぎとなるため、もう少し遅く出ても着く方法を特急利用、新幹線利用などを考えたとしても時間的にはあまり変わらないので、やはり山陰線をひたすら乗るしかない。しかし、一番電車に乗り遅れると一番目の「急行 あまるべ」が到着する時間までには着かない。寝坊すれば、即アウトである。帰りは、行きと同じではつまらないため、乗ったことがなかった「スーパーはくと」で帰る形にした。

でも、朝は苦手なので寝坊したらどうしようというドギマギした気持ちで、10月21日の臨時列車当日を迎えることになった。

そして当日。朝5時に目が覚める。まだ真っ暗である。早めに家を出て、近くのローソンへ。そこでエビアンと菓子パン一つとおにぎり2個を購入。ついでに肉まんも買おうとしたが、保温庫に入れてすぐだったので、買えずじまい。
JR二条駅に着き、切符を買っていなかったので購入。二条から餘部まで山陰線に乗って、乗換えながらもひたすら鈍行(普通)で行く。

・二条(5:42発)-〔JR山陰本線(嵯峨野線)普通〕→園部(6:20着)

二条で撮影した時刻案内。

二条から乗った園部行き普通。

まずは、園部まで乗って行く。一番電車なので、ガラガラである。園部までは複線化工事中で以前よりも工事は進んでいるようだ。保津峡を越えると、霧が立ち込めていた。亀岡あたりになると、外が明るくなる。思っていたよりも早く園部に到着。すぐ福知山行き普通に乗り換える。

・園部(6:22発)-〔JR山陰本線普通〕→綾部(7:15着)

園部から綾部まで乗った福知山行き普通。

この福知山行き普通は、ワンマンカーである。つまり運転士1人である。よって運賃箱もある。途中、胡麻(ごま)で京都へ行く特急「たんば」に道を譲る。他の駅でも普通と行き違い。土曜日なのに学生が乗り込んで来る。今日も部活や補習でもあるのだろうか。私の向かいに座った学生は乗ってからすぐ眠りこんでいた。このまま福知山まで行っていいが、それだと次の豊岡行きまで1時間近く時間があるため綾部で一旦降りることにした。

綾部では隣のホームに東舞鶴行きの普通も止まっており、舞鶴方面への乗換えも容易である。次の普通に乗るまでの間に、特急「まいづる」と「たんば」の併結作業を見物し、普通の福知山行きに乗る。

特急「まいづる」2号と「たんば」4号の併結作業の最後の仕上げを行っている作業員。

・綾部(7:35発)-〔JR山陰本線普通〕→福知山(7:48着)

綾部から福知山で乗車した福知山行き普通。

福知山行きの普通に乗り、終点を目指す。この電車もワンマンカーである。綾部~福知山間は、以前から複線で行き違い待ちのストレスなく進む。途中、特急「はしだて」2号とすれ違う。15分弱で福知山到着。この電車に乗っても、次の豊岡行きまでは30分ほど時間があるので、しばし駅構内を散策。この福知山駅は昨年高架化されたところ。よって、まだきれいである。みどりの窓口で、餘部鉄橋記念オレンジカードを購入。ホームに戻ると、餘部鉄橋へ向かうと思われる鉄道好きの人たちがいる。このまま同じ列車に乗って行くのだろうな。そんなことを思っていると、大阪からやってきた福知山止まりの普通が今日に限って、豊岡まで運転されるアナウンスが流れてきた。そして、電車がやってきた。

・福知山(8:21発)-〔JR山陰本線普通〕→豊岡(9:25着)

大阪からやってきた福知山行き普通、改め そのまま福知山発豊岡行き普通。

この電車は4両編成。通常であれば、2両編成でおそらくワンマンカーだろう。ひょっとして、餘部行きの乗客のために仕立ててくれたのだろうか。福知山から私が初めて乗る区間になる。また単線になるが、駅間が長く、割合快調に電車は進んでいく。しかし、いきなり次の上川口で特急「きのさき」2号の行き違い待ち。仕方がないけれども。兵庫県に入り、梁瀬(やなせ)。和田山では、姫路方面へ行ける播但線の普通が止まっていた。構内には既に使われなくなった車庫の建物が残っていた。何も考えずにボケーとして車窓を眺めるのが私は好きである。快晴で金曜日のくもりがウソのようだ。和田山から30分弱で、豊岡に到着。ここでまたまた乗換えである。
豊岡に到着すると、見覚えのある車両が向かい側のホームで止まっていた。北近畿タンゴ鉄道の「タンゴエクスプローラー」である。あの福知山線事故までは、福知山線を経由して新大阪まで乗り入れていたが、車両側にATS-Pが整備されていないために当面は北近畿タンゴ鉄道線内のみの
運転にとどまっている。なお、豊岡には北近畿タンゴ鉄道宮津線(旧JR宮津線)が乗り入れている。

