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スペインから闘牛が消える? どうする、東洋人唯一の闘牛士・濃野平 [旅行]

濃野平という人物をご存知でしょうか?
彼を知っている者にとって、衝撃的なニュースが。

2月25日東京新聞朝刊に、
《伝統の闘牛 消える? バルセロナ、「来年から中止」報道
観客数減、背景に動物愛護 カタルーニャ地方 圧制の象徴に反発》

《スペイン東部バルセロナ市で来年から伝統の闘牛が消える可能性が
高まっている。客入りが悪く採算が取れないのが主な理由だが、
動物愛護を叫んで同国内に広がる反闘牛運動も影響している。》

《スペイン紙が「来年以降、バルセロナの闘牛が消える」と報道した。》
とのこと。観客減で赤字というのが大きな理由。

またバルセロナ市は、《二〇〇四年に「反闘牛都市」を宣言。全国の
宣言都市は、三十九都市に上る。》とは、知りませんでした。

濃野平の公式サイト

濃野さんは、現在、唯一の東洋人闘牛士。
日本人初のマタドール・デ・トロス(正闘牛士)を目指しています。
もともとバレリーナを目指していたものの腰の怪我で断念。
今から10年ほど前の’97年にスペインに渡ったものの、
狂牛病の影響で闘牛が開催されず、経済的な問題で帰国して
アルバイトをしてお金を稼いだことも。

TBSのドキュメント番組「zone」
2003. 11. 2 放送 第177回 「スペインの日本人闘牛士」

彼が活躍しているのは、アンダルシア地方なので、
今回、問題のカタルーニャではないのですが…。
国内全域で、反闘牛運動が勢いを増しているとなると、
アンダルシアも平穏ではいられなくなるのでは。

オールアバウトのスペイン闘牛情報

濃野さんとは、何年か前、彼が東京に帰ってきた時に、会って話をしました。
その時、マタドール・デ・トロスになるという強い意志を感じたのです。
彼が闘っているところをこの目でみたい。
「見に行く」
その約束は、また果たされていません。

ホームページの活動報告を見ると、
地味ながら目標に向かって進んでいるようで、一安心。

この大きな波を彼が乗り越えてくれることを祈るばかりです。

最新のスペイン情報が掲載されたガイドブック。
スペイン―マドリード・バルセロナ・アンダルシア (2007)

「密命シリーズ」「居眠り磐音江戸双紙シリーズ」など
1000万部余りのベストセラーを輩出している
佐伯泰英さんは、昔、家族でスペインに渡り、
闘牛をとっていた写真家だったんだよね。

闘牛士エル・コルドベス1969年の叛乱 (文庫)
闘牛はなぜ殺されるか

現在、品切れの《闘牛 (1976年) [古書]》は、古代から現代にいたる
闘牛の起源、闘牛士たちを書いた一冊。カレーの写真も多数。
是非、復刊してほしいなー。

読売新聞の主催の「新!読書生活」トークショーで、氏は、
闘牛は二度と出合うことのない人と動物の闘いが凝縮された一つの芸術
である旨、おっしゃっていました。
 現在、描いている時代小説のヒーローは、闘牛士を念頭にしたものだそう。
子育て侍 (文庫)
野分ノ灘―書き下ろし長編時代小説 (文庫)

アルモドバル監督が闘牛士を描いた映画
マタドール ~炎のレクイエム~》。
主演は、アントニオ・バンデラス。

スペインの巡礼の旅の映画《サン・ジャックへの道》の試写を見ました。
(映画の紹介、感想については、また後日)
スペインに行きたいなー。


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