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「JAZZYな妖精たち」「REVUE OF DREAMS」雑感 [┣宝塚観劇]

初日からまだ日が経っていないのに、2回目の観劇。今日は、いつもお世話になってるMちゃんとの観劇。Mちゃんとは、好みのスターさんがほぼ一緒。いつもお世話になってます。
今日は、雑感っていう感じでとりとめもなく書いていきたい。でも話の内容に踏み込むと底なし沼なので、そこだけは触れないことにする。

「JAZZYな妖精たち」(作・演出:谷正純)

☆開演前のトップさんのご挨拶。ここは各スターさんの特色があって、面白いな~と思うところ。瀬奈さんの挨拶は、明るく可愛い。録音テープなのに、口が回っていないところもご愛嬌。「17場」の「NANA」や、「清川知己」の「TOMOMI」が上手に発音できていない。今度、聞いてみてください。可愛いですよ。

アイリッシュダンスは、ケルトの民が海を渡る場面を象徴的に表しているらしい。つまりアイルランド人のアメリカ移民を表現したダンスなんだ~。
ここはフォーメーションが本当に綺麗。トップコンビのデュエットダンスのバック壇上で、きりやんが歌っている。そこにあいあいが現れ、下の袖から祐飛さんとたまこちゃんが登場して、壇上から下りてくる二人と組んで踊る。そういう細かい組み合わせも含めて、このフォーメーションは好き。
祐飛さんとあいあいのダンスも、息があってて素敵
だな、と思います。祐飛さんってデュエットダンスの時、ずっと娘役さんを見てるんですよね。だから娘役さんが自分を見てくれた時、必ずすぐに目を合わせて微笑んであげられるそこがいいなぁ~と思ってます。
で、祐飛さんの、「腰に手を当てテイクバック」(Rさま命名)は、トップコンビ登場前の最初の男役群舞で堪能できますので、ここだけはオペラを外してしっかりと見てしてください。

☆NYの場面は、衣装が…「ダンディズム!」で凹む。だいたい最初の「ダニー・ボーイ」とか言いながらJAZZ風に歌ってるらしい瀬奈さんの歌が……(以下自粛)
それにしても、この色彩、どうなんだろうか?
大空さんは、ファン時代が長いせいか、ソフト帽をかぶっている場面でも、2階席から絶対に顔が見えるんですよね。この自己演出が魅力です。

☆ショーみたいなオープニングからドラマに入っていく手法は「1914」に同じ。谷先生、殺しに飽きてお手軽ドラマに転向?
緑の衣装のアイリッシュ男女が、なにやら歌っている。「ひねくれたドラマの開幕」とかなんとか…。これはひねくれたドラマだったんだろうか?

☆パトリック登場前にバイオリンの衝撃的なソロ。谷先生、さすが巨匠植田先生の弟子ですねー。パトリックの声「シャノン・マクニール先生」→シャノンびっくり→バイオリン音楽→パトリック登場みたいな流れ。
これは東京用演出。

☆妖精たちの衣装は、谷先生の「白夜伝説」(花ちゃんのミーミルとともに、まさに宝塚の伝説となった紫苑・白城コンビのお披露目公演)の転用もあって懐かしい。これは北欧の妖精伝説だったので主役はオーディンとフレイアだった。妖精チームは花ちゃんを含め、みんな黄色い衣装だった。国によって妖精のカラーが違うのだろうか?

☆パトリックに顔を見られながらも会場を脱出し、銀橋で歌う余裕まであったウォルター。なぜかその後、街中で撃たれているが…なぜ?警官隊が追ってきて彼を撃ったのかと思ったが、プログラムでは「何者かに狙撃される」と書いてある。こ…これは一体なんなのか?
しかも、この場所は「貧民街・ヘルズ・キッチン」だそうですよ。貧民街にしては、みんな貧しそうじゃないなぁ。ホテルの従業員も慇懃無礼だしー(笑)

☆港湾労働者へビラ配りをしているシャノン@病気。このビラはどこから手に入れたのだろうか?選挙事務所だとしたら、運動員が誰もシャノンを知らないのはおかしい。一番ありがちなのが、ロージーが臨時の運動員として配るためにもらってきて、実は面倒になって配らなかったっていう展開?

