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ブロードウェイ・ガラコンサート【男性編】 [┣コンサート・スポーツその他のパフォーマンス]

気を取り直して、ガラコンサートの感想を少し。
「ショーほど素敵な商売はない」のインストで幕を開けた舞台。わらわらと登場する出演者の衣装がバラバラすぎてちょっと気になった。思い切りラフな川崎&曾我(堀越同級生コンビ)に、タキシードの村井&軽部アナ(フジテレビ)。
女性はバラバラでもそれなりに見えるのだが、男性は…。「最初はタキシード」とか、打ち合わせた方がよかったかも…と思った。

オープニングは、川崎麻世「STARLIGHT EXPRESS」を。彼はワールドツアーのメンバーに日本人で唯一選ばれた…らしい。その時のエピソードも話してくれて面白かったが、この曲は、ちょっといただけなかった。(持ち歌ではなかったらしい)
川崎は、そのほか、「王様と私」より「Shall We Dance?」(星奈とデュエット)、「レ・ミゼラブル」よりベジャールのナンバーを1曲(ごめんなさい、レミゼには疎いの)を歌った。だんだん力を発揮していく感じで、最後は熱唱だった。でも、歌にムラがあるのか、ちゃんとリハーサルをしてないのか、全体的にあまり好感は持てなかった。

パクトンハは、まず、和音美桜(宝塚歌劇団)と、「WEST SIDE STORY」より「Tonight」をデュエット。彼のトニーはちょっと持ち味じゃないような気もするが、歌はとても綺麗なデュエットだった。宝塚の生徒さんにあまりスキンシップをしないようにね!(忠告)
ルドルフに続いてトニーをされると、大空さんと芸歴がかぶってしまうね。
また、「アスペクツ・オブ・ラブ」より「ラブ・チェンジズ・エブリシング」を熱唱してくれた。
この人は熱いのね~。常に。顔の雰囲気や演じる熱さは、実は川崎とかぶっているような気がする。でも川崎はバリトンだから役はかぶらないんだろうなぁ。(あ、パクはテノールね。)
それに、歌いながら常に女性に迫っているようなオーラを感じる。この辺が、韓国人の表現なのかなぁ。あ、そうそう、パクさんは、「韓流」の仲間にされることは、本意ではないようです。5年前に来日しているから、昨今のブームとは関係ないと、強調していた。
(売れてるからって、ちょこちょこ出稼ぎに来る俳優兼歌手のみなさんとは違って、向こうでの仕事をたたんで日本に来ているっていう、退路を断った心意気を区別してほしいのだろう、と思った。)

曾我泰久は、大鳥れいとのデュエットで「もう恋などしない」(アパートの鍵貸します)を。「アパート…」は、薔薇座から観ているので、感慨深い。当時、シャーリー・マクレーンの役は戸田恵子が演じた。日本演劇史上に残る名演だった…と私は思っている。曾我が演じたのは、5年くらい前かな?相手役は石野真子だった。これもキュートないい演技。出演者は少ないが、とてもおしゃれなミュージカルだ。音楽はバート・バカラックらしい。(ミュージカルタイトルは「Promises,Promises」だが、両公演とも馴染みのある映画と同タイトルで上演している。)
ほかに、「レ・ミゼラブル」のマリウスの歌を。

村井国夫は、終始タキシードで、トークも面白かった。和音ちゃんを気に入ったらしく、でもジェンヌだから…と、髪にキスしていた。ちょっとリラックスしすぎな気もしたが…。(観客の前では、ある程度びしっとしているべき。こっちは高い料金払っているんだし。)ま、村井のおかげで、ゆりちゃんや和音ちゃんの可愛い笑顔が見られたのも事実だけどね。
「魅惑の宵」(「南太平洋」上演の時、一路の相手役が滝田栄だったことがお気に召さなかったらしい。やりたかったそうです。)、和音を伴っての「スペインの雨」(「My Fair Lady」)、そして、「見果てぬ夢」(「ラマンチャの男」)を堂々と熱唱していた。
「レ・ミゼラブル」のオーディションに出るまでは、ミュージカルとは縁がなかったそうで、その経験が今に繋がっていると力説していた。今では有名俳優もオーディションに出るのが当たり前の世の中になったが、「レ・ミゼ」の初演の頃って、落ちた場合の俳優生命みたいなことまで考えて受ける…とか、かなり必死なものがあったらしい。
オーディションも入社試験も、受かれば優秀、落ちたらダメというのではなくて、要は、需要と供給のマッチングの問題だ…ということなんだと思うが、日本人はすぐ優劣で語りたがるからね。

男性が少ないので、今日は、女性陣のファッションについても書いておきたい。
たーたん、衣装のセンスが最悪…。
まだ、女性に戻って間がないのはわかる。…が、たーたんは、ブラで胸の形を整えないとダメな人だと思う。まず…男役としてはとても便利だったと思う大きさ。そして、まだ、年寄りというには早すぎる(オバサンと言ってしまうのも可哀想な可愛らしさが彼女にはある)のに、垂れている…(ゴメンナサイ)そして、谷間が出来ないくらい、離れている。なのに、胸元が大きく開いたドレスばかり着ていた。セクシーじゃないから、それ。お願い、やめてください。
お化粧も…うーん…でした。

一方、服のセンスはたーたんに近いものはありながら、なんだか、着こなしが違うのが、ゆりちゃん。胸が小さいことをわかっていて、そっちの露出には注意している。そのかわり背中の露出は大胆&健康的なお色気があって…(でもかなりドキドキするけど…)

あと、今陽子のフィナーレの衣装はなんと言っていいやら…。露出なんてものじゃないし、それに、お肉がたぷたぷいってる身体を見せられると…なんというか…うーむ…。
その身体で、パクトンハに迫る姿は、(イケメンが好きなようで…)ちょっと寒かった。
自戒の念もこめて、おばさんは、やはり、やりすぎてはいけないようだ。