1990年から1999年までは京都に乗り入れていた「タンゴエクスプローラー」

 
初めて知ったのだが、大石内蔵助の妻であった大石りくの生誕地がここ豊岡とのこと。また、特別天然記念物コウノトリの野生復帰・人と自然との共生のための施設である「コウノトリの郷公園」もある。
それにしても、豊岡で次の浜坂行き普通列車までまた26分の待ちあわせ。何気に接続が悪い。自社線内なのに。これもゆとりダイヤなのか。それとも冬の雪に備えてのダイヤ編成なのか。よくわからぬが、休み期間中に青春18きっぷを利用するとしたら、使いにくいダイヤである。

・豊岡(9:51発)-〔JR山陰本線普通〕→餘部(10:51着)

豊岡発浜坂行き普通。

今までは電車であったが、2つ先の城崎温泉までが電化区間のため、この旅初めてのディーゼルカーである。前に乗ったディーゼルカーは、いつだっただろうか覚えていない。久しぶりの乗車だ。この列車に乗れば、餘部鉄橋を渡ることができる。志賀直哉の「城の崎にて」で有名な城崎温泉を過ぎる。次の竹野を過ぎ、しばらくすると日本海が表してきた。私の場合、海の近くに住んだことがないので、多少興奮する。そういえば、スルッとKANSAIのスタンプラリーで和歌山で行ったときも海が見えると、興奮していたことを思い出した。

盆地育ちの私にとって、海が見られることは非日常だから、興奮するのだろうか。

香住で鉄道好きの人たちに加えて、ツアー客がたくさん乗車する。餘部鉄橋渡りがコースに入っているようだ。

 

鎧(よろい)で、かつて放送されたNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」のロケ地であることをアピールする看板が立っている。そういえば、鎧駅が使われたシーンがあったことをふと思い出す。いつ放送されたのを調べて見ると、10年前だった。
鎧を過ぎると、いよいよ次は餘部。駅に着く前に餘部鉄橋を渡ることになる。トンネルをいくつか越えると、ついに餘部鉄橋。絶景のはずだが、このとき私は景色を見ていない。なぜ見ていないのかは、ここではあえて伏せておく。このことについては改めて書くことにする。そして、餘部到着。決して広いとは言えないホームはとにかく人、人、人であった。私を含めほとんどの乗客が降りて行ったので、降りなかった地元の方と思われるおっちゃんが「ガラガラや」とぼやいていた。餘部滞在および帰りについては、次回書くことにする。

行きの実際の行路 二条(5:42発)-〔JR山陰本線(嵯峨野線)普通〕→園部(6:20着、6:22発)-〔JR山陰本線普通〕→綾部(7:15着、7:35発)-〔JR山陰本線普通〕→福知山(7:48着、8:21発)-〔JR山陰本線普通〕→豊岡(9:25着、9:51発)-〔JR山陰本線普通〕→餘部(10:51着)


【訂正】(2006-10-23 23:10)
・題名を「10/21 餘部鉄橋惜別記念一筆日帰り旅行(行き編)」から
「10/21 餘部経由一回り日帰り旅行(行き編)」に変更
・記事冒頭に見所を記入
・乗車列車を該当箇所の冒頭にそれぞれ記入


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Jetstream31

連結部の動き、動画はありませんか?(笑)
by Jetstream31 (2006-10-23 00:40) 

norinori

Jetstream31 さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
連結部の動きの動画があればなぁと思いながら、記事を書きました。(苦笑)
by norinori (2006-10-24 20:23) 

bibros02

山陰線も京都に近いあたりは
複線化電化がすすみましたが
西のほうはまだまだで…
よく行き違いの待ち合わせやらしながら
のんびーりと進んでいくのですよねぇ…。
by bibros02 (2006-11-05 19:54) 

norinori

bibros02 さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
西の方へ行くと、昔、京都に近いあたりであったものを感じることが
できました。
行き違いしたり、特急の通過を待ったり、これぞ山陰線って感じだと
思いながら乗っていましたね。
by norinori (2006-11-06 01:04) 

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