☆このドラマ、呼ばれていなくても苗字が書いてある人がいる。オサリバンのように苗字で呼ばれている人でも、ちゃんと名前があったり。サラ(夏河ゆら)はフィッツジェラルド姓。あら…スコットの親戚かしら?
ちなみにマクニールやマクガバンのようにMcで始まる苗字や、オサリバンやオブライエンのようにO’で始まる苗字は、それだけでアイルランド系ということらしい。
苗字の始まりは「●●の息子」=「●●一族」みたいなものなんだろう…と、各国の苗字を見て思うのだが、どこかでMc●●っていうのは「●●の息子」っていう意味だと読んだ記憶がある。英語だとロバートソンとかジャクソンとかの「son」に相当するものかな?O’は、「of」の略かしら?

☆絶対に泣いてしまう場面は、シャノンの語る太ったピーターパンの話。大人になっても信じ続けるよ!っていうあたりできゅん!ときてしまいます。msさんもご一緒でしたね。

グランド・レビュー「REVUE OF DREAMS」(作・演出:中村一徳)

☆ショーで感じたのは、最強月娘軍団が、彩乃かなみを得て、さらに強さを増したということかな?月組の特徴は、「強いしっかり娘にヘタレな男」なのではないか、と、密かに思っているのだが、それが増した気がする。
月娘は、強くて可愛い。東京では、フジコ嬢(紫水梗華)も戻って来て、さらに逞しくなった。そんな月娘にぴったりのショーなので、楽しいのだと思う。

☆最強トップ娘役、彩乃かなみ嬢の強みは、なんといっても緩急自在なあの歌声だ。娘役贔屓の私だけれど、中でも声に柔らかい丸みのある娘役さんは一番のお気に入り。かなみちゃんの声質は、かつての星組トップ娘役さん白城あやか嬢を思い出させる。
あやちゃんは、歌がめちゃくちゃ上手いわけではなかったが、声が丸く柔らかくて、情感があってとても好きだった。かなみちゃんは、さらに歌が上手いのだから、まさに鬼に金棒

☆祐飛さんと組んでいる娘役さん、今回一番印象に残っているのは、組長の夏河さんですね。中詰で組んでいるのですが、顔の距離が近い、近い。ガンガン踊っているゆらさんに一歩も引かず、ぶつかり合うように踊っている祐飛さんが力強くて感動します。そして、強烈な笑顔とウィンク。組長から男役度を試されているようで、緊張する、でも、気持ちいい場面だったりします。
みっぽーちゃん(美鳳あや)と踊る場面は、二人の身長差が微笑ましい。身長はあんまり合ってないけど、本当に綺麗に踊ってくれる相手役さんなので、この場面も綺麗だなぁと思って眺めています。

☆フィナーレの羽と総スパンは、ようやく慣れました。何回見ても、きりやんと同じ大きさ・厚みにしか見えないけど、そうじゃない説は、どこから来るんでしょうねー。


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ms

夜野さま
ご報告ありがとうございます。
Jazzyの涙ポイントが同じでとっても嬉しいです。あの時のかなみんの声が可愛すぎてもう~~
確かにショーは娘役さんのほうが押していますね。ふじこちゃんの復活が本当に嬉しいです、いつも私も探してしまいます。
そしてゆらさんへのウィンクは壮絶ですよね。ご覧になられて何よりでした。
角度によって見えないので。(涙)
こうやって読んでいますとまた観に行きたくなります・・・
by ms (2005-11-23 20:12) 

夜野愉美

msさま
コメントありがとうございます。
ゆらさんへのウィンクは角度次第なんですね。毎回、しっかり堪能したいと思います。
by 夜野愉美 (2005-11-23 21:30) 

