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海外で美味しい日本料理を食べるには [グルメ]

11月3日付け日経流通新聞にも出ていましたが、
ロンドンで10月24日に「オリジナルすしコンペティション」が行われ、
タイ出身の料理人ジャトゥラ・ビト・サトセナさんが大賞を獲得しました。

選ばれたのは「ソフトシェルクラブの握り」
こちらでその写真がご覧になれます。
http://www.eat-japan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=302&Itemid=226
アボカドやわさびなどを混ぜたすし飯の上にソフトシェルクラブをのせ、
サルサソースを加えたというもの。
どうですか? なかなか美味しそうじゃありませんか?

このコンペティションを主催したのは、
日本の食文化を世界に普及しようという「EAT JAPAN」
http://www.eat-japan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=301&Itemid=224
他にも「SEVEN SUSHI SAMURAI」といった、
7人の寿司職人が争うイベントもあり、なかなか盛況だったようです。

今や、海外の田舎町に行っても「スシ」や日本料理が
食べられるようになりましたが、
一方で偽日本料理も横行しています。

そこで日本政府が、認証制度に乗り出そうとしています。
11月3日読売新聞によれば、
「農林水産省は2日、海外の日本食レストランへの認証制度を
来年度に導入する」とのこと。
「海外にある日本食レストランは欧米を中心に約2万店を数えるが、
和食とはかけ離れたメニューの料理を出す店も少なくない」のだそう。
「自国料理の認証制度は、タイやイタリアも導入している」

確かにイタリアの認証制度は聞いたことがあります。

「認定の条件などを検討するため、今月上旬に有識者会議(座長=小倉和夫・国際交流基金理事長)を発足」「〈1〉日本食の定義〈2〉対象とする国や都市〈3〉日本産食材の使用割合〈4〉調理方法や接客技術の具体的な基準――
などを検討し、来年2月までに結論をまとめる予定」
だというのですが、何が日本食かと聞かれたら、
なかなか難しいものがあります。
どんな結論が出るのか興味深いですね。
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20061103tb01.htm

そういえば、ジェトロのパリセンターが10月から、
日本料理の認定制度を設けるというニュースも少し前ありましたね。
http://www.jetro.go.jp/jetro/offices/overseas/fr_paris/info.html
何でもミシュランのように覆面審査員が日本料理店を訪問し、採点、
基準に合格した店に推奨マークを与えるというものなんですが…。
どんな基準なんだろ? 誰が採点するんだろと気になりますね?

http://www.narinari.com/Nd/2006076166.htmlによれば、
「日仏の有識者12人から成る『日本食レストラン価値向上委員会』を発足。
覆面調査員を派遣し、『日本産または同等品質の食材を使っているか』
『盛りつけやサービスが日本的か』などの基準で採点する」と。
「高成績店にはハシを持つ手とサクラをあしらった『本物の日本料理』マークを渡し、店頭に表示することを許可」と。

日本料理は、ヘルシー、美しいとして世界的に人気。
少々、高くても客がたくさんきます。そのため日本はおろか、
日本料理店で修行や勤めた経験がない料理人が作る
「日本料理店」がたくさんありますね。

上のサイトにも書かれていますが、
ブログ「フランス美食村」の方は「ニセジャポ」と呼んでおられます。
http://naobossa.exblog.jp/tags/%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9D/

日本政府とジェトロパリセンターの基準は同じなんでしょうか? 
これも統一しとかないと何かと不味いのでは?

ところでイタリアの認定制度ですが、
確かに今から4年ほど前に、イタリア農林省が、世界のイタリア料理店が
本物のイタリアンを出しているかどうか調べて、合格した店を認定する、
認定保証制度構想を発表しました。
(2002年8月26日付け読売新聞)

その時の認定基準として、
(1)パスタ、トマトソース、オリーブ油などの食材にイタリア製を使用している、
(2)シェフがイタリアの料理学校を卒業している、
などがあげられていたのですが…。

その後、2003年7月28日に イタリア農林省は、
この認定制度導入を決定。
さらに2004年には、ナポリピァツァも認証制度を導入。
「真のナポリピッツァ協会(イタリア語)
http://www.pizzanapoletana.org/
日本支部
http://verapizzanapoletana.jp/
こちらのピッツァの方は、日本にも認証店があるのですが、
上のレストランの方は、どうなったのか?
これからちょっと調べてみますね。

ちなみにあたしは、海外旅行の場合、
よほどでない限り、日本食、日本料理店には入りません。
(同行した人が希望した場合、接待の場合は仕方ないですが…)
なぜならほとんどの場合、「外れ」で高いからです。

例外は、現地の日本人駐在員が通う店です。
これは「高い」ですが、ほぼ間違いはありません。
現地の人(フランスならフランス人)はあてになりませんよ。

海外の「日本料理店」で味わったひどい料理については、
また機会があれば。

これを見ると、おにぎりが食べたくなりますね。
フィンランドにも行きたくなります。

かもめ食堂

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: DVD

パリ・ロンドン・アムステルダム、ニューヨーク、そしてロサンゼルス。
回転寿司がどのように食べられているのかを、
あの玉村豊男さんがルポ。(出版後、もっと回転寿司は世界に普及)

回転スシ世界一周

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  • 作者: 玉村 豊男
  • 出版社/メーカー: 光文社
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