梅雨の晴れ間。 [みる‐ミタリヨンダリ‐。]
これは風車
読んだのは【火車】・・・ばきゃあ!!
宮部さんの初読
すっごく女性的だと思った
ただね
読むのが遅すぎた感が
15年も前の作品で経済小説
今に通ずる所はありますが
出版された当初に読むべきだったと
もっとリアルに
多重債務の恐ろしさを感じられたはず
それを差し引いても
心理描写は秀逸
交通事故の被害者、加害者
債務者、債権者
『この状況に陥ったのは、“本人”が悪いからだ』
それで片付けられるの?
誰にでも起こりうる事
それを避けるには?
避けられない事だってある
かと言って
“新城喬子”のした事(したであろう事)は間違っている
哀しい境遇ではあるけれど
んんん
ミステリでフェードアウトな終わり方は
好きじゃないです
こにゃさん、こんばんは。
今まで一度も姿を現わさなかった真犯人が最後に登場する
‥‥『火車』のラスト・シーンは執筆前に決まっていたようです。
カード破産から逃れようと他人に成り替ったら!
‥‥という皮肉なオチが最初に明かされる。
このミステリが魅力的なのは「変身願望」を満たしてくれるから?
バブル経済は弾けても、バブル的な世界観から未だに抜け出せない
人間や企業が巷に溢れている。
保険金殺人、オレオレ詐欺、耐震強度擬装マンション、
杜撰なセキュリティ(安全対策)、羊頭狗肉食品‥‥。
《死体をバラバラにする目的は、倒錯的な趣味があるなどのケースを除けば、ほぼ2つに限られる。1つは遺体の身元を判明しにくくするためであり、もう1つは処分を容易にするためだ。後者の理由があるために、バラバラ殺人には、案外女性が多い。》
次は『クロスファイアー』、それとも『スナーク狩り』?
『水車館の殺人』(綾辻行人)もありますが^^;
by sknys (2007-06-24 00:16)
☆sknysサマ☆ こんばんわっ^^
読みましたよ~♪
「騙されるほうが悪いのだ」
先週終わったテレビドラマ『ライアーゲーム』
ステージは違うけど、同じテーマだったのね?!
女流作家の緻密な人間描写、特に女性。
同姓だからこそあるある・・・と、共感できる部分も多々あって。
真犯人から真実が語られる事なく終わる・・・・。
以前読んだ『柔らかな頬』(桐野夏生)他の作品も読む気が
起こらなくなる読後感。駄目だった^^;
うぅぅ。好みの問題ですよね。
今度はスカッとするのが良いな。単純なので(笑)
『クロスファイア』面白そうですね♪
SFも久々です^^
by こにゃ (2007-06-25 23:29)