あけちゃん

私も!私も!あの娘役さんをみる「お兄さん」のユウヒさんの視線が好きです♪
しかし、手を挙げる~シーン本当にオペラロックだと気が付かないのですよね。ちゃんと見ないと(多分、この調子だと、フリが間違っていても遅れていても気が付かないんでしょうね。ファンって幸せです。笑)
by あけちゃん (2005-11-23 22:53) 

夜野愉美

あけちゃん
「お兄さん」視線…なるほど。でも、それゆらさんにも?(笑)
オペラロックオンだけで芝居が終われば、何も気づかずに終われるかも…台詞は聞こえるから無理ですね。
by 夜野愉美 (2005-11-24 00:27) 

R

夜野さま!これたまりません!ツボりました。
>組長から男役度を試されているようで
「今日のウィンクはイロケが足りない!」とかコメントされちゃったりして。
毎回組長と真剣勝負!研14試験(笑)
【腰に手を当てテイクバック】(私命名ですか?嬉)、次回こそ見たいです。
そしてそして【ひねくれたドラマの~】、私も観るたび「どこがひねくれてるの?」
と突っ込みながら見てました(笑)
by R (2005-11-24 23:27) 

夜野愉美

Rさま
毎回組長と真剣勝負ですか?(爆)
素敵じゃないですか~。ぜひ勝利していただきたいものです。
ドラマがひねくれている…というよりは、ひねくれた人が多いドラマかも。(ティモちゃんを筆頭に)
楽しいコメント、ありがとうございました。
by 夜野愉美 (2005-11-25 00:48) 

またたび

夜野愉美様、初めまして、またたびと申します。
リンクをたどってこちらにお邪魔致しました。
祐飛さんへの深い洞察力、愛に溢れた文章に大変感激ました。
「ソフト帽をかぶっている場面でも、2階席から絶対に顔が見える」と言う一節にもの凄く共感し、我慢できずに書き込みさせて頂きました。
本当に男役14年の積み重ねから身に着けたあの絶妙な角度、私もいつも上手いなぁ、と見惚れております。

これからも楽しみに拝見させて頂きます。
またお邪魔しますね。
by またたび (2006-03-31 13:06) 

夜野愉美

またたびさま
コメントありがとうございます。
随分と懐かしい記事へのコメントで、とても嬉しかったです。
さて、もの凄く共感していただいた、上記コメントですが、その後、お茶会の席で、司会の方がそのように振ってくださったんですね。2階席からもステキなお顔が見えますと。
そしたら、「え、心外だな~」と、ご本人、おっしゃって…。どうも、顔が見えることを考えてかぶっているのではないようです。ちょっとショックでした。でも、自分がステキに見える角度を研究なさっているのは、間違いないと思っております。
これに懲りず(笑)また、あそびにいらしてくださいませ。
by 夜野愉美 (2006-03-31 21:42) 

またたび

そ、そうでしたか・・・?
ご本人様がお茶会でそのような事をおっしゃってましたか(^_^;)。
いや、絶対に鏡の前でしっかり研究されてらっしゃると思います、私も(笑)。
祐飛さんはソフト帽やタバコなどの小道具(?)の扱いが本当にお上手ですよね。
THE LAST PARTYのローラとの場面でタバコをくわえて「ブラボー!」と言う所、東京では一回ぐらいしか観られなくてとても残念でした。
次回公演はどのような感じになるのでしょうか?
また夜野さまのご報告、楽しみにしています。
by またたび (2006-04-01 00:22) 

夜野愉美

またたびさま
「ブラボー!」…そうでしたっけ?
東京では、「オレは蝶」のところでタバコをくわえてる喋るのがかっこいいなぁー、って思っていたから、「ブラボー!」は未チェックだったかも。
今回の公演は、小道具が多くて大変だったと思いますが、本当にちょっとした使い方もセンスがよくて、ステキだなーと思えるシーンが多かったです。
(その一方、フットボールの場面がなんとなく…だったり、かわいいことも多かったですが)
by 夜野愉美 (2006-04-01 22:13) 

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