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桜茶会のロゼ・シャンパン [シャンパン]

【桜の話題 パートⅡ】
2日早朝、グラフィックデザイナーの麹谷宏先生が席主をつとめるお茶会にお招きいただき、桜吹雪が舞う『恵庵(新高輪プリンス内)』で風情ある趣を楽しんできました。
「私にとって、お茶は大切な“遊び”です。その心は、クリエイティヴな執心」と先生は語っていますが、先生が仕掛けた“ワインとガラスの茶会の最新版バージョン06”は、まさに創造の世界でした。

濃茶席では大阪出身の俳優辰巳琢郎さんが落ち着いたお手前を披露。その彼が扱うお道具類はすべて麹谷先生にまつわる品々で興味を惹かれました。
ブルゴーニュのラモネが使っていた小樽を再生した「棚」、ロマネ・コンティの廃材になっていたぶどう樹を乾燥させ削って仕上げた『天邪久』という銘の「茶杓」、ヴーヴ・クリコのシャンパンのコルク栓を3個使って組み立てた「蓋置」、吉野出身の先生が桜茶会に因んで制作した吉野桜の樹皮の「炉縁」etc、茶会に “遊びの心” がしっかり融合していました。

ロブマイヤー製グラスと先生手作りの硝子製器   ソワ・シャンパーニュの中のヴーヴ・クリコ


点心席では先生手作りの硝子製ワインクーラーに、同じく手作りの硝子製器、オーストリア・ロブマイヤー製バレリーナシリーズのシャンパングラス、そしてヴーヴ・クリコのローズラベル、桜景色に溶け込んだロゼ色は視覚でも楽しめました。

ちなみにローズラベルは、2004年の4月1日、世界に先駆けて日本で発売されたシャンパンです。お披露目の会場は上野公園にある『東京博物館法隆寺宝物館』。照明デザイナーの石井幹子さんの手によりライトアップされた会場は、ピンクと紫色の幻想的な空間になっていました。
この時、ヴーヴ・クリコ側はドレスコードに「ロゼ色」を指定。ジャケット、ネクタイ、ドレスetc、参加者は思い思いに「ロゼ色」を身に着けて、華やかでお洒落なシャンパンを楽しんでいました。その光景を今でも鮮明に覚えています。
麹谷先生の桜の茶会も、深く印象に残りそうです。


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コメント 2

8man

素晴らしい!
まさに「大人の遊び。クリエイティブな執心」ですね。
思わず、初コメントしております。

小樽の棚、ぶどう樹の茶杓、コルクの蓋置・・・シャンパンやワインのみならず「お茶」にも興味のある私としては、非常に気になります。
桜景色に溶け込んだヴーヴ・クリコのロゼ、想像しただけでウットリです。

いよいよ泡物がいただきたくなる季節ですね。
春のオープンカレッジにはあいにく参加できないのですが、また別の機会にお目にかかりたいと思っております。
by 8man (2006-04-05 10:14) 

fumiko

8man-san, 初書き込み、すごく嬉しいです。
利休宗匠もお道具類選びでは遊び心を取り入れた“創造の世界”を楽しんでいたのでは・・・などと感じた茶会でした。
8manさんも泡物がお好きですか?
本日upした『アペリティフの日』、6月1日にも13のシャンパンメゾン(レコルタンマンピラン/自家ぶどう栽培中心の小規模生産者)が来日し、ブースでのシャンパンが楽しめる予定です。
私は一昨日と昨日、PRのため来日していた13社のシャンパンを試飲してきました。素晴らしいメゾンがたくさんあり、6月1日、再度、これらのシャンパンをいただくことが楽しみのひとつになってしまいました。
by fumiko (2006-04-05 15:19) 

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