浅ましいことをした末には…。

死んだ人のものを根こそぎ持っていったとか。何したわけでもないのに、自分が一番のように振舞って、分けてあげるべき人に分けずに持っていった末には、「なるほど」こんなことが起こるのか、というお話が2つほどある。

これを思い出すたびに、それなりの覚悟は必要で、品のないことをしちゃいけんなと思う。私の教訓。

ある人から聞いた話である。

そのある人のお父さんはお金の問題で兄弟と絶縁状態になったという。それはなぜかというと、やはり相続で兄弟ともめたんだそうだ。そのとき、そのお父さんは欲がない人で、何ももらえなかったのだという。結局、世の中、強欲で、ごり押しした奴が勝つんだなって、その人は思ったと回想していた。

 

その顚末なのだが、お金をぶんどった兄弟はそのあと不幸続きで、なんと30歳を過ぎたばかりの子どもが死んでしまったのだという。また子どもは結婚したものの、離婚してしまったり、奥さんが亡くなったりだとか…。とても気の毒なことが連続して起こったのだそうだ。

 

一方、お金では大損をしたお父さんは、子どもたちはみんな結婚をし、孫にも恵まれ、入院したときには多くの友人たちがやってきて交互にお見舞いをしてくれたりと、いい晩年を過ごしていたという。

 

 

私の親戚のなかにもそんな人がいる。

 

独り者の伯母が亡くなったとき、たまたまその伯母も罪作りなのだが、遺言書に叔父にも頼むという文言を書き記していたのだ。ろくに面倒をみていなかった叔父である。ただし、たまたま親戚のなかでも近くに暮らしていたということがあった。それよりももっと近くに住んでいた叔母がほとんど、その亡くなった伯母の面倒をみていたのに。

その遺言書を見て、狂喜乱舞したかどうかは知らないが、現金（預貯金）で遺されたお金をほとんど持っていってしまった。

指輪やらなにやらも、一瞬ではあったが叔父の奥さんが持っていってしまったらしいのであるが、それは誰かにとがめられたらしく、そうっとタンスの引き出しに戻っていたんだそう……。

 

そしてその顚末である。

 

やはりであるが、兄弟・姉妹と絶縁状態となり、誰もどうしているかわからないようになってしまった。そして風の噂で耳にしたことは、叔父夫婦2人とも脳梗塞か脳卒中で倒れ、闘病中らしい。

 

後に叔父はなぜそんなにお金に執着して伯母のお金を持っていってしまったのか、その原因を知ったが、それは叔父は自分の退職金で息子にマンションを買ったんだそうだ。カッコをつけて。老後資金も潤沢と思ったのかもしれないけれど。

 

 

ま～、それでも幸せと思うのならば、それでいいんだけれどね。

 

どうやら強欲をかいた暁には、家族が被害をこうむるということがあるらしいと。

 

ちょっぴりオカルト話だけれど、正負の法則って奴なんだろうなと思う。

 

以上、私の教訓。

 

 

欲をかいちゃいかんね。

 

これは、なぜか私の手元にも届いた伯母の形見。 

 

 

 

 

でもさ、本音を言えばお金がたくさん欲しい。そうしたら、寄付したいところがいっぱいあるのだ。支援したいところがいっぱいある。投資したいところがいっぱいある。そういうためにも使えるお金がたくさん欲しい。キレイゴトのようにも聞こえるかもしれないけどさ。寄付や投資と考えると、目の前が（私の場合は）開けてくるような、希望が膨らむような気がするもんでね。

あ～マハラジャになりたいわ（笑）

 

 

おしまい。

コメント 3

正負の法則・・・自分にもいっぱいあります。
1000円拾って、ネコババしたら、お財布丸ごと落としたとか・・・＾＾；
なので・・・人からなにか思いがけずというか、なぜ？　というちょっと引っかかる物を貰うのは、おそろし～です。

でもね、母の兄嫁・・・昔から体弱いって、家事もさっぱりやらず・・・母がお金を出した土地に無断で家を建てて住んでいながら・・・でも、とってもピンピンして長生きしているのです。なのに母ってば・・・あんな風で。
時々、不公平だな～って思うことがあります。

きれいな石です・・・アメジストでしょうか？
by (2007-11-06 23:08) 

toroさん、こんにちは。
先日はコメントをありがとうございます。
そのときは得をしたつもりでも、因果は回る糸車、というところですか、恐ろしいですね。

母の納骨も終わり、ほっとしております。
伯母さまの形見、とてもきれいですね。
私には母の水晶の数珠が宝物です。
by びあんこ (2007-11-07 15:52) 

*こぎんさま*
きっとお母様の兄嫁さんは、それなりに何かあると思いますよー。
最期はとっても悲しいものになるとか…。
反対にうちの母なんかは転職を何回もし、借金したりして、娘の私から
見れば「もうっ何やってんの！」という感じでしたが、彼女にしてみれば、
苦労しまくりだったと思うんです。
ところが最期は皆に支えられて、本当によかったなあ～と実感するもの
でしたし、苦労した分、報われたのかなと。
終わりよければすべてよし、みたいな＾＾；

石はアメジストかな？なぜか、私のところに来る宝石は、色のついたのが
多いですねー。ガーネットとか。

*びあんこさま*
いろいろとお疲れ様です。
因果は巡るんですよね、きっと。そう考えると、何をやるにしても覚悟して
行わなければいけないなと思います。

うちの母も水晶の数珠を持っていて、姉に「あなたが持っていなさい」
と渡しました＾＾　持っているべき人に持っていてもらいたい物ですね。

そういうのもちゃんと考えたいです。
by toro (2007-11-08 09:51)