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梅雨の晴れ間。 [みる‐ミタリヨンダリ‐。]

                     


これは風車
読んだのは【火車】・・・ばきゃあ!!


宮部さんの初読
すっごく女性的だと思った

ただね
読むのが遅すぎた感が
15年も前の作品で経済小説
今に通ずる所はありますが
出版された当初に読むべきだったと

もっとリアルに
多重債務の恐ろしさを感じられたはず


それを差し引いても
心理描写は秀逸


交通事故の被害者、加害者
債務者、債権者
『この状況に陥ったのは、“本人”が悪いからだ』

それで片付けられるの?

誰にでも起こりうる事
それを避けるには?

避けられない事だってある


かと言って
“新城喬子”のした事(したであろう事)は間違っている
哀しい境遇ではあるけれど



んんん
ミステリでフェードアウトな終わり方は
好きじゃないです


火車

火車

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 文庫




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コメント 2

sknys

こにゃさん、こんばんは。
今まで一度も姿を現わさなかった真犯人が最後に登場する
‥‥『火車』のラスト・シーンは執筆前に決まっていたようです。

カード破産から逃れようと他人に成り替ったら!
‥‥という皮肉なオチが最初に明かされる。
このミステリが魅力的なのは「変身願望」を満たしてくれるから?

バブル経済は弾けても、バブル的な世界観から未だに抜け出せない
人間や企業が巷に溢れている。
保険金殺人、オレオレ詐欺、耐震強度擬装マンション、
杜撰なセキュリティ(安全対策)、羊頭狗肉食品‥‥。

《死体をバラバラにする目的は、倒錯的な趣味があるなどのケースを除けば、ほぼ2つに限られる。1つは遺体の身元を判明しにくくするためであり、もう1つは処分を容易にするためだ。後者の理由があるために、バラバラ殺人には、案外女性が多い。》

次は『クロスファイアー』、それとも『スナーク狩り』?
『水車館の殺人』(綾辻行人)もありますが^^;
by sknys (2007-06-24 00:16) 

こにゃ

☆sknysサマ☆ こんばんわっ^^
読みましたよ~♪

「騙されるほうが悪いのだ」
先週終わったテレビドラマ『ライアーゲーム』
ステージは違うけど、同じテーマだったのね?!

女流作家の緻密な人間描写、特に女性。
同姓だからこそあるある・・・と、共感できる部分も多々あって。

真犯人から真実が語られる事なく終わる・・・・。
以前読んだ『柔らかな頬』(桐野夏生)他の作品も読む気が
起こらなくなる読後感。駄目だった^^;
うぅぅ。好みの問題ですよね。

今度はスカッとするのが良いな。単純なので(笑)
『クロスファイア』面白そうですね♪
SFも久々です^^
by こにゃ (2007-06-25 23:29) 

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