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「あるある」だめでも、江原、細木はいいのか? 水にありがとう [気になるニュース]

関西テレビの社長が辞任必至の情勢ですね。
このブログでも「あるある」捏造問題を扱ってきました。

《「あるある」のスポンサーをおりた花王は捏造に「無罪」か?
《「あるある」捏造問題。誰が悪いのか? けんさん、お笑いに専念!》
捏造「あるある」から学ぶこと。フードファディズム

そうした記事でも述べましたけれど、
「あるある」以上に問題なのが、
江原さん、細木さんの番組だと思うのですが?

オウム真理教の反省からああした話題を扱うときは、
細心の注意を払うべきだと思います。
どちらも個人で楽しむ分には、
人それぞれでいいと思いますけど。
(事実このブログでも占いに関する話題を取り上げている)

2月7日産経新聞朝刊の「断」で評論家の呉智英さんは、
《納豆とオカルト》であるある捏造スクープをした
週刊朝日を取り上げています。
この告発は大スクープで、三十数年前の超能力少年の
スプーン曲げのイカサマを暴露したのも同誌だったと紹介。

けれど、一月二十六日号の巻頭カラーは、《わけがわからん》と。
そのタイトルは、「東京周辺 パワースポット巡礼」
キャプションは、「円のモニュメントには歩アワーが集まりやすい」
《ニページ目からは明治神宮の井戸、東京国際フォーラム、成子天神、
表参道など、東京周辺の写真が脈絡なく紹介され、「l心が癒され、
運を導く、宇宙や地球が持つ、スピリチュアルな力によって…」とくる。
うわっ、オカルトだったのか。》と驚き、あきれています。

秋山眞人センセが説明文を担当しているそう。
《これじゃ納豆疑惑批判も弱くならないか。》と、結んでいます。

こうした話題はどう取り扱うのがいいんでしょうか。
こうした事象がある、こういう問題を信じている人もいる
と「一種の流行」として、取り上げるのが無難でしょうね。

でもそういうのがすきな人は多いし、(あたしも好きですけど)、
読者が増えて、商売につながりますから、
そっちに走ってしまうのでしょうけど…。

2月7日、毎日新聞朝刊、「科学と非科学 第1部2」
《「水に『ありがとう』できれいな結晶に 教室に「ニセ科学」
疑問感じず 安易に拡大》

水にありがとうやよい言葉をかけるときれいな結晶になると
書いた本がベストセラーになり、それが教育現場で
使われている現状。
それに対する科学者の批判をのせています。
以前もこのブログで紹介した菊池誠・大阪大教授は、
《「水が言葉の意味に影響を受けることはあり得ない」》と批判。
田崎晴明・学習院大学教授は、この話題を反面教師とした授業を
行っているとか。
氏は、「『水からの伝言』を信じないでください」との
ホームページを開設した旨、記事に記述されています。

専門家がわかりやすく書いていますので、一読をお勧めします。

「水からの伝言」を書いた江本勝氏は、
《「近々出版する著書で疑問に応えたい」》とのこと。
楽しみですね。

エセ科学に対して、楽しみながら批判を行った先駆的な一冊。
奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究








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