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ひな祭り前に、白酒ならぬ濁り酒で一杯やりますか [グルメ]

まもなくひな祭り。
ひな祭りといえば、白酒ですね。

白酒もつい度を越してしまいますが、
秋、ウィーンで、シュトゥルムがすいすいと喉を通り、
大変な目にあったことを思い出しました。

2月21日、日経流通新聞《ヒットの予感》は、
《乾杯は「にごり系」で 酵母や乳酸菌 健康志向、追い風》と、
様々な濁り酒を紹介しています。

記事で取り上げられているお店、お酒。
マッコリ 韓国の濁り酒
☆「てじまぅる」(新宿・韓国創作料理)
  30種類以上のマッコリがそろうマッコリバーだとか。
←金華豚、花園豚、三元豚など豚肉が特徴。
   ホームページを見ると、マッコリの品揃えがすごい。2月19日にも
  新しく入荷している。

☆「トラジ」 焼肉店
  銀座に「コリアン・ベジタブル CHEFA」に5種類のマッコリ。
←《CHEFAは「菜花」と書いて「チェファ」と読みます。
  包み野菜が花のように、咲き誇っている様子を表した言葉》だそう。
  健康志向で、女性が好みそう。
  なおトラジは、銀座にどぶろくバーも持っている。そちらの方が、
  マッコリの種類は多そう。

日本酒
☆「月の桂」 増田徳兵衛商店・京都 1964年、国内初のにごり酒。
←ホームページのトップに《にごり酒誕生から40年。これひとえに皆々様の
 ご声援のおかげと感謝申し上げます。》とあります。蔵元直送のにごり酒も
 サイトで販売。
☆「桃色にごり酒ひなまつり」 
 「開華」の第一酒造(佐野市)が開発。
☆「白瀑白純米ど」
 山本合名会社(秋田県山峰町)
←地元・能代の「ささき」という酒店のホームページ「白瀑」で、
  「白瀑白純米ど」の予約を受付中。
☆百楽門濁酒
  葛城酒造(御所市)
☆華鳩尊醸酒の生にごり酒中汲み
  「華鳩」の榎酒造
←ホームページのトップに《しぼりたて生酒できました!》とあります。
 サイトから購入可能。

ワイン
ヒトミワイナリー 滋賀県東近江市
 「にごりワイン」の「nOn」(ノン)
アパレルメーカー「日登美」が母体だそう。フルーツのにごりワインもあり。
 パンやワインにあう平麺半生パスタを2月6日に発売したばかり。
  ブドウ葉を練りこんだタイプと赤ワインを練りこんだ二種類。面白そう。

マッコリは、韓国の居酒屋では自家製を出すところが多いのですが、
日本では「自家製」は認められていないと思います。
でも都内某所では、自家製を出すお店も。(元から作っているもの。
自家製をうたっているところは、輸入したマッコリに、各種のエキスを
混ぜたりして「自家製」と銘打っているのでは?


日本酒は、他にもたくさんありますね。

にごりワインは、国内では、
長野の小布施ワイナリーも出しています。(まだ他にも多数あるが)
小布施ワイナリーは、全商品を国産ぶどう100%で造っている
ワイナリーです。(ゆくゆくは自社農場100%を目指しているそう。
ワインの木のオーナー制度も行なっている。《ワインの樹》)

サイトからも買えるが、《ワインのリスト》に、次のようにある。
《★おことわり (初めてこのHPをご利用される方はかならずお読みください)
このホームページは一般に存在する俗にいうネットショップではございません。
ですのでネット用の買い物カゴも有りませんし、自動返信メールもございま
せん。すくない人数で切り盛りしているワイナリーなため、お客様に返信する
メールは栽培醸造をしている曽我彰彦がワイン畑仕事が終わった夜中に行
います。そのためとくに初めて注文なさるお客様にはたいへん言葉足らずな
メールが曽我彰彦から届き、驚くかもしれませんがご勘弁ください。そのかわ
りなるべく曽我彰彦はメール上でも人との付き合いを大切にしてまいりたいと
おもいます。
「自動的に合計計算や運送会社伝票番号など返信できるシステマティックな
注文管理をご希望のお客様はお取引先のワインショップにありますネット
ショップをご案内いたします。ご遠慮なく私どもにお問い合わせください》

ウィーンでホイリゲの季節、飲んだシュトゥルム。
ホイリゲheurigeとは、ワインの新酒、もしくは、ワイナリーが自家製の
新酒を飲ませる居酒屋のこと。店の前に赤松の束を飾ってあるのが、
目印です。(日本の造り酒屋の杉玉みたいなもの)

ウィーン観光局のホイリゲの説明》

シュトゥルムは、疾風怒濤と訳された
「シュトゥルム
・ウント・ドラングSturm und Drang」のシュトゥルム。
嵐という意味ですが、1ヶ月くらい発酵させた
ホイリゲになる途中の濁り酒のこと。
ちょっと甘くて、飲み口がいいので、どんどん飲めます。
が、そこはアルコールですから、飲みすぎると大変なことに
なるわけです。(その前のぶどうジュースの段階のものをモストMostという)
(ちなみに有楽町に「ホイリゲンハウス」という居酒屋があったが、
現在、「トーキョー バンバン」という店に変わってしまった。ああ)

ウィーンとくれば、映画「第三の男」。
この音楽は有名で、ビールのコマーシャルなどで使われ、
よく流されますので、映画を見たことがない人でも聞けば、
あれあれとご存知のはず。

この映画で一躍スターとなった、チターの演奏家アントン・カラスは、
もともとホイリゲで演奏していました。
彼は大成功の後、どうなったのか?
カラスの人生に迫ったノンフィクションが、
滅びのチター師―「第三の男」とアントン・カラス (文庫) 》です。

yomoyomoさんの《二人のカラス氏の生きるための闘い》に、
映画「第三の男」、本「滅びのチター師」について記されています。

ホイリゲならぬ濁り酒を一杯、飲みながら、
チターの音色が聴きたくなりました。

小布施ワイナリーのワインのホイリゲ・シュトゥルムは、
どこの酒店でも在庫なしのよう。
かわりに生きているシードルを。(長野県産りんご100%)
小布施 発酵シードル (甘口)  
発泡性にごり林檎ワイン Cidrerie d`Obuse 容量:750ml 【...


追記
神戸ワイン城では、秋に場内でホイリゲが飲めるよう。
(国内の他のワイナリーでも行なっているが)
神戸には、オーストリー料理、オーストリーワインの店その名も
ホイリゲ葡萄舎」がある。
ここは、毎年、オーストリーのホイリゲを輸入している模様。
(なおシュトゥルムは長距離と長時間の輸送に向かないので、
輸入している所はないと思われる)
なおホイリゲの解禁は、11月11日。


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